変更要約: Sentinel 節に Microsoft Security Copilot(生成AIによるセキュリティ運用支援・Ignite 2025)の認識注記を追記=AI 支援トレンドの最新化(公式 skills measured の構造変更はなし)。
3.2Microsoft Defender XDR
エンドポイント・メール・ID・SaaS アプリなどを横断して脅威を検知・対応する Microsoft Defender XDR の各ワークロードを理解します。
Microsoft Defender XDR は、複数の領域(エンドポイント・メール・ID・アプリ)の防御を統合し、横断的に脅威を検知・対応します(XDR=Extended Detection and Response)。
3.2.1主なワークロード
XDR(Extended Detection and Response)は、領域ごとに分かれた検知(端末だけの EDR など)を超えて、複数領域のシグナルを相関させ、攻撃の全体像を1つのインシデントとして捉える考え方です。たとえば「フィッシングメール(Office 365)→ 端末がマルウェア感染(Endpoint)→ 認証情報が悪用(Identity)→ SaaS から情報持ち出し(Cloud Apps)」という一連の攻撃を、バラバラではなくつながった1件として検知・対応できます。Defender XDR はこれらを統合ポータルで束ねます。
- Defender for Endpoint:PC やサーバーなどデバイスを保護する EDR(検知・調査・対応)。
- Defender for Office 365:メールやコラボレーション(Teams 等)をフィッシング・マルウェアから保護。
- Defender for Identity:オンプレ AD 等のIDに対する攻撃(横展開・権限昇格)を検知。
- Defender for Cloud Apps:SaaS アプリの利用を可視化・制御する CASB(シャドーIT の発見等)。
| 守る対象 | 製品 | 補足 |
|---|---|---|
| デバイス(端末) | Defender for Endpoint | EDR |
| メール・コラボ | Defender for Office 365 | フィッシング対策 |
| ID | Defender for Identity | オンプレ AD の攻撃検知 |
| SaaS アプリ | Defender for Cloud Apps | CASB・シャドーIT |
混同に注意:
①「守る対象」で製品を選ぶ(端末=Endpoint/メール=Office 365/ID=Identity/SaaS=Cloud Apps)。
②Defender XDR(領域横断の検知・対応)と前節のDefender for Cloud(クラウド資源の態勢評価)は名前が似て役割が別。
③XDR は各製品のシグナルを相関して1インシデント化する点が EDR 単体との違い。
Q. EDR と XDR の違いは? EDR は端末(エンドポイント)に特化した検知・対応、XDR は端末に加えメール・ID・アプリなど複数領域を横断して相関します。Q. CASB とは? クラウドアプリ(SaaS)の利用を可視化・制御する仕組みで、Defender for Cloud Apps が該当します。Q. Defender for Identity と Entra ID Protection は? 前者は主にオンプレ AD への攻撃検知、後者(前章)はクラウド ID のサインインリスク評価で、補完的です。
「デバイス=for Endpoint」「メール=for Office 365」「ID=for Identity」「SaaSアプリ=for Cloud Apps」の対応が頻出です。XDR は領域横断でシグナルを相関・統合する点、Defender for Cloud(態勢評価)との違いも押さえましょう。
3.2.2この節のまとめ
- Defender XDR=領域横断で統合した検知・対応
- Endpoint(端末)/Office 365(メール)/Identity(ID)/Cloud Apps(SaaS)
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. PC やサーバーなどのデバイスを保護する Microsoft Defender の製品はどれですか?
Q2. メールやコラボレーションをフィッシング等から保護する Microsoft Defender の製品はどれですか?
Q3. SaaS アプリの利用を可視化・制御する CASB に当たる Microsoft Defender の製品はどれですか?

