変更要約: AZ-104 第4章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)
4.2ネットワークセキュリティグループ(NSG)
NSG による受信/送信トラフィックの許可・拒否、優先度(priority)による評価順、5タプルのルール、サブネット/NIC への適用を理解します。
どの通信を通し、どれを遮断するかを決めるのが ネットワークセキュリティグループ(NSG) です。サブネットや NIC に適用し、ルールで受信/送信を制御します。
4.2.1NSG のルール
- ルール:送信元・宛先・ポート・プロトコル・方向(5タプル)で許可/拒否を指定する。
- 優先度(priority):数値が小さいルールほど先に評価され、最初に一致したものが適用される。
- 適用先:サブネットまたはNICにアタッチできる。NSG はステートフル(戻り通信は自動許可)。
「特定ポートの通信を許可/遮断=NSG ルール」「数値が小さい優先度が先に評価」「NSG はステートフル」「サブネットまたは NIC に適用」 は AZ-104 で頻出です。既定で受信は概ね拒否、VNet 内は許可です。
NSG はサブネットまたは NIC にアタッチするステートフルなフィルタで、ルールは 5タプル(送信元・宛先・ポート・プロトコル・方向)と 優先度(100〜4096・小さい数値が先・最初の一致が確定)で構成します。既定ルールとして「同一 VNet 内は許可」「Azure LB を許可」「インターネットからの受信は拒否」などがあり、独自ルールで上書きします。送信元/宛先には IP のほか サービスタグ(Internet/VirtualNetwork/AzureLoadBalancer/Storage 等)や アプリケーションセキュリティグループ(ASG) を使え、IP 管理を減らせます。サブネットと NIC の両方に NSG がある場合、受信は サブネット→NIC、送信は NIC→サブネット の順で両方が許可して初めて通ります。可視化と診断は フローログ・Network Watcher(IP フロー検証/次ホップ/接続トラブルシュート)。より高度な L7/集中検査は Azure Firewall や Application Gateway(WAF)。判断軸は「ポート許可/拒否=NSG」「IP でなく役割で指定=ASG/サービスタグ」「疎通調査=Network Watcher」。
| やりたいこと | 手段 |
|---|---|
| ポート単位で許可/拒否 | NSG ルール(5タプル+優先度) |
| IP でなく役割で指定 | ASG / サービスタグ |
| 疎通トラブルの切り分け | Network Watcher / フローログ |
| L7 検査・集中防御 | Application Gateway(WAF) / Azure Firewall |
シナリオ:Web 層からのみ DB(3306) を許可し、他は遮断したい。 DB サブネットの NSG に「優先度200・送信元=Web の ASG・宛先ポート3306・許可」、より小さい優先度で例外を、末尾は既定の拒否。Web は「443 from Internet(サービスタグ)許可」。通らない時は Network Watcher の IP フロー検証で、サブネット/NIC のどちらの NSG で落ちたかを切り分けます。
Q. ポートを許可/拒否? NSG ルール。Q. どれが先に評価? 優先度の小さいルール。Q. 戻り通信は? ステートフルで自動許可。Q. IP でなく役割で? ASG/サービスタグ。Q. 適用先は? サブネット or NIC(両方なら両方を満たす必要)。Q. 疎通調査? Network Watcher。
混同に注意:
①NSG はステートフル——戻り通信に明示ルールは不要(NACL 系のステートレスとは違う)。
②サブメットと NIC の両 NSG はどちらも許可が必要——片方で拒否なら不通。
③優先度は小さい数値が先、最初の一致で確定。
④NSG は基本 L3/L4——L7 のフィルタ(URL/WAF)は Application Gateway/Azure Firewall。
サブネットと NIC の両方に NSG がある場合、受信は「サブネット→NIC」、送信は「NIC→サブネット」の順に両方で評価され、両方が許可して初めて通ります。
4.2.2この節のまとめ
- NSG=5タプルのルールで受信/送信を許可/拒否、優先度順に評価
- ステートフルでサブネット/NICに適用
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. VM への特定ポート(例 TCP 443)の受信を許可/拒否するのに使うのはどれですか?
Q2. 複数の NSG ルールがある場合、どれが先に評価されますか?
Q3. NSG の説明として正しいものはどれですか?

