Instiq
第3章 · コンピュートのデプロイ・管理·v2.0.0·更新 2026/6/16·読了目安 約9分

変更要約: AZ-104 第3章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

3.1仮想マシン(VM)の基礎

この節の要点

仮想マシンの構成要素(サイズ・ディスク・NIC・イメージ)、マネージドディスク、可用性のためのリージョンとゾーンといった IaaS コンピュートの基礎を理解します。

最も基本的なコンピュートが 仮想マシン(VM) です。OS を自分で管理できる IaaS で、用途に応じて CPU/メモリの「サイズ」を選びます。

3.1.1VM の構成要素

仮想マシン(サイズ=CPU/メモリ)を中心に、OS/データディスク(マネージドディスク)、NIC と VNet/サブネット(プライベート IP・NSG)、イメージ(OS テンプレート)が結びつくことを示した図。
VM の構成要素
  • サイズ:CPU とメモリの組み合わせ。汎用・コンピューティング最適化・メモリ最適化などのシリーズから選ぶ。
  • マネージドディスク:OS ディスクとデータディスク。Azure が可用性を管理する仮想ディスク。
  • NIC / VNet / サブネット:ネットワーク接続。プライベート IP を持ち、NSGで通信を制御する。
  • イメージ:OS とソフトウェアのテンプレート。同じ構成の VM を再現できる。
試験ポイント

「VM=OS まで自分で管理する IaaS」「サイズで CPU/メモリを選ぶ」「ディスクはマネージドディスク」 は AZ-104 で頻出です。停止(割り当て解除)すると課金が止まる点も押さえましょう。

仮想マシン(VM) は OS まで自分で管理する IaaS です。サイズ(シリーズ)で CPU/メモリを決め、マネージドディスク を OS/データ用に接続します(種類は Standard HDD/Standard SSD/Premium SSD/Ultra Disk でコストと IOPS が異なる)。ディスクは スナップショット でバックアップ、保管時は既定で SSE(プラットフォーム/カスタマー管理キー) 暗号化、OS まるごとは Azure Disk Encryption(BitLocker/DM-Crypt)。ネットワークは NIC→サブネット/VNetNSG、初期設定は cloud-init/カスタムスクリプト拡張、構成維持は VM 拡張機能。同一構成の再現は イメージ/Azure Compute Gallery。課金の要点:「停止(割り当て解除)」でコンピューティング課金が止まる(単なるシャットダウンでは止まらない・ディスク課金は継続)。コスト最適化は リザーブドインスタンス/Azure ハイブリッド特典/Spot VM。一時データ用の 一時ディスク(temp) は再起動で消える点に注意。判断軸は「OS制御が要る=VM」「課金停止=割り当て解除」「高 IOPS=Premium/Ultra」。

要素役割
サイズ(シリーズ)CPU/メモリの組み合わせ
マネージドディスクOS/データ・HDD〜Ultra で IOPS/コスト差
NIC + VNet/サブネット + NSGネットワーク接続と通信制御
イメージ / Compute Gallery同一構成の再現

シナリオ:夜間は使わない開発用 VM のコストを抑えたい。 業務時間外は 「停止(割り当て解除)」(自動シャットダウン設定)でコンピューティング課金を止める。高 IOPS が要る DB 用ディスクは Premium/Ultra、ログ用は Standard。基盤の標準構成は イメージ(Compute Gallery)化して横展開し、初期設定は カスタムスクリプト拡張で自動化します。

補足

Q. 課金を止めるには? 停止(割り当て解除)。Q. 高 IOPS のディスクは? Premium/Ultra SSD。Q. 同一構成を再現? イメージ/Compute Gallery。Q. 起動時の初期設定? cloud-init/カスタムスクリプト拡張。Q. ディスクのバックアップ? スナップショット(または Azure Backup)。

注意

混同に注意:
「停止」≠「停止(割り当て解除)」——OS シャットダウンだけでは課金継続、割り当て解除で初めて停止。
一時ディスク(temp)は永続でない(再起動/再割り当てで消える)——重要データは置かない。
③ディスク課金は VM 停止中も続く。
④Ultra Disk は対応リージョン/サイズ制約あり。

補足

VM を「停止」だけではなく「停止(割り当て解除)」にするとコンピューティング課金が止まります(ディスク等のストレージ課金は継続)。

3.1.2この節のまとめ

  • VM=IaaSサイズ・マネージドディスク・NIC・イメージで構成
  • 割り当て解除でコンピューティング課金が停止

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. OS まで含めて自分で管理する、最も柔軟な Azure のコンピュートはどれですか?

Q2. VM の CPU とメモリの量を決めるのはどれですか?

Q3. VM のコンピューティング課金を止めるには、どの状態にするのが適切ですか?

理解度を確認第3章「コンピュートのデプロイ・管理」の問題を解く