Microsoft Azure Security Engineer Associate参考書
Azure のセキュリティ実装・運用を学ぶアソシエイト資格(AZ-500)。
Microsoft Azure Security Engineer Associate(AZ-500)について
Microsoft Azure Security Engineer Associate(AZ-500)は、Microsoft が提供するアソシエイトレベルの認定資格です。このページでは、試験範囲を全 4 章・12 節の参考書として体系的に解説し、本番形式の練習問題で理解度を確認できます。下の章一覧から順に読み進め、「問題集で演習する」で実力を試すのが効率的な学習の流れです。
試験で問われる分野(出題範囲の目安)
- ID とアクセスの管理約 28%
- ネットワークセキュリティの保護約 23%
- コンピュート・ストレージ・データベースの保護約 22%
- セキュリティ運用の管理約 27%
配点は本番試験の目安です。各分野は下の章・節で詳しく解説しています。
※ この試験は2026-08-31 に提供終了予定です(後継:SC-500)。
公式の試験情報:https://learn.microsoft.com/en-us/credentials/certifications/resources/study-guides/az-500
1ID とアクセスの管理
- 1.1Microsoft Entra ID による ID 管理
Azure のセキュリティの起点である Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)を理解します。テナント/ユーザー/グループ、ハイブリッド ID(同期)、外部 ID(B2B、および顧客向けは Microsoft Entra External ID。旧 Azure AD B2C は 2025 年 5 月以降 新規テナント作成を終了)といった、認証と ID 管理の基礎が AZ-500 の「ID とアクセスの管理」の出発点です。
- 1.2多要素認証と条件付きアクセス
パスワードだけに頼らない 多要素認証(MFA) と、サインインの状況(ユーザー・場所・デバイス・リスク)に応じてアクセスを制御する 条件付きアクセス を理解します。ゼロトラストの中核となる仕組みです。
- 1.3RBAC と特権 ID 管理(PIM)
「誰が何をできるか」を定める ロールベースアクセス制御(RBAC) と、強力な権限を必要なときだけ一時的に有効化する 特権 ID 管理(PIM) を理解します。最小権限の原則を支える仕組みです。
2ネットワークセキュリティの保護
- 2.1NSG と ASG によるトラフィック制御
サブネットや NIC のレベルで通信を許可/拒否する ネットワークセキュリティグループ(NSG) と、VM をアプリの役割でグループ化する アプリケーションセキュリティグループ(ASG) を理解します。仮想ネットワーク内の通信を最小限に絞る基礎です。
- 2.2Azure Firewall と安全な管理アクセス
VNet 全体の通信を集中管理する Azure Firewall、公開 IP なしに VM へ安全に接続する Azure Bastion、送信を 1 つの IP に集約する NAT ゲートウェイ を理解します。境界の防御と安全な運用アクセスの基礎です。
- 2.3WAF と DDoS による公開アプリの保護
インターネット公開アプリを守る Web Application Firewall(WAF) と DDoS Protection、そしてサービスへの接続を VNet 内に閉じる プライベートエンドポイント を理解します。L7 の攻撃やボリューム型攻撃から守る仕組みです。
3コンピュート・ストレージ・データベースの保護
- 3.1Key Vault と暗号化
キー・シークレット・証明書を安全に保管する Azure Key Vault と、保存データの暗号化(保存時暗号化)の基礎を理解します。マネージド ID と組み合わせ、資格情報をコードに持たない安全な構成が AZ-500 の中核です。
- 3.2ストレージとデータベースの保護
ストレージアカウントのアクセス制御(SAS・キー無効化・Entra 認可)とネットワーク制限、Azure SQL の 認証・ファイアウォール・透過的データ暗号化(TDE)・Always Encrypted を理解します。データ層を多層で守ります。
- 3.3コンピュートの保護と Defender for Cloud
VM の安全な運用(Just-In-Time VM アクセス・ディスク暗号化・更新管理)と、クラウド全体のセキュリティ態勢を可視化・強化する Microsoft Defender for Cloud(セキュアスコア・ワークロード保護)を理解します。
4セキュリティ運用の管理
- 4.1ログ・監視とセキュリティアラート
セキュリティ運用の土台となる Azure Monitor・Log Analytics ワークスペース・診断設定 を理解します。何が起きたかを記録し、必要なログを集約・分析・保持することが、検知と調査の前提です。
- 4.2Microsoft Sentinel(SIEM / SOAR)
クラウドネイティブな SIEM(セキュリティ情報イベント管理) かつ SOAR(自動対応) である Microsoft Sentinel を理解します。データコネクタで広く収集し、分析ルールで脅威を検知、プレイブックで自動対応します。
- 4.3ガバナンスとコンプライアンス
組織のルールを技術的に強制する Azure Policy、設定の雛形をまとめて適用する Azure Blueprints(※非推奨で 2026 年 7 月に廃止予定。後継は Azure Deployment Stacks+Azure Policy)、規制基準への適合を可視化する Defender for Cloud の 規制コンプライアンス を理解します。大規模環境を一貫して安全に保ちます。

