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第4章 · 広域網とネットワーク仮想化·v1.0.0·更新 2026/7/10·読了目安 約15分

変更要約: 初版

4.2無線LANとモバイル

この節の要点

IEEE802.11規格の変遷(a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6))、周波数帯とチャネル、SSIDWPA2/WPA3による暗号化、ローミング隠れ端末問題、そして5G/LTEモバイル通信を学び、電波干渉・セキュリティ要件を踏まえた無線環境設計の判断力を養います。

オフィスや工場に無線LANを導入するネットワーク設計者は、単に「新しい規格を選べばよい」のではなく、利用者数・端末密度・電波干渉源・セキュリティ要件という具体的な条件から、規格・周波数帯・チャネル設計・認証方式を組み合わせて最適化する必要があります。この節では、無線LANの規格とモバイル通信の特性を踏まえ、どのような無線環境設計が妥当かを判断する視点を養います。

4.2.1IEEE802.11規格とWi-Fi 6

  • IEEE802.11規格は世代を追うごとに高速化・高効率化してきた:802.11a/g(最大54Mbps)→802.11nMIMO採用・最大600Mbps)→802.11ac(5GHz帯・MU-MIMO・最大数Gbps)→802.11ax(Wi-Fi 6)(2.4GHz/5GHz帯・OFDMA採用・多数端末の同時接続効率を大幅改善)。
  • Wi-Fi 6(802.11ax)の核心は単純な最大速度の向上ではなくOFDMA(直交周波数分割多元接続)による多数端末が同時に接続する環境での効率改善にある。1つのチャネルを複数のリソースユニット(RU)に分割して複数端末に同時割当てすることで、IoT機器やスマートフォンが密集するオフィス・スタジアム等で真価を発揮する。Wi-Fi 6Eはこれを6GHz帯まで拡張し、混雑した2.4GHz/5GHz帯を避けたクリーンな帯域を利用できる。

4.2.2周波数帯・チャネルとWPA2/WPA3

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