変更要約: AZ-104 第3章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)
3.3VM 以外のコンピュート(App Service・コンテナ・Functions)
App Service(マネージド Web ホスティング)、コンテナ(ACI / AKS)、Azure Functions(サーバーレス)といった、VM より管理負荷の小さいコンピュートの選択肢を理解します。
OS の管理を Azure に任せられれば、運用はぐっと楽になります。VM 以外に App Service・コンテナ・Functions という、よりマネージドな選択肢があります。
3.3.1VM 以外の選択肢
コンテナの実行では、Kubernetes の運用負担なくコンテナを動かすサーバーレスの Azure Container Apps(0 までスケール)と、軽量な単一コンテナ向けの Azure Container Instances を選べます。イメージは Azure Container Registry に格納して取得します。あわせて、コスト・セキュリティ・信頼性・パフォーマンスの改善を提案する Azure Advisor を運用で活用します。
- App Service:Web アプリ/API のマネージドホスティング。OS やパッチを意識せずデプロイできる(PaaS)。
- コンテナ:アプリと依存をまとめて可搬に。ACI(単発・シンプル)/AKS(Kubernetes でオーケストレーション)。
- Azure Functions:サーバーレス。イベント駆動で実行され、実行回数/時間に応じて課金。
「Web アプリの手軽なホスティング=App Service」「Kubernetes=AKS」「短いイベント駆動処理・サーバー管理不要=Azure Functions」 は AZ-104 で頻出です。マネージド度が上がるほど運用負荷は下がります。
コンピュートは「どこまで自分で管理するか」で選びます(責任共有モデル)。App Service は Web アプリ/API の PaaS で、OS/パッチ管理不要・App Service プラン(容量と料金)・デプロイスロット(ステージング→本番スワップ)・組み込みオートスケール・マネージド ID を備えます。コンテナ はアプリと依存を可搬にし、単発・軽量なら ACI(Container Instances)、本格的なオーケストレーションは AKS(Kubernetes)、サーバーレスなコンテナアプリは Container Apps、レジストリは ACR。Azure Functions は サーバーレス・イベント駆動で、Consumption(従量・ゼロにスケール)/Premium/専用 プランがあり、トリガー/バインディングで他サービスと連携します。マネージド度が上がるほど制御は減り運用も減る、というトレードオフ(VM>App Service/コンテナ>Functions)。判断軸は「Web を手軽に=App Service」「Kubernetes=AKS」「単発コンテナ=ACI」「短いイベント処理・サーバー管理不要=Functions」「OS 制御が要る=VM」。
| 要件 | 最適なサービス |
|---|---|
| Web アプリ/API を手軽にホスト | App Service(PaaS) |
| Kubernetes オーケストレーション | AKS |
| 単発・軽量なコンテナ | ACI |
| 短いイベント駆動処理 | Azure Functions(サーバーレス) |
シナリオ:社内 Web アプリを最小運用で公開し、無停止でリリースしたい。 App Service にデプロイし、デプロイスロットでステージング検証→本番へスワップ(ダウンタイムなし)。バックエンドの画像処理など短いイベント処理は Azure Functions(Consumption)。マイクロサービス群を本格運用するなら AKS、単発バッチコンテナは ACI。OS 制御が要る既存アプリだけ VM に残します。
Q. Web を手軽にホスト? App Service(スロットで無停止リリース)。Q. Kubernetes? AKS。Q. 単発コンテナ? ACI。Q. 短いイベント処理・サーバー管理不要? Functions(Consumption)。Q. OS まで制御? VM。Q. コンテナ画像置き場は? ACR。
混同に注意:
①App Service と AKS は別物——単純な Web は App Service、コンテナのオーケストレーションが要るなら AKS(運用負荷大)。
②Functions の Consumption はゼロにスケールするがコールドスタートあり(厳しい低遅延には Premium)。
③マネージドでもアプリ層の責任は利用者(責任共有)。
④デプロイスロットは App Service の機能で、VM の無停止リリースとは別手段。
制御の自由度は VM が最も高く、App Service / コンテナ、Functions の順に下がりますが、その分だけ運用の手間も減ります。要件に合った抽象度を選びましょう。
3.3.2この節のまとめ
- App Service(Web)/コンテナ(ACI・AKS)/Functions(サーバーレス)
- マネージド度が上がるほど制御は減り運用も減る
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. OS やパッチ管理を気にせず Web アプリを手軽にホスティングできる Azure のサービスはどれですか?
Q2. Kubernetes によるコンテナオーケストレーションを提供する Azure のサービスはどれですか?
Q3. サーバー管理なしで、イベント駆動の短い処理を実行回数に応じた課金で動かしたい。何が適していますか?

