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第1章 · 脅威検知とインシデント対応·v2.0.0·更新 2026/6/5·読了目安 約10分

変更要約: SCS-C02 第1章を深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ・深掘り段落を各節に追加、図を日本語版に対応)

1.2検出結果の集約と自動対応

この節の要点

検出から対応へ——Security HubEventBridge自動修復(Lambda/SSM Automation)隔離——を理解します。検出を一元化し、機械的に素早く対処します。

検知したら集約と対応につなげます。Security Hub で一元化し、EventBridge から自動で修復・隔離します。

1.2.1集約と自動対応

セキュリティの検出集約と自動対応を示した図。GuardDuty/Inspector/Macie/Config の検出結果を Security Hub に一元集約・スコア化し、検出イベントを EventBridge で受けて Lambda や SSM Automation のランブックを起動、侵害された可能性のあるインスタンスを隔離(セキュリティグループ差し替え/分離 VPC)、漏洩した可能性のある認証情報を無効化/ローテーション、SNS で担当者へ通知する、検知から自動対応までのパイプラインを示した図。
集約と自動対応
  • Security Hub:複数サービスの検出結果を一元集約・スコア化し、態勢を可視化する。
  • EventBridge:検出イベントを受けて Lambda/SSM Automation を自動起動する。
  • 隔離:侵害インスタンスをセキュリティグループ差し替えや分離 VPCで隔離する。
  • 資格情報対応:漏洩した可能性のあるキー/認証情報を無効化・ローテーションする。
試験ポイント

「検出の一元集約=Security Hub」「検出→EventBridge→Lambda/SSM Automation で自動対応」「侵害インスタンスの隔離=SG 差し替え/分離 VPC」「漏洩キーは無効化+ローテーション」 は SCS-C02 で頻出です。漏洩キーは履歴から消すだけでなく必ず無効化します。

SCS-C02 では「検出を確実に対応へつなぐ自動化パイプライン」を設計できるかが問われます。Security Hub は GuardDuty・Inspector・Macie・Config・IAM Access Analyzer などの検出を ASFF(AWS Security Finding Format)で正規化・集約し、CIS/AWS 基礎セキュリティ標準/PCI DSS 等に対するセキュリティスコアを算出、自動化ルールで重大度の引き上げや抑制も行えます。検出は EventBridge のイベントとして流れ、ルールでフィルタして Lambda(カスタムロジック)や SSM Automation ランブック(定型対応)、Step Functions(多段ワークフロー)へルーティングします。代表的な自動対応は、(1) 侵害が疑われる EC2 を隔離(すべて拒否のセキュリティグループへ差し替え、または隔離用 VPC/サブネットへ移動、ASG からデタッチ)、(2) 漏洩した可能性のあるアクセスキー/ロールを無効化しローテーション(一度公開された資格情報は無効化必須)、(3) 公開された S3 を非公開化、(4) SNS で担当者へ通知、です。組織横断では委任管理者の Security Hub に集約し、メンバーの検出を一元管理。重要なのは、自動対応に冪等性とガードレール(重大度しきい値・タグ条件・承認ステップ)を設け、誤検知時の暴走を防ぐことです。設計の要は、Security Hub で集約→EventBridge で重大度ルーティング→Lambda/SSM で隔離・無効化・通知、を冪等かつ安全に組むことです。

役割手段要点
検出の集約/スコア化Security Hub(ASFF)標準準拠スコア・自動化ルール
検出のルーティングEventBridge重大度でフィルタ→ターゲット
自動対応の実行Lambda / SSM Automation隔離・無効化・非公開化・通知
封じ込めSG 差し替え / キー無効化冪等性+ガードレールで暴走防止
補足

シナリオ:GuardDuty が「EC2 が暗号通貨マイニングの C2 と通信」を検出。自動で封じ込めたい。→ 検出を Security Hub に集約し、EventBridge ルールで重大度 HIGH を SSM Automation ランブックにルーティング。ランブックが当該 EC2 をすべて拒否の SG へ差し替えて隔離し、EBS スナップショットで証拠保全、SNS で SOC に通知。インスタンスロールの資格情報が漏れた可能性があれば無効化+ローテーションします。承認ステップで本番影響の大きい操作は人手確認を挟みます。

補足

FAQ:侵害インスタンスへの対応は「即削除」でよい? いいえ。即削除すると証拠(メモリ/ディスク/ログ)を失い、原因分析や再発防止ができません。正しい順序は、隔離(通信を遮断して影響を封じ込め)→証拠保全(EBS スナップショット等)→解析(隔離コピーで)→必要なら復旧/再構築。資格情報が絡む場合は無効化+ローテーションも並行します。

注意

ひっかけ:漏洩した可能性のあるアクセスキーを「履歴/コードから消すだけ」で済ませるのは誤り——一度露出した時点で漏洩済みなので、必ず無効化(ローテーション)します。また自動対応に冪等性やガードレール(しきい値/タグ/承認)が無いと、誤検知で本番リソースを誤って隔離/削除する恐れがあります。封じ込めの前に証拠保全、を忘れないこと。

1.2.2この節のまとめ

  • 集約=Security Hub/対応=EventBridge→Lambda/SSM
  • 封じ込め=インスタンス隔離+資格情報の無効化/ローテーション

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 複数アカウント・複数サービスのセキュリティ検出結果を一元集約し、態勢をスコア化したい。何を使いますか?

Q2. GuardDuty が脅威を検出したら、侵害された可能性のあるインスタンスを自動で隔離したい。何を起点にしますか?

Q3. アクセスキーが漏洩した可能性がある。最優先で取るべき対応はどれですか?

理解度を確認第1章「脅威検知とインシデント対応」の問題を解く