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第3章 · コンピュート・ストレージ・データベースの保護·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約9分

変更要約: AZ-500 第3章を深掘り(図ja化・比較表/シナリオ/FAQ/ひっかけ/深掘り段落を全節に追加)

3.3コンピュートの保護と Defender for Cloud

この節の要点

VM の安全な運用(Just-In-Time VM アクセスディスク暗号化・更新管理)と、クラウド全体のセキュリティ態勢を可視化・強化する Microsoft Defender for Cloudセキュアスコア・ワークロード保護)を理解します。

VM などのコンピュートは攻撃の足がかりになりやすいため、管理ポートを常時開けないディスクを暗号化するなどで守ります。全体の弱点は Defender for Cloud で可視化します。

3.3.1コンピュート保護と態勢管理

VM 側に Just-In-Time VM アクセス(必要時だけ管理ポートを一時開放)・Azure ディスク暗号化(OS/データディスクを暗号化)・更新管理(パッチ適用)を並べ、Microsoft Defender for Cloud がセキュアスコア(態勢の点数化と推奨事項)とワークロード保護(VM/ストレージ/SQL/コンテナの脅威検知)を提供して全体を可視化・強化する様子を示した図。
コンピュート保護と Defender for Cloud
  • Just-In-Time VM アクセス:RDP/SSH などの管理ポートを必要なときだけ一時的に開放し、普段は閉じておく。
  • ディスク暗号化Azure ディスク暗号化で OS/データディスクを暗号化する。
  • セキュアスコア:Defender for Cloud が態勢を点数化し、改善の推奨事項を提示する。
  • ワークロード保護:VM・ストレージ・SQL・コンテナなどの脅威検知(アラート)を提供する。
試験ポイント

「管理ポートを必要時だけ開放=Just-In-Time VM アクセス」「態勢の点数化と推奨=セキュアスコア(Defender for Cloud)」「VM/SQL/ストレージの脅威検知=Defender のワークロード保護」「ディスクの暗号化=Azure ディスク暗号化」 は AZ-500 で頻出です。

補足

Defender for Cloud は「無料の CSPM(態勢管理・セキュアスコア)」と「有料の Defender プラン(ワークロード保護)」に分かれます。脅威検知アラートは後者で有効になります。

セキュアスコアは セキュリティ推奨事項 の達成度から算出され、推奨は Azure Policy の組み込みイニシアティブ(Microsoft クラウド セキュリティ ベンチマーク)に基づきます。規制コンプライアンス ダッシュボードでは PCI DSS や ISO 27001 などの基準に対する適合状況を確認できます。ディスク暗号化は 2 系統あり、ゲスト OS 内で BitLocker/DM-Crypt を使う Azure Disk Encryption(ADE) と、ストレージ基盤側で透過的に暗号化する ホストでの暗号化/サーバー側暗号化(SSE) があり、いずれも CMK に対応します。脅威検知では、Defender for Cloud のアラートを Microsoft Sentinel(SIEM/SOAR)に集約して相関分析・自動対応へつなげるのが一般的な流れです。VM の構成逸脱は Machine Configuration(旧ゲスト構成) で評価し、JIT は内部的に NSG/Firewall に時間制限つきの規則を入れて実現します。

提供内容課金
CSPM(基礎)セキュアスコア・推奨事項・規制コンプライアンス無料
Defender プランワークロード別の脅威検知アラート(VM/SQL/Storage/コンテナ等)リソース従量課金
Sentinel 連携アラートの集約・相関・自動対応(SOAR)取り込み量課金
補足

シナリオ: 経営層に「クラウドの安全度」を一目で示し、SQL への不審なログインも検知したい。→ Defender for Cloud のセキュアスコアを態勢の指標として共有し、推奨事項を順に解消します。さらに Defender for SQL(有料プラン)を有効化して異常ログインや SQL インジェクションのアラートを受け、必要なら Sentinel に集約して対応を自動化します。

補足

FAQ: Q. セキュアスコアを上げるだけで安全ですか? → A. 良い指標ですが態勢(設定)の話で、実際の攻撃検知はワークロード保護(Defender プラン)が担います。両輪で考えます。Q. ADE と「ホストでの暗号化」はどちらを使う? → A. OS 内で完結させたいなら ADE、基盤側で透過的に全ディスク(一時ディスク含む)を暗号化したいならホストでの暗号化が選択肢です。

注意

ひっかけ: 「セキュアスコアが高ければ脅威検知アラートも届く」は誤りです。セキュアスコアは無料 CSPM の態勢評価で、脅威検知アラートは有料の Defender プランを有効化して初めて届きます。また「JIT は VM を完全に隔離する」も誤り(必要時に管理ポートを一時開放する仕組みで、隔離そのものではありません)。

3.3.2この節のまとめ

  • コンピュート=JIT アクセス・ディスク暗号化・更新管理
  • Defender for Cloud=セキュアスコア(態勢)+ワークロード保護(検知)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. VM の RDP/SSH ポートを普段は閉じ、必要なときだけ一時的に開放してアクセスしたい。何を使いますか?

Q2. クラウド全体のセキュリティ態勢を点数化し、改善の推奨事項を提示する Defender for Cloud の機能はどれですか?

Q3. VM・ストレージ・SQL・コンテナなどに対する脅威検知アラートを提供する Defender for Cloud の領域はどれですか?

理解度を確認第3章「コンピュート・ストレージ・データベースの保護」の問題を解く