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第4章 · 分析ワークロード·v2.1.0·更新 2026/6/28·読了目安 約14分

変更要約: §4.4「Microsoft Fabric(統合分析プラットフォーム)」を新設(2026改訂で分析ドメインの中心となった Fabric/OneLake/レイクハウス/リアルタイムインテリジェンス/Data Activator の陳腐化を是正)。既存の Synapse 中心構成に Fabric を追加

4.4Microsoft Fabric(統合分析プラットフォーム)

この節の要点

2026年の改訂で DP-900 の分析ドメインの中心となった Microsoft Fabric を理解します。Fabric は取り込み・データエンジニアリング・ウェアハウス・リアルタイム分析・データサイエンス・Power BI を1つにまとめた SaaS 型の統合分析基盤で、すべてが単一のデータレイク OneLake 上で動きます。

これまで分析は、取り込みは Data Factory、大規模分析は Synapse、可視化は Power BI……と複数のサービスを組み合わせて構築していました。Microsoft Fabric は、それらの分析ワークロードを1つの SaaS 製品にまとめた統合分析プラットフォームです。2026年の改訂で DP-900 の分析ドメインはこの Fabric を中心に据える構成へと刷新されました。Fabric の最大の特徴は、すべてのワークロードが単一のデータレイク OneLake 上で動くことです。

4.4.1OneLake — 組織で1つのデータレイク

OneLake は、組織全体でただ1つのデータレイクです(OneDrive の分析版とよく例えられます)。データはオープンな形式(Delta/Parquet)で1か所に格納され、各ワークロードはコピーを作らず同じデータを直接利用します。これにより、サービスごとにデータを複製する手間や不整合がなくなります。

4.4.2Fabric の主なワークロード

  • Data Factory:データの取り込みと変換(ETL/ELT パイプライン)。
  • データエンジニアリング(レイクハウス):Spark で大規模データを処理。生データと整形データを同居させる レイクハウス を提供。
  • データウェアハウス:SQL による構造化データの大規模分析。
  • リアルタイムインテリジェンス:到着し続けるストリーミングデータをリアルタイムに分析。
  • データサイエンス:機械学習モデルの構築・実験。
  • Power BI:レポート/ダッシュボードによる可視化(Fabric に統合)。

さらに Data Activator は、データを継続的に監視し、条件を満たしたときに自動でアクション(通知・処理の起動など)を実行する、ノーコードのトリガー機能です。「在庫が閾値を下回ったら担当者に通知」のような、データ駆動の自動化を担います。

Microsoft Fabric のワークロード(Data Factory・データエンジニアリング/レイクハウス・データウェアハウス・リアルタイムインテリジェンス・データサイエンス・Power BI・Data Activator)が、単一のデータレイク OneLake の上にすべて載っている様子を表した図。
Fabric のワークロードと土台の OneLake
やりたいことFabric ワークロード
データを取り込む/変換するData Factory
Spark で大規模処理(レイクハウス)データエンジニアリング
SQL で構造化分析データウェアハウス
ストリーミングをリアルタイム分析リアルタイムインテリジェンス
可視化(レポート/ダッシュボード)Power BI
条件を満たしたら自動アクションData Activator
補足

Synapse との関係: これまで「大規模ウェアハウス・統合分析=Azure Synapse Analytics」と学んできました。Microsoft Fabric は、その分析機能を SaaS としてまとめ直した新しい統合基盤で、現在 Microsoft が分析の主軸として推しています。試験でも Fabric/OneLake を中心に問われるようになっています(Synapse の考え方は引き続き有効)。

注意

混同に注意:
Fabric(SaaS統合分析基盤)OneLake(その土台の単一データレイク)——Fabric が製品、OneLake が格納先。
②各ワークロードの役割:取り込み=Data Factory/Spark=データエンジニアリング(レイクハウス)/SQL分析=ウェアハウス/ストリーミング=リアルタイムインテリジェンス/可視化=Power BI/自動トリガー=Data Activator。

試験ポイント

Microsoft Fabric=全分析を1つにまとめた SaaS/OneLake=組織で1つのデータレイク(オープン形式・重複なし)/レイクハウス=生+整形を同居/Data Activator=条件で自動アクション は頻出です。各ワークロード(Data Factory/データエンジニアリング/ウェアハウス/リアルタイムインテリジェンス/データサイエンス/Power BI)と役割の対応も押さえましょう。

4.4.3この節のまとめ

  • Microsoft Fabric=取り込み〜可視化までを1つにまとめた SaaS 型統合分析基盤(2026改訂の中心)
  • OneLake=組織で1つのデータレイク。オープン形式で、ワークロード間のデータ重複がない
  • 主なワークロード:Data Factory/データエンジニアリング(レイクハウス)/ウェアハウス/リアルタイムインテリジェンス/データサイエンス/Power BI、自動化は Data Activator

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 取り込み・データエンジニアリング・ウェアハウス・リアルタイム分析・Power BI を1つにまとめた SaaS 型の統合分析プラットフォームはどれですか?

Q2. Microsoft Fabric で、組織全体のデータを単一の場所にオープン形式で格納するデータレイクはどれですか?

Q3. データを継続的に監視し、条件を満たしたときに自動でアクションを起こす Fabric の機能はどれですか?

Q4. Fabric でストリーミングデータをリアルタイムに分析するワークロードはどれですか?

Q5. 生データと整形済みデータを同じ場所に同居させ、Spark で処理する Fabric の仕組みはどれですか?

Q6. OneLake がデータを格納する形式として正しいものはどれですか?

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