変更要約: AZ-104 第4章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)
4.1仮想ネットワーク(VNet)とサブネット
仮想ネットワーク(VNet)とアドレス空間、サブネットによる分割(公開/非公開)、IP アドレスの基礎といった Azure ネットワークの土台を理解します。
Azure 内のプライベートネットワークが 仮想ネットワーク(VNet) です。アドレス空間(例 10.0.0.0/16)を決め、用途ごとに サブネット へ分割します。
4.1.1VNet とサブネット
- VNet:Azure 内のプライベートネットワーク。アドレス空間(CIDR)を持つ。
- サブネット:VNet を用途別に分割。公開(Web 層)/非公開(DB 層) に分けるのが定石。
- リソース(VM 等)はサブネット内に配置され、プライベート IP を受け取る。
「VNet=プライベートネットワーク」「サブネットで公開/非公開を分離」「DB は非公開サブネット(パブリック IP なし)」 は AZ-104 で頻出です。VNet 内の同一リージョンのリソースは既定で相互通信できます。
VNet は Azure 内のプライベートネットワークで、アドレス空間(CIDR) を持ち(オンプレや他 VNet と重複しない設計が重要)、用途別に サブネット へ分割します。各サブネットの先頭/末尾の数 IP は 予約済み(Azure 用)で使えません。ルーティングは システムルート が既定で、独自経路は ユーザー定義ルート(UDR)/ルートテーブル で上書きし、ファイアウォール等の NVA を経由させます。サブネット境界の通信制御は NSG、アプリ単位のグループ化は ASG。AWS の S3 等に相当する各サービスへインターネットを介さず到達するには サービスエンドポイント(サービス単位)や プライベートエンドポイント(PaaS をプライベート IP で公開)。非公開サブネットの VM が外向き通信するには NAT ゲートウェイ、Web 層は パブリック IP/ロードバランサー 経由で公開します。判断軸は「プライベート網=VNet」「用途分割=サブネット」「DB=非公開サブネット」「経路上書き=UDR」「PaaS をプライベート=プライベートエンドポイント」。
| やりたいこと | 使うもの |
|---|---|
| 用途別にネットワークを分割 | サブネット |
| 経路を独自に制御 | UDR / ルートテーブル(NVA 経由) |
| PaaS をプライベートに利用 | プライベートエンドポイント |
| 非公開 VM の外向き通信 | NAT ゲートウェイ |
シナリオ:3層アプリ(Web/App/DB)を安全に配置。 VNet(10.0.0.0/16)を Web(公開)/App/DB(非公開)のサブネットに分割。DB はパブリック IP を持たせず、Storage/DB へはプライベートエンドポイントでインターネットを経由せず接続。外向き更新が要る App 層はNAT ゲートウェイ、検査用の通信はUDRで NVA(ファイアウォール)へ迂回。境界は NSG+ASG で制御します。
Q. 用途別に分割? サブネット。Q. 経路を独自制御? UDR/ルートテーブル。Q. PaaS をプライベート IP で? プライベートエンドポイント。Q. 非公開 VM の外向き通信? NAT ゲートウェイ。Q. VNet 同士は? ピアリング(次節)。Q. アドレス空間の注意? 他と重複させない。
混同に注意:
①アドレス空間が他 VNet/オンプレと重複するとピアリング/VPN ができない——計画が重要。
②各サブネットは先頭/末尾の数 IP が予約で使えない。
③サービスエンドポイント(サービス単位の経路)とプライベートエンドポイント(プライベート IP で公開)は別物。
④非公開 VM の外向き通信には NAT ゲートウェイ等が要る(既定で出られないことがある)。
VNet と VNet を接続するには「ピアリング」を使います(後の節で扱います)。同一 VNet 内のサブネット間は既定でルーティングされます。
4.1.2この節のまとめ
- VNet=アドレス空間を持つプライベートネットワーク
- サブネットで公開/非公開を分離、DB は非公開に
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. Azure 内にプライベートなネットワークを作成する基本のリソースはどれですか?
Q2. データベースサーバーを配置する場所として最も安全なのはどれですか?
Q3. VNet を用途ごとに区切るために使うものはどれですか?

