第5章 · 開発技術とマネジメント·v1.0.0·更新 2026/7/9·読了目安 約15分
変更要約: 初版(第5章・s1-s5)
5.2ソフトウェア開発管理
この節の要点
開発モデル(ウォーターフォールモデル・アジャイル開発・スクラム・XP(エクストリームプログラミング))の特徴と選択基準、DevOpsとCI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)、IaC(Infrastructure as Code)、見積り技法(ファンクションポイント法・COCOMO)、構成管理・バージョン管理を学びます。
システムをどのような進め方で作るかは、要件の変化しやすさやリリース頻度の要求によって最適解が変わります。開発モデルの選び方、開発とリリースを自動化・高速化するDevOpsとCI/CD、そして開発規模を数値で見積る技法を押さえ、状況に応じた判断ができるようになることが目標です。
5.2.1開発モデルの特徴と選択基準
- ウォーターフォールモデル=要件定義→設計→実装→テストの各工程を順番に、後戻りしない前提で進める伝統的モデル。工程ごとの成果物が明確で大規模プロジェクトの進捗管理に向く一方、要件が開発途中で確定しにくい案件には不向き(後工程での要件変更ほど手戻りが大きい)。
- アジャイル開発=要件変化への迅速な対応を重視し、短い期間(イテレーション/スプリント)を繰り返しながら動くソフトウェアを段階的に作る開発手法群の総称。スクラム=アジャイルの代表的フレームワークの1つで、スプリント(短い固定期間)ごとに優先度順のプロダクトバックログから作業項目を選び開発する。XP(エクストリームプログラミング)=ペアプログラミング・テスト駆動開発(TDD)・リファクタリングなどのプラクティスを重視するアジャイル手法。
- 選択基準=要件が明確で変化が少なく、大規模・厳格な進捗管理が要る案件はウォーターフォールが適し、要件が変化しやすく、早期に利用者フィードバックを反映したい案件はアジャイルが適します。両者は優劣ではなく適用条件が異なるという理解が重要です。

