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第3章 · Microsoft のセキュリティソリューション·v2.1.0·更新 2026/6/11·読了目安 約8分

変更要約: Sentinel 節に Microsoft Security Copilot(生成AIによるセキュリティ運用支援・Ignite 2025)の認識注記を追記=AI 支援トレンドの最新化(公式 skills measured の構造変更はなし)。

3.1Defender for Cloud と Microsoft Sentinel

この節の要点

クラウドのセキュリティ態勢を評価・強化する Microsoft Defender for Cloud と、脅威を検知・対応するクラウド SIEM/SOAR の Microsoft Sentinel を理解します。

Microsoft は「今のセキュリティ状態は安全か(態勢)」と「脅威が起きたら検知・対応できるか(運用)」の両面でソリューションを提供します。前者が Defender for Cloud、後者が Microsoft Sentinel です。

3.1.12つの役割

Defender for Cloud(クラウドのセキュリティ態勢を評価=CSPM・ワークロードを保護・「リソースは安全か?」)と、Microsoft Sentinel(クラウドSIEM+SOAR:収集・検知・調査・対応・「脅威を検知して対応」)を対比した図。
態勢評価と脅威対応
  • Microsoft Defender for Cloud:クラウドのセキュリティ態勢(CSPM)を評価し、推奨事項セキュアスコアで改善を促す。さらにクラウドワークロード保護(CWPP)でサーバー・ストレージ・DB 等を脅威から守る。Azure 以外(他クラウド・オンプレ)もカバーできる。
  • Microsoft Sentinel:クラウドネイティブな SIEM+SOAR。各所からログを収集し、脅威を検知・調査・自動対応する。

SIEM(Security Information and Event Management)は、サーバー・ネットワーク・ID など各所のログを一元的に集めて分析し、相関ルールで脅威の兆候を見つけ出します。SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)は、検知後の対応を自動化し、定型的な処理(アカウント無効化・隔離・通知)をプレイブックで実行します。Microsoft Sentinel はこの両方をクラウドで提供し、大量のログから攻撃を見つけ、対応までを効率化します。「態勢の事前評価=Defender for Cloud/運用中の検知・対応=Sentinel」という役割分担が要点です。

観点Defender for CloudMicrosoft Sentinel
主な役割態勢評価・ワークロード保護脅威の検知・調査・対応
カテゴリCSPM + CWPPSIEM + SOAR
問いかけ「リソースは安全に構成されているか」「攻撃が起きていないか、対応できるか」
代表機能セキュアスコア・推奨事項ログ相関・プレイブック

シナリオ:運用と監視。 セキュリティ担当は Defender for Cloudセキュアスコアを見て「暗号化未設定の Storage」「MFA 未適用の管理者」などの推奨事項を潰し、態勢を底上げ。一方、実際の攻撃の兆候(不審なサインインの多発など)は Sentinel が各種ログを相関して検知し、プレイブックで該当アカウントを自動的に隔離・通知。事前対策と事後対応を両輪で回します。

注意

混同に注意:
Defender for Cloud(態勢の事前評価=CSPM+ワークロード保護)Sentinel(運用中の検知・対応=SIEM/SOAR)は役割が別。
SIEM=ログ収集・分析SOAR=対応の自動化——Sentinel は両方を持つ。
③セキュアスコアは Defender for Cloud の機能で、Sentinel のものではない。

補足

Q. CSPM と CWPP の違いは? CSPM は「構成が安全か」を評価する態勢管理、CWPP は実行中のサーバーや DB などのワークロードを保護する機能。Defender for Cloud は両方を含みます。Q. Sentinel と Defender XDR は何が違う? 次節の Defender XDR は各領域(端末・メール・ID・アプリ)の専門的な検知・対応、Sentinel は全社のログを横断的に集める SIEM/SOAR で、両者を連携できます。

試験ポイント

「セキュリティ態勢の評価・セキュアスコア=Defender for Cloud(CSPM+CWPP)」「ログ収集・脅威検知・自動対応の SIEM/SOAR=Microsoft Sentinel」の対応が頻出です。SIEM=収集/分析、SOAR=対応の自動化。

補足

(参考)Microsoft Security Copilot: 近年は、セキュリティ運用を支援する 生成AIアシスタント として Microsoft Security Copilot が登場し、Defender・Sentinel・Entra・Purview などと連携してインシデント調査の要約や対応の提案を行います(Ignite 2025 で各製品への組み込みエージェントを発表)。SC-900 では「Microsoft のセキュリティに AI 支援が加わってきている」程度の認識で十分です。

3.1.2この節のまとめ

  • Defender for Cloud=態勢評価(CSPM・セキュアスコア)
  • Microsoft Sentinel=クラウド SIEM/SOAR(検知・対応)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. クラウドのセキュリティ態勢を評価し、セキュアスコアで改善を促すサービスはどれですか?

Q2. ログを収集し脅威を検知・調査・自動対応する、クラウドネイティブな SIEM/SOAR はどれですか?

Q3. SOAR が主に提供する機能はどれですか?

理解度を確認第3章「Microsoft のセキュリティソリューション」の問題を解く