AWS Certified Security – Specialty参考書
AWS のセキュリティを専門的に設計するスペシャリティ資格(SCS-C03、SCS-C02 後継。生成 AI のガードレールを含む)。
AWS Certified Security – Specialty(SCS-C03)について
AWS Certified Security – Specialty(SCS-C03)は、AWS が提供するスペシャリティレベルの認定資格です。このページでは、試験範囲を全 6 章・25 節の参考書として体系的に解説し、本番形式の練習問題で理解度を確認できます。下の章一覧から順に読み進め、「問題集で演習する」で実力を試すのが効率的な学習の流れです。
試験で問われる分野(出題範囲の目安)
- 検知とインシデント対応約 16%
- セキュリティのロギングと監視約 14%
- インフラストラクチャのセキュリティ(生成 AI のガードレールを含む)約 18%
- ID とアクセス管理約 20%
- データ保護約 18%
- セキュリティ基盤とガバナンス約 14%
配点は本番試験の目安です。各分野は下の章・節で詳しく解説しています。
公式の試験情報:https://docs.aws.amazon.com/aws-certification/latest/examguides/security-specialty-03.html
1脅威検知とインシデント対応
- 1.1脅威検知
脅威の検知——GuardDuty、Inspector、Macie、Detective、IAM Access Analyzer——を理解します。ログやアクティビティから脅威・脆弱性・機微データの露出を見つけます。
- 1.2検出結果の集約と自動対応
検出から対応へ——Security Hub、EventBridge、自動修復(Lambda/SSM Automation)、隔離——を理解します。検出を一元化し、機械的に素早く対処します。
- 1.3インシデント対応の準備とフォレンジック
IR の備え——プレイブック/ランブック、フォレンジック(スナップショット/隔離)、CloudTrail による証跡、侵害された資格情報の対応、最小権限の IR ロール——を理解します。事前準備で迅速・確実に対応します。
- 1.4脅威検知・インシデント対応の in-scope サービス網羅
セキュリティデータの集約・フォレンジック・障害注入・復旧制御など、脅威検知とインシデント対応に関わる SCS-C03 の出題対象サービスを総覧します。
2セキュリティのロギングと監視
- 2.1ログの収集と保護
ログの設計——CloudTrail(API 監査)、VPC フローログ、S3/サービスログ、組織証跡、ログの改ざん防止——を理解します。網羅的かつ改ざん耐性のあるログ基盤を作ります。
- 2.2監視とアラート
リアルタイム監視——CloudWatch(メトリック/ログ/アラーム)、メトリックフィルター、EventBridge、Config(構成監視)、通知——を理解します。異常を即座に検知し通知します。
- 2.3ログの分析と集中管理
ログ活用——CloudWatch Logs Insights、Athena(S3 ログ)、OpenSearch、集中ログ(クロスアカウント)、保持/ライフサイクル——を理解します。大量のログから洞察を得ます。
- 2.4セキュリティログ・モニタリングの in-scope サービス網羅
ログの長期保管・分析・可視化・通知など、セキュリティログとモニタリングに関わる SCS-C03 の出題対象サービスを総覧します。
3インフラストラクチャのセキュリティ
- 3.1ネットワーク境界の保護
VPC のセキュリティ——セキュリティグループ/NACL、サブネット分離、NAT/IGW、VPC エンドポイント(Gateway/Interface)、PrivateLink——を理解します。多層防御でネットワークを守ります。
- 3.2エッジ保護と DDoS 対策
アプリ層の防御——WAF、Shield(Standard/Advanced)、CloudFront、Route 53、Firewall Manager、Network Firewall——を理解します。L7 攻撃・DDoS からアプリを守ります。
- 3.3コンピュートとエンドポイントの保護
コンピュート防御——Systems Manager(パッチ/セッションマネージャー)、ハードニング/ゴールデン AMI、Inspector、踏み台レス(SSM 接続)、EC2 メタデータ(IMDSv2)——を理解します。インスタンスを安全に保ちます。
- 3.4生成 AI アプリケーションのセキュリティ
SCS-C03 で新たに加わった生成 AI のセキュリティを学びます。OWASP Top 10 for LLM Applications(プロンプトインジェクション・機微情報の漏えい・安全でない出力処理など)への対策、Amazon Bedrock Guardrails(コンテンツフィルタ・禁止トピック・PII マスキング・根拠付け)、Bedrock へのアクセス制御(IAM)、プロンプト/出力のデータ保護、モデル呼び出しの監査・ログを押さえます。
- 3.5インフラストラクチャセキュリティの in-scope サービス網羅
ネットワーク境界・接続・ゼロトラストアクセスなど、インフラセキュリティに関わる SCS-C03 の出題対象サービスを総覧します。
4ID とアクセス管理
- 4.1IAM ポリシーと評価ロジック
アクセス制御の核——アイデンティティ/リソースベースポリシー、明示的拒否の優先、SCP、アクセス許可境界、条件キー——を理解します。「誰が何にアクセスできるか」を正確に設計します。
- 4.2フェデレーションとクロスアカウントアクセス
一時認証とフェデレーション——IAM ロール(AssumeRole)、SAML/OIDC フェデレーション、IAM Identity Center、外部 ID(ExternalId)、STS——を理解します。長期キーを排し安全に委任します。
- 4.3最小権限の実現と監査
権限の最小化——IAM Access Analyzer、アクセスアドバイザー(最終アクセス情報)、ポリシー検証、ロールの一時化、ルートユーザー保護——を理解します。過剰な権限を継続的に削ります。
- 4.4アイデンティティ・アクセス管理の in-scope サービス網羅
ユーザー認証・ディレクトリ・認可の外部化など、IAM 領域に関わる SCS-C03 の出題対象サービスを総覧します。
5データ保護
- 5.1KMS と暗号化
保存時暗号化の核——KMS、CMK(カスタマー管理キー)、エンベロープ暗号化、キーポリシー、キーローテーション、CloudHSM——を理解します。鍵を安全に管理し、データを暗号化します。
- 5.2シークレット管理と転送時の暗号化
資格情報と通信の保護——Secrets Manager(自動ローテーション)、Parameter Store(SecureString)、TLS/ACM、証明書管理——を理解します。秘密と通信を安全に扱います。
- 5.3ストレージ・DB のデータ保護
ストアの保護——S3 暗号化(SSE-S3/SSE-KMS/DSSE)、S3 公開防止/バケットポリシー、EBS/RDS 暗号化、バックアップ保護、データライフサイクル——を理解します。データを安全に保管します。
- 5.4データ保護の in-scope サービス網羅
暗号化・証明書・バックアップ・データ転送など、データ保護に関わる SCS-C03 の出題対象サービスを総覧します。
6管理とセキュリティガバナンス
- 6.1マルチアカウントのセキュリティ統制
組織規模の統制——AWS Organizations/SCP、Control Tower、委任管理者、集中ログ/セキュリティアカウント、Firewall Manager——を理解します。複数アカウントに一貫したガードレールを課します。
- 6.2構成コンプライアンスと自動修復
継続的コンプライアンス——AWS Config(ルール/適合パック)、自動修復、Security Hub 標準、Audit Manager、Systems Manager——を理解します。準拠状態を継続評価し、逸脱を自動是正します。
- 6.3運用ガバナンスとコスト/シークレットの統制
運用面の統制——タグ戦略、Trusted Advisor、コスト異常検知、パッチ/構成のコンプライアンス、シークレットの組織管理、バックアップポリシー——を理解します。安全と運用を両立させます。
- 6.4管理・セキュリティガバナンスの in-scope サービス網羅
IaC・カタログ・コードセキュリティ・生成AIなど、管理とガバナンスに関わる SCS-C03 の出題対象サービスを総覧します。

