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第4章 · 仮想ネットワークの実装・管理·v2.0.0·更新 2026/6/16·読了目安 約9分

変更要約: AZ-104 第4章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

4.3ネットワーク接続と名前解決

この節の要点

VNet ピアリングによる VNet 間接続、VPN / ExpressRoute によるオンプレ接続、Azure Load Balancer、Azure DNS による名前解決を理解します。

複数のネットワークやオンプレミスをつなぎ、名前で到達できるようにすることも管理者の役割です。ピアリング・VPN/ExpressRoute・DNS を押さえましょう。

4.3.1接続と名前解決の選択肢

VM への安全な管理アクセスには Azure Bastion を使います。パブリック IP やポート 3389/22 をインターネットに公開せず、ブラウザ(Azure portal)から RDP/SSH 接続できるため、踏み台 VM を別途用意する必要がありません。

VNet ピアリング(VNet 同士をプライベートかつ低遅延で接続)、VPN/ExpressRoute(オンプレと Azure を接続・VPN はインターネット経由、ExpressRoute は専用回線)、Azure DNS(パブリック/プライベートゾーンで名前解決)の3選択肢を並べた図。
接続と名前解決
  • VNet ピアリングVNet 同士をプライベートかつ低遅延で接続する。
  • VPN ゲートウェイインターネット経由の暗号化トンネルでオンプレと接続。ExpressRoute専用のプライベート回線でより高速・安定。
  • Azure Load Balancer:複数 VM へ受信トラフィックを分散(L4)。Azure DNS:パブリック/プライベートゾーンで名前解決
試験ポイント

「VNet 同士の接続=ピアリング」「オンプレ接続でインターネット経由=VPN、専用回線=ExpressRoute」「名前解決=Azure DNS」 は AZ-104 で頻出です。専用回線で高信頼が要件なら ExpressRoute を選びます。

接続は「VNet 間/オンプレ/公開/名前解決」で整理します。VNet ピアリング は VNet 同士をプライベートかつ低遅延で接続し(リージョン内/グローバルピアリング)、推移的ではないため多数を束ねるには ハブ&スポーク(中央ハブに VPN/Firewall を集約)や Virtual WAN を使います。オンプレ接続は サイト間 VPN(S2S)(インターネット経由の暗号化・要 VPN ゲートウェイ)と ExpressRouteインターネットを経由しない専用回線・低遅延/高帯域/高信頼)、リモート個人は ポイント対サイト VPN(P2S)。公開と分散は Load Balancer(L4・リージョン内)Application Gateway(L7・WAF/パス)・グローバルは Front Door/Traffic Manager。名前解決は Azure DNS(パブリックゾーン)と プライベート DNS ゾーン(VNet 内の名前解決・プライベートエンドポイントと併用)。判断軸は「VNet 間=ピアリング」「オンプレ・専用回線=ExpressRoute/インターネット経由=VPN」「多数 VNet 集約=ハブ&スポーク/Virtual WAN」「名前解決=Azure DNS/プライベート DNS ゾーン」。

接続したいもの使うもの
VNet 同士VNet ピアリング(多数はハブ&スポーク)
オンプレ・専用回線で高信頼ExpressRoute
オンプレ・インターネット経由サイト間 VPN(VPN ゲートウェイ)
VNet 内のプライベート名前解決プライベート DNS ゾーン

シナリオ:複数 VNet を束ね、本社とは高信頼に、リモート社員も接続したい。 中央にハブ VNetを置き各 VNet をピアリング(推移しないのでハブ集約)。本社はExpressRoute(専用回線・低遅延)、冗長/バックアップにサイト間 VPNを併用。リモート社員はポイント対サイト VPN。プライベートエンドポイント用の名前解決はプライベート DNS ゾーンで行います。

補足

Q. VNet 同士は? ピアリング(非推移→ハブ&スポーク)。Q. オンプレ・専用回線? ExpressRoute。Q. オンプレ・インターネット経由? サイト間 VPN。Q. 個人のリモート接続? ポイント対サイト VPN。Q. VNet 内の名前解決? プライベート DNS ゾーン。Q. 多数 VNet を一元管理? Virtual WAN。

注意

混同に注意:
ピアリングは推移しない——A-B、B-C があっても A-C は通らない(ハブ経由のルーティング/ゲートウェイ転送が要る)。
ExpressRoute はインターネット非経由——「暗号化 VPN」と混同しない(用途・信頼性が違う)。
③L4(LB) と L7(App Gateway/Front Door) を取り違えない。
④プライベートエンドポイントはプライベート DNS ゾーンと組み合わせないと名前解決が狂う。

コツ

ExpressRoute はインターネットを経由しないため、低遅延・高帯域・高信頼が必要な基幹接続に向きます。コストや構築の手間は VPN より大きくなります。

4.3.2この節のまとめ

  • ピアリング(VNet 間)/VPN・ExpressRoute(オンプレ)/DNS(名前解決)
  • 専用回線で高信頼=ExpressRoute、インターネット経由=VPN

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 2つの VNet をプライベートかつ低遅延で接続したい。何を使いますか?

Q2. オンプレミスと Azure を、インターネットを経由しない専用のプライベート回線で接続したい。最も適したものはどれですか?

Q3. Azure 内外でドメイン名を IP アドレスに解決するサービスはどれですか?

理解度を確認第4章「仮想ネットワークの実装・管理」の問題を解く

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