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第5章 · インストルメンテーション戦略·v2.0.0·更新 2026/8/7·読了目安 約10分

変更要約: AZ-400 第5章を深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ・深掘り段落を各節に追加、図を日本語版に対応)

5.1ロギングとメトリクスの設計

この節の要点

可観測性の基盤——Azure MonitorLog Analytics(KQL)メトリック分散トレース構造化ログ——を理解します。テレメトリを集約し、システムの状態を見える化します。

DevOps の最後の柱はインストルメンテーション(計測)です。ログ・メトリック・トレースを集約し、状態を可視化します。

5.1.1テレメトリの集約

Azure のインストルメンテーションを示した図。アプリやインフラから 3 本柱のテレメトリ——メトリック(数値の時系列)、ログ(構造化ログを Log Analytics ワークスペースに集約し KQL で分析)、分散トレース(リクエストの経路と遅延)——を Azure Monitor に集約し、ダッシュボードで可視化、後続のアラートやフィードバックへつなげる構成を示した図。
テレメトリの集約
  • Azure Monitor:メトリック/ログ/トレースを集約する可観測性の中心
  • Log Analytics:ログを集約し KQL で分析するワークスペース。
  • メトリック:数値の時系列。閾値監視やオートスケールの基準になる。
  • 構造化ログ/トレース:検索しやすい構造化ログと、サービス間の分散トレースで原因を追跡。
試験ポイント

「監視の中心=Azure Monitor」「ログ集約+KQL 分析=Log Analytics」「数値の時系列=メトリック」「サービス間の遅延追跡=分散トレース」 は AZ-400 で頻出です。3 本柱(メトリック/ログ/トレース)を統合すると、原因特定が速くなります。

AZ-400 のインストルメンテーションは「何を計測し、どこに集め、どう分析できるようにするか」を問います。可観測性の3 本柱は、メトリック(CPU/レイテンシ/エラー率などの数値時系列で、閾値アラートやオートスケールの基準)、ログ(イベントの記録。構造化ログにすると KQL で検索/集計しやすい)、トレース(リクエストがサービス間をどう流れ、どこで遅延したかを示す分散トレース)です。Azure Monitor がこれらを集約するハブで、各リソースの診断設定でプラットフォームログ/メトリックを Log Analytics ワークスペース(KQL で横断分析)・ストレージ(長期保管)・Event Hubs(SIEM 連携)へ送ります。アプリの計測は Application Insights(後述)や OpenTelemetry(ベンダー中立の計装で Azure Monitor へエクスポート)で行い、相関 ID(トレース ID)を伝播させてログ・トレース・メトリックを結びつけます。設計の論点は、ワークスペースの集約設計(集中/分散)・保持期間とコスト・サンプリング・構造化ログの徹底・相関のための ID 伝播です。計測は「測れないものは改善できない」という DevOps の前提で、後続のアラート/SRE/フィードバックの土台になります。設計の要は、3 本柱を Azure Monitor/Log Analytics に集約し、構造化と相関で“原因にたどり着ける”可観測性を作ることです。

内容用途
メトリック数値の時系列閾値アラート・オートスケール
ログイベント記録(構造化推奨)Log Analytics で KQL 分析
トレースサービス間の経路と遅延ボトルネック/原因特定
集約先Azure Monitor / Log Analyticsダッシュボード・アラートの土台
補足

シナリオ:マイクロサービス構成で本番障害の原因切り分けに時間がかかる。可観測性を強化したい。→ 各サービスを OpenTelemetry/Application Insights で計装し、相関 ID(トレース ID)を伝播。Azure Monitor に 3 本柱を集約し、ログは構造化して Log Analytics に送り KQL で横断分析。メトリックでアラート、トレースで遅延箇所を特定、ログで詳細を確認、という流れで MTTR を短縮します。ワークスペースは集中型にして横断クエリを容易にします。

補足

FAQ:メトリックとログはどう使い分ける? メトリックは数値の時系列で、集計済み・低コスト・高速で、閾値アラートやオートスケール、傾向把握に向きます。ログは個々のイベントの詳細記録で、原因の深掘りや監査に向きます(構造化+KQL で強力)。「異常に気づく」のはメトリック、「なぜ起きたかを調べる」のはログ+トレース、と役割分担し、相関 ID で結びつけます。

注意

ひっかけ:リソースのプラットフォームログは、診断設定を構成しないと Log Analytics に流れません(既定では送られない)点に注意。また、すべてを高頻度メトリック+全ログ無サンプリングで集めるとコストが膨らむため、保持期間・サンプリング・送信先(分析は Log Analytics、長期保管は安価なストレージ)を設計します。アプリ内部の性能/例外は Log Analytics 単体ではなく Application Insights(APM)が担います。

5.1.2この節のまとめ

  • 集約=Azure Monitor+Log Analytics(KQL)
  • 3 本柱=メトリック/ログ/トレース

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 複数サービスのログを 1 か所に集約し、KQL で横断的に分析したい。何を使いますか?

Q2. メトリック・ログ・トレースを集約する Azure の中心的な監視サービスはどれですか?

Q3. マイクロサービス間でリクエストがどこで遅延しているかを追跡したい。何を使いますか?

理解度を確認第5章「インストルメンテーション戦略」の問題を解く

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