Microsoft Azure Network Engineer Associate参考書
Azure のネットワーク設計・実装・運用を学ぶアソシエイト資格(AZ-700)。
Microsoft Azure Network Engineer Associate(AZ-700)について
Microsoft Azure Network Engineer Associate(AZ-700)は、Microsoft が提供するアソシエイトレベルの認定資格です。このページでは、試験範囲を全 5 章・13 節の参考書として体系的に解説し、本番形式の練習問題で理解度を確認できます。下の章一覧から順に読み進め、「問題集で演習する」で実力を試すのが効率的な学習の流れです。
試験で問われる分野(出題範囲の目安)
- コアネットワークインフラの設計・実装(ルーティングを含む)約 24%
- 接続(ハイブリッド)サービスの設計・実装・管理約 24%
- アプリケーション配信サービスの設計・実装約 23%
- ネットワークの保護と監視約 19%
- Azure サービスへのプライベートアクセスの設計・実装約 10%
配点は本番試験の目安です。各分野は下の章・節で詳しく解説しています。
公式の試験情報:https://learn.microsoft.com/en-us/credentials/certifications/resources/study-guides/az-700
1コアネットワークインフラの設計・実装
- 1.1仮想ネットワーク(VNet)とサブネット
Azure ネットワークの土台である 仮想ネットワーク(VNet) とサブネット、アドレス空間(CIDR)、VNet ピアリングを理解します。AZ-700 の「コアネットワークインフラ」の出発点です。
- 1.2Azure の名前解決(DNS)
Azure の パブリック DNS(公開ドメインのホスティング)、プライベート DNS ゾーン(VNet 内の名前解決)、Azure 提供の既定の名前解決を理解します。名前からアドレスへの解決はネットワークの基礎です。
- 1.3負荷分散(Load Balancer・App Gateway・Front Door)
トラフィックを複数のバックエンドに振り分ける Azure の負荷分散サービス——Azure Load Balancer(L4)・Application Gateway(L7・リージョン内)・Front Door(L7・グローバル)・Traffic Manager(DNS ベース)——の使い分けを理解します。
2ハイブリッドネットワークの設計・実装・管理
- 2.1VPN Gateway によるサイト間/P2S 接続
オンプレミスや個々のクライアントを Azure に暗号化トンネルで接続する VPN Gateway を理解します。サイト間(S2S)・ポイント対サイト(P2S)・VNet 間の接続方式が AZ-700 のハイブリッドネットワークの基礎です。
- 2.2ExpressRoute によるプライベート接続
インターネットを介さず、専用のプライベート接続でオンプレと Azure を結ぶ ExpressRoute を理解します。高帯域・低遅延・安定が必要な企業接続で VPN と使い分けます。
- 2.3Virtual WAN による大規模ネットワーク
多数の拠点・VNet・リモートユーザーを Microsoft のバックボーンで束ねて一元管理する Azure Virtual WAN を理解します。ハブ&スポークを大規模に運用するためのマネージドサービスです。
3ルーティングの設計・実装
- 3.1システムルートとユーザー定義ルート(UDR)
Azure が自動で用意する システムルート と、それを上書きする ユーザー定義ルート(UDR)、適用先を束ねる ルートテーブル を理解します。トラフィックの「次のホップ」を制御するのがルーティングの基本です。
- 3.2NVA・サービスチェイニング・強制トンネリング
ファイアウォール等の ネットワーク仮想アプライアンス(NVA) を経由させる サービスチェイニング、外向き通信をオンプレ経由に強制する 強制トンネリング、ハブ&スポークでのゲートウェイ共有を理解します。UDR を使った実践的なトラフィック制御です。
- 3.3BGP とルートの伝播
オンプレと Azure 間で経路を動的に交換する BGP、VPN/ExpressRoute でのルート伝播、経路選択の優先順位を理解します。動的ルーティングにより、手動の経路設定を減らせます。
4ネットワークの保護と監視
- 4.1ネットワークの保護(NSG・Firewall・WAF・DDoS)
ネットワークエンジニアの視点で、NSG/ASG(L3/L4 のフィルタ)・Azure Firewall(集中ステートフル)・WAF(L7 防御)・DDoS Protection(ボリューム型緩和)を多層で組み合わせる設計を理解します。
- 4.2Network Watcher によるネットワーク監視
ネットワークの可視化・診断を担う Azure Network Watcher を理解します。接続モニター・NSG 診断(フローログ)・IP フロー検証・ネクストホップ などの診断ツールでトラブルシュートを行います。
5Azure サービスへのプライベートアクセスの設計・実装
- 5.1Private Link とプライベートエンドポイント
PaaS(Storage・SQL など)への接続を VNet 内のプライベート IPに閉じる Azure Private Link と プライベートエンドポイント、そして名前解決を支える プライベート DNS ゾーン を理解します。公開経路を使わずに PaaS へ接続するのが目的です。
- 5.2サービスエンドポイントとの使い分け
PaaS へのアクセスを VNet 経由に最適化する サービスエンドポイント と、プライベート IP を付与する プライベートエンドポイント の違いと使い分けを理解します。また自作サービスを Private Link で提供する Private Link Service にも触れます。

