変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。SC-500 第3章を新規作成(ドメイン3「コンピュートの保護」: AI セキュリティ=SharePoint 過剰露出/Purview DSPM for AI/Copilot Studio リアルタイム保護/Entra Agent ID・条件付きアクセス/Defender XDR ブラスト半径/APIM AI Gateway・Foundry ガードレール/Defender for AI・データ&AI ダッシュボード、サーバー/VM=Bastion・JIT/ディスク暗号化・信頼された起動/Defender for Servers・エージェントレス/Azure Arc/Machine Configuration、アプリ基盤=Defender for Containers/ACR・AKS/App Service・Functions・Logic Apps/WAF・API Management)
3.2サーバーと仮想マシンのセキュリティ
ディスク暗号化、Azure Bastion、ジャストインタイム(JIT)VM アクセス、Azure Arc によるハイブリッド/マルチクラウドへの拡張、Defender for Servers(脆弱性スキャン・EDR・エージェントレススキャン)、そしてセキュアブート/vTPM/整合性監視と Azure Machine Configuration を学びます。
IaaS の VM やオンプレ/他クラウドのサーバーは、依然として攻撃対象です。守る観点は「管理アクセスを安全に(Bastion/JIT)→ ディスクを暗号化 → OS の整合性を担保(信頼された起動)→ 脆弱性と脅威を継続検知(Defender for Servers)→ 構成を強制(Machine Configuration)→ ハイブリッド/マルチクラウドへ拡張(Arc)」です。
3.2.1安全な管理アクセス:Bastion と JIT
Azure Bastion は、VM にパブリック IP や開いた RDP/SSH ポートを持たせずに、ブラウザ経由で安全にリモート接続できるマネージドサービスです。ジャストインタイム(JIT)VM アクセス(Defender for Servers の機能)は、管理ポートを普段は閉じておき、要求時に限られた時間・送信元だけ開放します。両者を組み合わせると「常時開いた管理ポート」をなくせます。
3.2.2ディスク暗号化と信頼された起動
VM のディスクは Azure Disk Encryption(ADE) やプラットフォーム/顧客管理キー(CMK)による保存時暗号化で保護します。さらに 信頼された起動(Trusted Launch) は、セキュアブート(署名されたブートローダーのみ起動)、仮想 TPM(vTPM)(鍵や測定値の保護)、整合性監視(ブート整合性の検証)を提供し、ルートキットやブートレベルのマルウェアを防ぎます。これらは VM の セキュリティの種類(security type) として構成します。
3.2.3Defender for Servers と Azure Arc
Microsoft Defender for Servers は、VM の脆弱性スキャン(Defender Vulnerability Management)、EDR(エンドポイントの検出と対応=Defender for Endpoint 統合)、エージェントを入れずに行う エージェントレス スキャン を提供します。これを Azure Arc でオンボードすれば、オンプレや AWS/GCP のサーバー(ハイブリッド/マルチクラウド)にも同じ保護を拡張できます(Arc はそれらを Azure リソースとして扱えるようにする橋渡し)。構成のドリフトは Azure Machine Configuration(旧ゲスト構成)でコード化して強制します。
| 目的 | 機能 | 要点 |
|---|---|---|
| 管理ポートを開けずに接続 | Azure Bastion | パブリック IP/開いた RDP-SSH 不要 |
| 管理ポートを必要時だけ開放 | JIT VM アクセス | 時間/送信元を限定(Defender for Servers) |
| ブートレベルの保護 | 信頼された起動(セキュアブート/vTPM/整合性監視) | ルートキット対策・security type で設定 |
| 脆弱性と脅威の継続検知 | Defender for Servers(脆弱性管理/EDR/エージェントレス) | ワークロード保護プラン |
| オンプレ/他クラウドへ拡張 | Azure Arc | ハイブリッド/マルチクラウドを Azure 管理下に |
| 構成ドリフトの強制 | Azure Machine Configuration | ゲスト OS 設定をコード化・監査/適用 |
混同に注意:
①Bastion(管理ポートを開けずに接続する経路)とJIT(必要時だけ管理ポートを一時開放)——目的が補完的。
②ディスク暗号化(保存時データ)と信頼された起動(ブート整合性・ルートキット対策)。
③Defender for Servers(VM の脆弱性/脅威)とAzure Arc(管理対象をオンプレ/他クラウドへ拡張する橋渡し)は別物。
「要件 → 機能」:例「VM にパブリック IP を持たせず安全に RDP」=Bastion、「管理ポートを普段閉じ要求時のみ開放」=JIT、「ルートキットを防ぐブート保護」=信頼された起動、「オンプレ/AWS のサーバーにも Defender 保護を拡張」=Azure Arc、「ゲスト OS の設定を強制」=Machine Configuration。
3.2.4この節のまとめ
- 管理アクセスは Bastion+JIT で「常時開いたポート」を排除
- ディスク暗号化(保存時)+信頼された起動(セキュアブート/vTPM/整合性監視)でブートまで保護
- Defender for Servers(脆弱性/EDR/エージェントレス)を Azure Arc でハイブリッド/マルチクラウドへ拡張。Machine Configuration で構成強制
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. VM にパブリック IP や開いた RDP/SSH ポートを持たせずに、ブラウザ経由で安全にリモート接続するためのサービスはどれですか?
Q2. 管理ポートを普段は閉じておき、要求時に限られた時間・送信元のみ開放する Defender for Servers の機能はどれですか?
Q3. オンプレミスや AWS/GCP のサーバーを Azure の管理下に置き、Defender for Servers の保護を拡張するために使うのはどれですか?
Q4. セキュアブート・仮想 TPM(vTPM)・整合性監視によってブートレベルのマルウェアやルートキットを防ぐ VM の機能はどれですか?
Q5. VM にエージェントを導入せずに脆弱性やマルウェアをスキャンする Defender for Servers の機能はどれですか?
Q6. ゲスト OS の構成設定をコード化して監査・適用し、構成ドリフトを強制的に是正するのはどれですか?

