Microsoft Cloud and AI Security Engineer参考書
クラウドと AI ワークロードのエンドツーエンドのセキュリティ制御を実装する(SC-500、AZ-500 後継)。
Microsoft Cloud and AI Security Engineer(SC-500)について
Microsoft Cloud and AI Security Engineer(SC-500)は、Microsoft が提供するアソシエイトレベルの認定資格です。このページでは、試験範囲を全 4 章・12 節の参考書として体系的に解説し、本番形式の練習問題で理解度を確認できます。下の章一覧から順に読み進め、「問題集で演習する」で実力を試すのが効率的な学習の流れです。
試験で問われる分野(出題範囲の目安)
- ID・アクセス・ガバナンスの管理約 22%
- ストレージ・データベース・ネットワークの保護約 28%
- コンピュートの保護(AI セキュリティを含む)約 25%
- セキュリティ態勢の管理と監視約 25%
配点は本番試験の目安です。各分野は下の章・節で詳しく解説しています。
公式の試験情報:https://learn.microsoft.com/en-us/credentials/certifications/resources/study-guides/sc-500
1ID・アクセス・ガバナンスの管理
- 1.1Microsoft Entra ID によるアクセスの保護
SC-500 の土台となる ID 保護を学びます。特権 ID 管理(PIM)、条件付きアクセス、多要素認証(MFA)とパスワードレス、アプリケーション ID(エンタープライズ アプリ/アプリ登録)と OAuth の同意管理、そして Azure リソース用のマネージド ID を、「最小特権」と「ゼロトラスト」の観点で実装します。
- 1.2Azure Key Vault によるシークレットとキーの保護
シークレット・キー・証明書を安全に保管する Azure Key Vault を、デプロイ、アクセスモデル(RBAC とアクセスポリシー)、ネットワーク制限(ファイアウォール/プライベートエンドポイント)、キー/シークレット/証明書の管理、そして Defender CSPM のシークレットスキャンと Defender for Key Vault による脅威検知の観点で学びます。
- 1.3ガバナンスによるセキュリティとコンプライアンスの強制
Azure Policy(組み込み/カスタム定義)による制御の強制、Microsoft Defender for Cloud による規制コンプライアンス評価とセキュリティ標準・推奨事項、リソースロック、組み込み/カスタムロールの管理と過剰特権の是正(RBAC)、Azure Backup のセキュリティ機能、そして IaC によるセキュリティ制御の実装を学びます。
2ストレージ・データベース・ネットワークの保護
- 2.1ストレージとデータベースの保護
ストレージアカウントのセキュリティ(ファイアウォール規則・アクセスポリシー・Defender for Storage)と、Azure SQL のプラットフォームレベルのセキュリティ(認証・ネットワーク・監査・Defender for Databases)を、データ保護の多層防御の観点で学びます。
- 2.2Azure ネットワークアクセスの制御
ネットワークセキュリティグループ(NSG)とアプリケーションセキュリティグループ(ASG)、Azure Virtual Network Manager によるネットワークアクセスポリシー、Virtual WAN と VPN のセキュリティ、Microsoft Entra Private Access、そしてプライベートエンドポイントと Private Link サービスによる PaaS の保護を学びます。
- 2.3Azure Firewall と有効なセキュリティ規則の評価
Azure Firewall による集中的なトラフィック検査・保護(アプリケーション/ネットワーク規則、脅威インテリジェンス、DNAT、Firewall ポリシー)と、Azure Network Watcher 診断を使った有効なセキュリティ規則の評価・トラブルシュートを学びます。
3コンピュートの保護(AI セキュリティを含む)
- 3.1AI ソリューションのセキュリティ
SC-500 が AZ-500 から大きく拡張した領域です。SharePoint のデータ過剰露出の特定、Microsoft Purview DSPM による Copilot・AI アプリのリスク把握、Copilot Studio エージェントのリアルタイム保護、Microsoft Entra Agent ID の条件付きアクセスとブラスト半径分析、Microsoft Foundry の AI Gateway とガードレール、Defender for Cloud の Defender for AI と「データと AI のセキュリティ」ダッシュボードを学びます。
- 3.2サーバーと仮想マシンのセキュリティ
ディスク暗号化、Azure Bastion、ジャストインタイム(JIT)VM アクセス、Azure Arc によるハイブリッド/マルチクラウドへの拡張、Defender for Servers(脆弱性スキャン・EDR・エージェントレススキャン)、そしてセキュアブート/vTPM/整合性監視と Azure Machine Configuration を学びます。
- 3.3アプリケーション プラットフォーム サービスのセキュリティ
コンテナワークロードの保護(Defender for Containers)、AKS・Azure Container Registry・Container Instances/Apps のセキュリティ制御、Azure Functions・Logic Apps・App Service の保護、Web Application Firewall、そして API Management によるバックエンド API 保護を学びます。
4セキュリティ態勢の管理と監視
- 4.1Defender for Cloud によるセキュリティ態勢管理
Defender CSPM によるリスクの特定、セキュリティフレームワークへの準拠評価、ワークロード保護プランの有効化、ハイブリッド/マルチクラウド(AWS・GCP)の接続、Azure VM の Defender 脆弱性管理、External Attack Surface Management(EASM)による未保護資産の発見を学びます。
- 4.2Microsoft Sentinel によるイベント収集と自動対応
クラウドネイティブな SIEM/SOAR である Microsoft Sentinel のワークスペースとロール、コンテンツハブ、データコネクタ、Syslog/CEF と Windows セキュリティイベント(データ収集規則・WEF)、カスタムログテーブル、オートメーション規則とプレイブック、データ保持、そして Defender XDR での Purview 監査クエリを学びます。
- 4.3Microsoft Security Copilot
セキュリティ運用に生成 AI を活用する Microsoft Security Copilot のワークスペース構成、権限とロールの管理、プラグインの有効化と構成、Microsoft エージェントおよび Security Store エージェントの有効化と構成を学びます。

