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第4章 · セキュリティ運用の管理·v2.0.0·更新 2026/6/28·読了目安 約9分

変更要約: AZ-500 第4章を深掘り(図ja化・比較表/シナリオ/FAQ/ひっかけ/深掘り段落を全節に追加)

4.1ログ・監視とセキュリティアラート

この節の要点

セキュリティ運用の土台となる Azure MonitorLog Analytics ワークスペース診断設定 を理解します。何が起きたかを記録し、必要なログを集約・分析・保持することが、検知と調査の前提です。

攻撃を検知し調査するには、まず「何が起きたか」の記録が必要です。Azure では 診断設定 で各リソースのログを Log Analytics ワークスペース に集約し、分析します。

4.1.1ログの集約と分析

リソース(VM/ストレージ/SQL/NSG など)とアクティビティログ・Entra サインインログが診断設定を通じて Log Analytics ワークスペースに集約され、Azure Monitor が KQL クエリで分析しメトリックアラートやログアラートを発報、アクショングループで通知する流れを示した図。
ログの集約・分析・アラート
  • Log Analytics ワークスペース:ログを集約・保持し、KQL(Kusto クエリ言語)で分析する基盤。
  • 診断設定:各リソースのログ/メトリックをワークスペースやストレージ、Event Hub へ送る設定。
  • アクティビティログ:サブスクリプションでの操作(誰が何を変更したか)を記録する。
  • アラート:メトリックやログのクエリ条件で発報し、アクショングループで通知/自動対応する。
試験ポイント

「ログを集約し KQL で分析=Log Analytics ワークスペース」「リソースのログ送付先を決める=診断設定」「誰が何を変更したか=アクティビティログ」「条件で発報し通知=アラート+アクショングループ」 は AZ-500 で頻出です。Sentinel もこのワークスペース上で動きます。

補足

Entra ID のサインインログや監査ログも診断設定で Log Analytics へ送れます。ID 関連の調査に役立ちます。

診断設定の送付先は 3 つに使い分けます。Log Analytics ワークスペース は KQL でのクエリ・アラート・Sentinel 連携に、ストレージアカウント は長期保管・低コストのアーカイブに、Event Hub は外部 SIEM やリアルタイム連携への中継に向きます。ログの種類も理解が要ります。アクティビティログ は管理操作(コントロールプレーン:作成/変更/削除)、リソースログ はリソース内部の動作(データプレーン:診断設定で有効化)、メトリック は数値時系列です。アラートは メトリックアラート(しきい値)と ログ(スケジュール)アラート(KQL の結果件数)に分かれ、いずれも アクショングループ(メール・SMS・Webhook・Logic Apps・Automation Runbook)で通知や自動対応につなぎます。保持期間はワークスペースの設定(無料枠は短期、長期は アーカイブ層 や Storage へエクスポート)で管理し、監査の改ざん防止には 不変(イミュータブル)ストレージ を併用します。

送付先向く用途クエリ
Log Analytics ワークスペース分析・アラート・SentinelKQL で可能
ストレージアカウント長期保管・低コストアーカイブ直接は不可
Event Hub外部 SIEM・リアルタイム連携中継のみ
補足

シナリオ: 監査要件で「すべての操作ログを 1 年以上、改ざんできない形で保持」する必要がある。→ 分析用途は Log Analytics に送りつつ、診断設定でストレージアカウントにも出力し、不変(イミュータブル)ポリシーを設定します。リアルタイムに外部 SIEM へも渡すなら Event Hub を追加します。

補足

FAQ: Q. アクティビティログとリソースログの違いは? → A. アクティビティログは「サブスクリプションで誰が何を操作したか」(コントロールプレーン)、リソースログは「リソース内部で何が起きたか」(データプレーン)で、後者は診断設定で有効化が必要です。Q. メトリックアラートとログアラートの使い分けは? → A. CPU 等の数値しきい値はメトリックアラート、特定パターンの発生回数(KQL)はログアラートです。

注意

ひっかけ: 「診断設定をしなくてもリソースログは自動で Log Analytics に入る」は誤りです。アクティビティログは既定で見えますが、リソースログ(データプレーン)は診断設定で明示的に送付先を指定しない限り集約されません。

4.1.2この節のまとめ

  • Log Analytics=ログ集約・KQL 分析、診断設定=送付先指定
  • アラート+アクショングループ=条件で発報し通知/自動対応

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Azure の各リソースのログを集約・保持し、KQL で分析するための基盤はどれですか?

Q2. あるリソースのログを Log Analytics ワークスペースへ送るために構成するものはどれですか?

Q3. サブスクリプションで「誰がいつ何のリソースを変更したか」を確認できるログはどれですか?

理解度を確認第4章「セキュリティ運用の管理」の問題を解く

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