Microsoft Azure AI App and Agent Developer Associate参考書
Microsoft Foundry で生成 AI アプリとエージェントを実装・運用する開発者アソシエイト資格(AI-103)。
Microsoft Azure AI App and Agent Developer Associate(AI-103)について
Microsoft Azure AI App and Agent Developer Associate(AI-103)は、Microsoft が提供するアソシエイトレベルの認定資格です。このページでは、試験範囲を全 6 章・13 節の参考書として体系的に解説し、本番形式の練習問題で理解度を確認できます。下の章一覧から順に読み進め、「問題集で演習する」で実力を試すのが効率的な学習の流れです。
試験で問われる分野(出題範囲の目安)
- 生成 AI とエージェント型ソリューションの実装約 33%
- Azure AI ソリューションの計画と管理約 28%
- コンピュータービジョンの実装約 13%
- テキスト分析の実装約 13%
- 情報抽出の実装約 13%
配点は本番試験の目安です。各分野は下の章・節で詳しく解説しています。
公式の試験情報:https://learn.microsoft.com/en-us/credentials/certifications/resources/study-guides/ai-103
1Azure AI ソリューションの計画と管理
- 1.1AI ソリューションの計画とリソースのプロビジョニング
Microsoft Foundry 上で AI アプリ/エージェントを構築するための計画——プロジェクトとリソースの構成、用途に合うモデルの選択(能力・モダリティ・コンテキスト長・コスト・リージョン可用性)、デプロイ形態、クォータ(TPM)とコストの見積もり——を、開発者の視点で理解します。
- 1.2セキュリティ・ID・ネットワーク・監視
AI ソリューションを本番運用するためのセキュリティ設計——マネージド ID/キーレス認証、ロールベースアクセス制御(RBAC)、プライベートネットワーク、監視とログ、そして責任ある AI のガバナンス——を開発者の視点で理解します。
2生成 AI ソリューションの実装
- 2.1生成 AI アプリの実装
Foundry SDK でデプロイ済みモデルを呼び出し、チャット補完・システムメッセージ・生成パラメーター・ストリーミング・構造化出力(関数呼び出し)を使って生成 AI アプリを実装する流れと、安全フィルター(ガードレール)の組み込みを理解します。
- 2.2検索拡張生成(RAG)の実装
自社データに基づく回答を実現する RAG の実装——埋め込み(ベクトル)による意味検索、Azure AI Search のインデックス、検索→文脈付与→生成の流れ、出典の提示、そして品質の評価——を開発者の視点で理解します。
3AI エージェントの実装
- 3.1エージェントの実装
Foundry Agent Service でエージェントを実装する流れ——モデル・指示・知識(RAG)・ツール(関数呼び出し)の構成、複数ステップの推論(multistep reasoning)、スレッド/実行の管理——を開発者の視点で理解します。
- 3.2マルチエージェントのオーケストレーション
複雑な業務を専門化したエージェントに分割して連携させるマルチエージェントの設計——役割分担、オーケストレーター、エージェント間のハンドオフ——と、本番運用の安全策(権限最小化・human-in-the-loop・監視・評価)を理解します。
4コンピュータービジョンの実装
- 4.1画像・動画の生成と編集
AI-103 のコンピュータービジョンは「認識」より「生成」が中心です。Microsoft Foundry で画像生成モデル・動画生成モデルをデプロイし、テキストプロンプトや参照メディアから画像・動画を生成し、マスクによるインペインティングなどで編集する実装を開発者の視点で理解します。
- 4.2マルチモーダル理解と責任ある AI
マルチモーダルモデルに画像・動画を渡して視覚的文脈を理解する(キャプション・視覚的な質問応答・アクセシビリティ向け alt-text)方法と、Azure Content Understanding による視覚特性の抽出、そしてマルチモーダル特有の責任ある AI(有害な視覚コンテンツのフィルタ・画像に埋め込まれた文字による間接プロンプトインジェクション・ウォーターマーク等の視覚ポリシー)を理解します。
5テキスト分析の実装
- 5.1Azure AI Language によるテキスト分析
Azure AI Language の事前構築機能——感情分析・キーフレーズ抽出・エンティティ認識(NER)・言語検出・PII 検出——を呼び出してテキストから情報を取り出す実装を、開発者の視点で理解します。
- 5.2翻訳とカスタム言語モデル
テキストの翻訳(Azure AI Translator)、事前構築で足りないときのカスタム(会話言語理解 CLU・カスタム分類・カスタム NER)、および生成プロンプトによる柔軟な分析の使い分けを理解します。
- 5.3音声ソリューションの実装
公式テキスト分析ドメインに含まれる「音声」を扱います。Azure AI Speech による音声↔テキスト(STT/TTS)、エージェントの音声モダリティとカスタム音声、音声からのマルチモーダル推論、音声翻訳を開発者の視点で理解します。
6情報抽出の実装
- 6.1Azure Content Understanding による情報抽出
ドキュメント・フォーム・画像・音声・動画から項目や要点を構造化して抽出する Azure Content Understanding の実装——アナライザーとスキーマ(抽出フィールド)の定義、prebuilt と custom、構築の流れ——を開発者の視点で理解します。
- 6.2生成プロンプトによるエンティティ・トピック・要約の抽出
生成モデルへのプロンプトで、エンティティ・トピック・要約を柔軟に抽出する実装——構造化出力での受け取り、根拠付け(グラウンディング)、評価、そして事前構築/カスタムとの使い分け——を理解します。

