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第1章 · ID とアクセスの管理·v2.0.0·更新 2026/6/28·読了目安 約9分

変更要約: AZ-500 第1章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

1.3RBAC と特権 ID 管理(PIM)

この節の要点

「誰が何をできるか」を定める ロールベースアクセス制御(RBAC) と、強力な権限を必要なときだけ一時的に有効化する 特権 ID 管理(PIM) を理解します。最小権限の原則を支える仕組みです。

認証(誰か)の次は認可(何ができるか)です。Azure では RBAC でロールをスコープに割り当て、強力な管理者権限は PIM で必要なときだけ昇格させて最小権限を守ります。

1.3.1RBAC と PIM

RBAC の割り当てがセキュリティプリンシパル(ユーザー/グループ/サービスプリンシパル)+ロール定義(許可される操作)+スコープ(管理グループ/サブスクリプション/リソースグループ/リソース)の三要素から成ることを示し、PIM が必要なときだけ役割を一時昇格(承認・期限・監査つき)する Just-In-Time を添えた図。
RBAC の3要素と PIM の JIT 昇格
  • RBAC の割り当てプリンシパル(誰)+ロール(何を)+スコープ(どこで) の3要素。
  • スコープ:管理グループ→サブスクリプション→リソースグループ→リソースの順に継承される。
  • 最小権限:必要最小限のロールを、必要最小限のスコープに割り当てる。
  • PIM:所有者やグローバル管理者などの強い権限を必要なときだけ一時昇格(承認・期限・監査つき)する。
試験ポイント

「誰が何をできるか=RBAC(プリンシパル+ロール+スコープ)」「強い権限を常時持たせず必要時だけ昇格=PIM の JIT」「最小権限=必要なロールを必要なスコープに」 は AZ-500 で頻出です。RBAC は Azure リソースの認可、Entra ロールはディレクトリの認可です。

認可は「最小権限を、必要なときだけ」が原則です。Azure RBAC の割り当ては プリンシパル(誰)+ロール定義(何を)+スコープ(どこで) の3要素で、スコープは 管理グループ→サブスクリプション→リソースグループ→リソース の順に継承します。代表ロールは 閲覧者(読み取り)、共同作成者(作成/変更だがアクセス管理=ロール付与は不可)、所有者(全権+アクセス管理)、ユーザーアクセス管理者(権限管理のみ)。組み込みで足りなければ カスタムロール。明示的な 拒否割り当て は許可に優先します。PIM(Privileged Identity Management・P2) は所有者やグローバル管理者などの強い権限を 対象(eligible) にしておき、必要時のみ 承認・期限・MFA・監査つきで一時昇格(Just-In-Time) させ、アクセスレビュー で棚卸しします。RBAC(Azure リソースの認可)と Entra ディレクトリロール(テナント/ID 管理)は別レイヤー。判断軸は「誰が何をどこで=RBAC」「常時付与せず必要時だけ=PIM」「読み取り=閲覧者/作る・変える=共同作成者/権限まで=所有者」。

やりたいこと使うもの
読み取りのみ許可閲覧者(Reader)
作成/変更(権限付与は不可)共同作成者(Contributor)
全権+アクセス管理所有者(Owner)
強い権限を必要時だけPIM(JIT 昇格・P2)

シナリオ:運用担当に普段は閲覧のみ、緊急時だけ所有者権限を与えたい。 普段は 閲覧者を割り当て、所有者は PIM で対象(eligible)に設定。緊急時に 承認+MFA+数時間の期限で一時昇格し、操作は 監査ログに残す。割り当てスコープは最小(対象リソースグループ)にし、四半期ごとに アクセスレビューで棚卸し。常設の所有者/グローバル管理者は最小限にします。

補足

Q. 誰が何をどこで? RBAC(プリンシパル+ロール+スコープ)。Q. 読み取りだけ? 閲覧者。Q. 作る/変えるが権限付与は不可? 共同作成者。Q. 全権+アクセス管理? 所有者。Q. 常設せず必要時だけ強権限? PIM(JIT・P2)。Q. RBAC と Entra ロールの違い? リソース認可 vs ディレクトリ管理。

補足

ひっかけ:
共同作成者はロール付与(アクセス管理)ができない——それは所有者/ユーザーアクセス管理者。
②スコープは継承するので広すぎる上位割り当ては過剰権限——最小スコープで。
③PIM は P2 が必要。
④拒否割り当ては許可に優先。

注意

グローバル管理者や所有者を常時多数のユーザーに割り当てるのは危険です。PIM で対象(eligible)にしておき、必要なときだけ昇格させましょう。

1.3.2この節のまとめ

  • RBAC=プリンシパル+ロール+スコープ(継承あり)
  • PIM=必要なときだけ一時昇格(最小権限)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Azure リソースに対する「誰が・何を・どのスコープでできるか」を定める認可の仕組みはどれですか?

Q2. 強力な管理者ロールを常時付与せず、必要なときだけ承認・期限付きで一時昇格させたい。何を使いますか?

Q3. RBAC のスコープとして正しい継承順(広い→狭い)はどれですか?

理解度を確認第1章「ID とアクセスの管理」の問題を解く