変更要約: Professional Cloud Architect 第5章を新規作成(ドメイン3「セキュリティとコンプライアンス」: IAM/最小権限/組織統制=基本ロール回避/事前定義・カスタム/グループ・サービスアカウント/Workload Identity Federation・組織ポリシー/ガードレール、データ保護とコンプライアンス=GMEK/CMEK/CSEK/Cloud KMS/Cloud EKM・Sensitive Data Protection/Cloud DLP・データ所在地・Assured Workloads/Cloud Audit Logs/VPC Service Controls)。
5.1IAM・最小権限と組織の統制
IAM による最小権限の設計(基本ロール回避・事前定義/カスタムロール)、サービスアカウントと Workload Identity Federation、組織ポリシーによる制約の強制、そしてリソース階層に沿った権限継承とガードレールの設計を理解します。
セキュリティの出発点は 「誰が何にアクセスできるか」の統制です。Architect は IAM と 組織ポリシーで、最小権限と一貫したガードレールを設計します。
5.1.1IAM と最小権限
IAM は「誰(メンバー)に・どのロール(権限)を・どのリソースで」許可するかを定めます。広範すぎる 基本ロール(オーナー/編集者/閲覧者)は避け、用途に合う 事前定義ロールや、必要な権限だけを集めた カスタムロール を 最小権限 で付与します。権限は グループ単位で与えると管理しやすくなります。アプリやワークロードには サービスアカウントを使い、外部 ID からは鍵を配らず Workload Identity Federation で安全に連携します。「人もアプリも最小権限」「鍵配布を避ける=Workload Identity Federation」を押さえます。
5.1.2組織ポリシーとガードレール
組織ポリシーは、リソース階層に沿って制約を強制します(例:特定リージョン以外でのリソース作成を禁止、外部 IP の付与を禁止)。これは IAM の「許可」とは別の「ガードレール(やってはいけないことの強制)」です。組織→フォルダ→プロジェクトの階層で継承され、全社一貫のルールを上位でまとめて効かせられます。「全社一貫の制約=組織ポリシー(継承)」「許可は IAM、禁止/制約は組織ポリシー」と結びます。
「要件 → 手段」が頻出。例:「最小権限で閲覧だけ」=事前定義/カスタムロール、「アプリに権限」=サービスアカウント、「外部 ID から鍵なしで連携」=Workload Identity Federation、「特定リージョン以外で作成禁止」=組織ポリシー、「権限をまとめて管理」=グループへの付与。
混同に注意:
①基本ロールは広すぎる=原則 事前定義/カスタムで最小権限。
②IAM(許可)と組織ポリシー(制約の強制)は別レイヤー。
③サービスアカウント鍵の配布は避け、可能なら Workload Identity Federation / 短期credential。
組織の ID 基盤は Cloud Identity(ユーザー/グループ/デバイスの一元管理・SSO)で、Google Workspace と同じ ID をクラウドの権限に結び付けます。セキュリティ態勢は Security Command Center で一元的に可視化し、設定ミス・脆弱性・脅威を検出してリスクを優先度付けします。
5.1.3この節のまとめ
- IAM は最小権限:基本ロールを避け事前定義/カスタムを、権限はグループで管理
- アプリはサービスアカウント、外部 ID は Workload Identity Federation(鍵配布回避)
- 組織ポリシーは制約を階層継承で強制(許可の IAM とは別レイヤー)
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. データセットに閲覧だけを最小権限で許可したい。最も適したロールはどれですか?
Q2. 特定リージョン以外でのリソース作成を組織全体で禁止したい。使うのはどれですか?
Q3. アプリケーションやワークロードに権限を与える主体として最も適切なのはどれですか?
Q4. 外部 ID(他クラウドやオンプレ)から、サービスアカウント鍵を配らずに安全に連携したい。使うのはどれですか?
Q5. IAM と組織ポリシーの関係として正しいものはどれですか?
Q6. 多数のユーザーへの権限付与を管理しやすくしたい。最も適した方法はどれですか?

