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第1章 · クラウドソリューションの設計·v1.0.0·更新 2026/6/15·読了目安 約16分

変更要約: Professional Cloud Architect 第1章を新規作成(ドメイン1「設計と計画」前半: 要件からアーキテクチャ=ビジネス/技術要件・リソース階層・組織ポリシー・KPI/SLO、コンピュート/ストレージ/データの選択=CE/GKE/Cloud Run/Functions・Cloud Storage/PD/Filestore・Cloud SQL/Spanner/Firestore/Bigtable/BigQuery)。

1.1要件からアーキテクチャへ

この節の要点

ビジネス要件と技術要件を引き出し、それを Google Cloud のアーキテクチャへ落とし込む考え方、リソース階層(組織→フォルダ→プロジェクト)の設計、ステークホルダーの期待やコンプライアンス制約の反映、そして成功指標(KPI/SLO)に基づく設計判断を理解します。

Professional Cloud Architect は、ビジネスの目標を Google Cloud 上の堅牢なアーキテクチャへ翻訳する役割です。最初の仕事は、技術ではなく 要件を正しく捉えることです。要件を取り違えると、後段の設計がすべてずれます。

1.1.1ビジネス要件と技術要件

アーキテクトはまず ビジネス要件(コスト削減、市場投入の速さ、可用性目標、規制対応など)と 技術要件(性能、スケーラビリティ、レイテンシ、移行制約など)を引き出します。これらを 成功指標KPISLO)として定量化し、設計上のトレードオフ(コスト対可用性、速度対統制)を判断する基準にします。「要件→指標→設計判断」の流れが、Architect の問題でくり返し問われます。

1.1.2リソース階層とプロジェクト設計

Google Cloud の統制は リソース階層組織フォルダプロジェクト→リソース)に沿います。プロジェクトは課金と権限の基本単位で、ポリシー(IAM や 組織ポリシー)は階層に沿って継承されます。環境(本番/開発)や部門でフォルダ/プロジェクトを分け、最小権限とコンプライアンス境界を設計します。「環境/部門の分離=フォルダ・プロジェクト」「一貫したルールの強制=組織ポリシーの継承」と結びます。

試験ポイント

要件 → 設計」が頻出。例:「市場投入を最速に」=マネージド/サーバーレス寄り、「厳しい規制」=データ所在地・組織ポリシー・コンプライアンス境界、「本番と開発を分離」=フォルダ/プロジェクト分割、「全社一貫の制約」=組織ポリシーの継承、「目標を定量化」=KPI/SLO。

注意

混同に注意:
プロジェクトは課金/権限の基本単位で、安易に1つに詰め込まない。
組織ポリシーは IAM の許可とは別(制約の強制)。
③要件はビジネスと技術の両面を捉える(片方だけだと最適解を外す)。

ビジネス/技術要件→KPI/SLO→設計判断の流れと、組織→フォルダ→プロジェクトのリソース階層・組織ポリシー継承を示す図。
要件を設計へ翻訳

1.1.3この節のまとめ

  • ビジネス要件と技術要件を引き出し、KPI/SLO として定量化して設計判断の基準にする
  • リソース階層=組織→フォルダ→プロジェクト。プロジェクトは課金/権限の基本単位
  • 環境/部門の分離はフォルダ/プロジェクト、一貫した制約は組織ポリシーの継承で

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. アーキテクチャ設計の最初に最も重視すべきものはどれですか?

Q2. Google Cloud で課金と権限の基本単位となるのはどれですか?

Q3. 本番環境と開発環境を分離し、環境ごとに異なるポリシーを継承させたい。最も適した方法はどれですか?

Q4. 設計上のトレードオフ(コスト対可用性など)を判断する基準として最も適切なものはどれですか?

Q5. 組織ポリシーと IAM の関係として正しいものはどれですか?

Q6. 「市場投入の速さ」を最優先するビジネス要件に対し、設計の方向性として最も適切なのはどれですか?

理解度を確認第1章「クラウドソリューションの設計」の問題を解く