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第3章 · コンピュートの保護(AI セキュリティを含む)·v1.1.0·更新 2026/6/11·読了目安 約15分

変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。SC-500 第3章を新規作成(ドメイン3「コンピュートの保護」: AI セキュリティ=SharePoint 過剰露出/Purview DSPM for AI/Copilot Studio リアルタイム保護/Entra Agent ID・条件付きアクセス/Defender XDR ブラスト半径/APIM AI Gateway・Foundry ガードレール/Defender for AI・データ&AI ダッシュボード、サーバー/VM=Bastion・JIT/ディスク暗号化・信頼された起動/Defender for Servers・エージェントレス/Azure Arc/Machine Configuration、アプリ基盤=Defender for Containers/ACR・AKS/App Service・Functions・Logic Apps/WAF・API Management)

3.2サーバーと仮想マシンのセキュリティ

この節の要点

ディスク暗号化、Azure Bastion、ジャストインタイム(JIT)VM アクセス、Azure Arc によるハイブリッド/マルチクラウドへの拡張、Defender for Servers(脆弱性スキャン・EDR・エージェントレススキャン)、そしてセキュアブート/vTPM/整合性監視と Azure Machine Configuration を学びます。

IaaS の VM やオンプレ/他クラウドのサーバーは、依然として攻撃対象です。守る観点は「管理アクセスを安全に(Bastion/JIT)→ ディスクを暗号化 → OS の整合性を担保(信頼された起動)→ 脆弱性と脅威を継続検知(Defender for Servers)→ 構成を強制(Machine Configuration)→ ハイブリッド/マルチクラウドへ拡張(Arc)」です。

3.2.1安全な管理アクセス:Bastion と JIT

Azure Bastion は、VM にパブリック IP や開いた RDP/SSH ポートを持たせずに、ブラウザ経由で安全にリモート接続できるマネージドサービスです。ジャストインタイム(JIT)VM アクセス(Defender for Servers の機能)は、管理ポートを普段は閉じておき、要求時に限られた時間・送信元だけ開放します。両者を組み合わせると「常時開いた管理ポート」をなくせます。

3.2.2ディスク暗号化と信頼された起動

VM のディスクは Azure Disk Encryption(ADE)プラットフォーム/顧客管理キー(CMK)による保存時暗号化で保護します。さらに 信頼された起動(Trusted Launch) は、セキュアブート(署名されたブートローダーのみ起動)、仮想 TPM(vTPM)(鍵や測定値の保護)、整合性監視(ブート整合性の検証)を提供し、ルートキットやブートレベルのマルウェアを防ぎます。これらは VM の セキュリティの種類(security type) として構成します。

3.2.3Defender for Servers と Azure Arc

Microsoft Defender for Servers は、VM の脆弱性スキャン(Defender Vulnerability Management)EDR(エンドポイントの検出と対応=Defender for Endpoint 統合)、エージェントを入れずに行う エージェントレス スキャン を提供します。これを Azure Arc でオンボードすれば、オンプレや AWS/GCP のサーバー(ハイブリッド/マルチクラウド)にも同じ保護を拡張できます(Arc はそれらを Azure リソースとして扱えるようにする橋渡し)。構成のドリフトは Azure Machine Configuration(旧ゲスト構成)でコード化して強制します。

目的機能要点
管理ポートを開けずに接続Azure Bastionパブリック IP/開いた RDP-SSH 不要
管理ポートを必要時だけ開放JIT VM アクセス時間/送信元を限定(Defender for Servers)
ブートレベルの保護信頼された起動(セキュアブート/vTPM/整合性監視)ルートキット対策・security type で設定
脆弱性と脅威の継続検知Defender for Servers(脆弱性管理/EDR/エージェントレス)ワークロード保護プラン
オンプレ/他クラウドへ拡張Azure Arcハイブリッド/マルチクラウドを Azure 管理下に
構成ドリフトの強制Azure Machine Configurationゲスト OS 設定をコード化・監査/適用
注意

混同に注意:
Bastion(管理ポートを開けずに接続する経路)JIT(必要時だけ管理ポートを一時開放)——目的が補完的。
ディスク暗号化(保存時データ)信頼された起動(ブート整合性・ルートキット対策)
Defender for Servers(VM の脆弱性/脅威)Azure Arc(管理対象をオンプレ/他クラウドへ拡張する橋渡し)は別物。

試験ポイント

要件 → 機能」:例「VM にパブリック IP を持たせず安全に RDP」=Bastion、「管理ポートを普段閉じ要求時のみ開放」=JIT、「ルートキットを防ぐブート保護」=信頼された起動、「オンプレ/AWS のサーバーにも Defender 保護を拡張」=Azure Arc、「ゲスト OS の設定を強制」=Machine Configuration。

Bastion と JIT による安全な管理アクセス、ディスク暗号化と信頼された起動、Defender for Servers と Azure Arc を表した図。
サーバー/VM の保護

3.2.4この節のまとめ

  • 管理アクセスは Bastion+JIT で「常時開いたポート」を排除
  • ディスク暗号化(保存時)+信頼された起動(セキュアブート/vTPM/整合性監視)でブートまで保護
  • Defender for Servers(脆弱性/EDR/エージェントレス)を Azure Arc でハイブリッド/マルチクラウドへ拡張。Machine Configuration で構成強制

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. VM にパブリック IP や開いた RDP/SSH ポートを持たせずに、ブラウザ経由で安全にリモート接続するためのサービスはどれですか?

Q2. 管理ポートを普段は閉じておき、要求時に限られた時間・送信元のみ開放する Defender for Servers の機能はどれですか?

Q3. オンプレミスや AWS/GCP のサーバーを Azure の管理下に置き、Defender for Servers の保護を拡張するために使うのはどれですか?

Q4. セキュアブート・仮想 TPM(vTPM)・整合性監視によってブートレベルのマルウェアやルートキットを防ぐ VM の機能はどれですか?

Q5. VM にエージェントを導入せずに脆弱性やマルウェアをスキャンする Defender for Servers の機能はどれですか?

Q6. ゲスト OS の構成設定をコード化して監査・適用し、構成ドリフトを強制的に是正するのはどれですか?

理解度を確認第3章「コンピュートの保護(AI セキュリティを含む)」の問題を解く