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第4章 · セキュリティとコンプライアンス·v2.0.0·更新 2026/6/4·読了目安 約10分

変更要約: AZ-400 第4章を深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ・深掘り段落を各節に追加、図を日本語版に対応)

4.3コンプライアンスとガバナンス

この節の要点

統制と証跡——承認/監査ログAzure Policy環境の保護(チェック)ライセンス/コンプライアンス管理職務分離——を理解します。規制要件を満たしつつ高速に届けます。

規制環境では統制と証跡が必須です。承認・ポリシー・監査ログで、誰が何を承認/変更したかを追跡可能にします。

4.3.1ガバナンスの仕組み

AZ-400 のガバナンスを示した図。デプロイには承認(責任者の署名)と環境のチェック(ブランチ制御/ビジネス時間外禁止/必須テンプレート等)を課し、Azure Policy で組織のガードレールを強制、すべての操作(承認/変更/デプロイ)を監査ログに記録、職務分離(作る人と承認する人を分ける)で内部統制を確保、依存ライセンスのコンプライアンスも管理する、規制対応の DevOps を示した図。
コンプライアンスとガバナンス
  • 承認/環境チェック:本番前に人手の承認や条件(ブランチ/時間帯/テンプレート)を強制。
  • Azure Policy:組織のガードレールを強制(許可リソース/暗号化必須等)。
  • 監査ログ:承認・変更・デプロイを記録し、追跡可能性を確保する。
  • 職務分離:作る人と承認/デプロイする人を分け、内部統制を担保する。
試験ポイント

「本番前の人手関門=承認」「環境の条件強制=チェック(ブランチ/時間/テンプレート)」「組織ガードレール=Azure Policy」「操作の記録=監査ログ」「作る人≠承認する人=職務分離」 は AZ-400 で頻出です。規制対応でも自動化を捨てず、ゲート/承認で統制とスピードを両立します。

AZ-400 のガバナンスは「規制要件をパイプラインに組み込みつつ、自動化のスピードを失わない」設計を問います。環境(Environments)のチェックには、承認(責任者の手動サインオフ)、ブランチ制御(保護ブランチからのみデプロイ)、ビジネスアワー(営業時間外のデプロイ禁止)、必須テンプレート(承認済みテンプレートからのみ実行)、Azure Monitor/外部 API のクエリなどを組み合わせ、本番リソースへのデプロイを統制します。組織全体のガードレールは Azure Policy(許可リソース/リージョン、暗号化必須、タグ必須等を Deny/Audit/修復で強制)が担い、AZ-305 と同じ管理グループ継承で全社適用します。監査ログは「誰が・いつ・何を承認/変更/デプロイしたか」を記録し、インシデント分析・コンプライアンス監査・SIEM 連携に使います。職務分離(SoD)は、コードを書く人と本番を承認/デプロイする人を分けることで、単独での不正/誤操作を防ぎます(承認ポリシーで自己承認を禁止)。ライセンスコンプライアンスは依存スキャン(SCA)の結果から OSS ライセンスを管理します。重要なのは、これら統制をゲート/承認として自動化に組み込むことで、手作業に戻さずに監査可能性とスピードを両立できる点です。設計の要は、環境チェック+Azure Policy+監査ログ+職務分離で、規制を満たしながら DevOps を速く回すことです。

統制目的手段要点
本番デプロイの人手承認環境の承認責任者のサインオフ・自己承認禁止
デプロイ条件の強制環境のチェックブランチ/時間帯/テンプレート/クエリ
組織ガードレールAzure Policy許可リソース/暗号化必須を Deny/Audit
追跡可能性/内部統制監査ログ+職務分離操作記録・作る人≠承認する人
補足

シナリオ:金融系で「本番デプロイは保護ブランチからのみ・営業時間内・開発者本人以外の承認が必須・全操作を監査可能に」が要件。自動化は維持したい。→ 本番環境承認(開発者以外)ブランチ制御ビジネスアワーのチェックを設定(職務分離は承認ポリシーで自己承認禁止)。組織は Azure Policy で許可リソース/暗号化必須を強制。すべての承認/変更/デプロイは監査ログで追跡。これでパイプライン自動化を保ったまま規制を満たします。

補足

FAQ:承認とゲート(チェック)はガバナンスでどう使い分ける? 承認は「人の最終判断」が要る統制(本番リリースの可否、変更管理委員会の承認)。ゲート/チェックは「機械的に判定できる条件」(保護ブランチか、営業時間内か、監視が健全か、必須テンプレートか)。規制要件は両方を組み合わせ、人手の承認+自動チェックで多層に統制しつつ、判定可能なものは自動化してスピードを保ちます。

注意

ひっかけ:規制対応のために自動化(パイプライン)をやめて手作業に戻すのは誤り——AZ-400 は統制をゲート/承認としてパイプラインに組み込み、自動化と監査可能性を両立させます。また「作った本人が本番を承認」できる構成は職務分離違反。承認ポリシーで自己承認を禁止し、開発者以外の承認を必須にします。

4.3.2この節のまとめ

  • 統制=承認/環境チェック+Azure Policy
  • 証跡=監査ログ/内部統制=職務分離

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 本番環境へのデプロイを、特定のブランチからのみ・営業時間内のみに限定したい。何を使いますか?

Q2. 規制対応として、コードを書いた人とは別の人が本番デプロイを承認する体制にしたい。何と呼ばれますか?

Q3. 誰がいつ何を承認・変更・デプロイしたかを後から追跡できるようにしたい。何を使いますか?

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