Instiq

Google Cloud Professional Cloud Architect参考書

Google Cloud で拡張性・可用性・セキュリティに優れたソリューションを設計・管理するプロフェッショナル資格(Professional Cloud Architect)。

Google Cloud Professional Cloud Architect(GCP-PCA)について

Google Cloud Professional Cloud Architect(GCP-PCA)は、Google Cloud が提供するプロフェッショナル・エキスパートレベルの認定資格です。このページでは、試験範囲を全 6 章・12 節の参考書として体系的に解説し、本番形式の練習問題で理解度を確認できます。下の章一覧から順に読み進め、「問題集で演習する」で実力を試すのが効率的な学習の流れです。

試験で問われる分野(出題範囲の目安)

  • クラウドソリューションアーキテクチャの設計と計画約 35%
  • ソリューションインフラの管理とプロビジョニング約 30%
  • セキュリティとコンプライアンスの設計約 20%
  • 技術プロセスとビジネスプロセスの分析と最適化約 15%

配点は本番試験の目安です。各分野は下の章・節で詳しく解説しています。

公式の試験情報:https://cloud.google.com/learn/certification/cloud-architect

1クラウドソリューションの設計

  • 1.1要件からアーキテクチャへ

    ビジネス要件と技術要件を引き出し、それを Google Cloud のアーキテクチャへ落とし込む考え方、リソース階層(組織→フォルダ→プロジェクト)の設計、ステークホルダーの期待やコンプライアンス制約の反映、そして成功指標(KPI/SLO)に基づく設計判断を理解します。

  • 1.2コンピュート・ストレージ・データの選択

    ユースケースに応じた Google Cloud のコンピュート(Compute Engine・GKE・Cloud Run・Cloud Functions)の使い分け、ストレージ(Cloud Storage のクラス・Persistent Disk・Filestore)、そしてデータベース(Cloud SQL・Spanner・Firestore・Bigtable・BigQuery)の選択基準を理解します。

2可用性・スケーラビリティと移行の設計

  • 2.1高可用性・スケーラビリティ・災害復旧の設計

    ゾーン/リージョン/マルチリージョンの可用性レベル、マネージドインスタンスグループ(MIG)やオートスケーリングによる弾力性、ロードバランサーによるトラフィック分散、そして RTO/RPO に基づく災害復旧戦略(バックアップ&リストア・ウォーム/ホットスタンバイ)の設計を理解します。

  • 2.2移行とハイブリッド・マルチクラウドの計画

    移行戦略(リフト&シフト・改善して移行・リファクタリング)の選択、移行ツール(Migrate to Virtual Machines・Database Migration Service・Storage Transfer Service・Transfer Appliance)、ハイブリッド/マルチクラウド接続(Cloud VPN・Cloud Interconnect)、そして段階的移行の計画を理解します。

3インフラの管理とプロビジョニング

  • 3.1Infrastructure as Code によるプロビジョニング

    Infrastructure as Code(Terraform・Infrastructure Manager)による再現可能なプロビジョニング、状態管理とモジュール化、CI/CD への組み込み、そして手作業(クリックオプス)を避けて一貫性とレビュー可能性を得る考え方を理解します。

  • 3.2ネットワークの構成(VPC・ロードバランサー・接続)

    VPC とサブネット・ファイアウォールルールの設計、共有 VPC による集中管理、Cloud Load Balancing の種類(グローバル/リージョン・L7/L4)、Cloud NAT による外向き通信、そして Private Google Access や VPC Service Controls による安全な接続を理解します。

4コンピュート・データの構成と運用

  • 4.1コンピュートとコンテナの構成

    Compute Engine のマシンタイプ・MIG・インスタンステンプレート、GKE の Autopilot/Standard とノードプール・ワークロード、Cloud Run のリビジョンとトラフィック分割、そしてスポット VM や確約利用割引によるコスト効率の構成を理解します。

  • 4.2データの構成と運用・監視

    マネージドデータベース(Cloud SQL の高可用性構成・リードレプリカ、Spanner のスケール)の構成、Cloud Storage のライフサイクルとアクセス制御、そして Cloud Monitoring・Cloud Logging・アラートによる運用と、SLO に基づく信頼性管理を理解します。

5セキュリティとコンプライアンスの設計

  • 5.1IAM・最小権限と組織の統制

    IAM による最小権限の設計(基本ロール回避・事前定義/カスタムロール)、サービスアカウントと Workload Identity Federation、組織ポリシーによる制約の強制、そしてリソース階層に沿った権限継承とガードレールの設計を理解します。

  • 5.2データ保護とコンプライアンス

    保存時/転送時の暗号化と鍵管理(GMEK・CMEK・CSEK・Cloud KMS)、機微データの発見と保護(Sensitive Data Protection / Cloud DLP)、データ所在地と主権、そして Assured Workloads や監査ログによる規制対応を理解します。

6プロセスの分析と最適化

  • 6.1コスト最適化とビジネスプロセスの整合

    コスト可視化(請求レポート・予算とアラート)、最適化手段(確約利用割引・スポット VM・Active Assist の推奨・ライフサイクル)、リソースのラベルによる配賦、そしてビジネス目標・KPI との整合とステークホルダー要件の継続的な見直しを理解します。

  • 6.2技術プロセスの最適化(SRE・CI/CD・変更管理)

    サイト信頼性エンジニアリング(SLI/SLO/エラーバジェット)の運用、CI/CD による安全なデリバリーとデプロイ戦略(カナリア・ブルー/グリーン・ロールバック)、インシデント対応と事後分析(ポストモーテム)、そしてチーム間の連携と意思決定の最適化を理解します。