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第6章 · ストラテジ系·v1.0.0·更新 2026/7/9·読了目安 約16分

変更要約: 初版

6.4企業活動と会計

この節の要点

企業の経営組織の形態、損益計算書貸借対照表損益分岐点(固定費/変動費)といった財務会計の基礎、ROI/ROE等の財務指標、そして在庫や計画を数理的に扱うOR/IE(在庫管理・線形計画・需要予測・検定・QC七つ道具・デシジョンツリー)を学びます。レベル3として、具体的な数値からの計算・判断を重点的に扱います。

企業活動と会計は、数字を読む力(財務会計・財務指標)数字で意思決定する力(OR/IE)の2本柱で構成されます。応用情報のレベル3では、用語の定義だけでなく、損益分岐点・ROI・期待値といった具体的な数値計算を自力で導出できるかが繰り返し問われます。

6.4.1経営組織と財務会計

  • 経営組織=企業の意思決定・業務遂行の体制。職能ごとに部門を分ける職能別組織、製品/地域/顧客ごとに独立採算の単位を作る事業部制組織、通常の指揮系統に加えプロジェクト単位の横断チームを組むマトリックス組織などの形態があります。
  • 損益計算書(P/L)=一定期間の収益と費用、その差である利益を示す財務諸表。貸借対照表(B/S)=ある時点での資産・負債・純資産の残高を示す財務諸表(資産=負債+純資産)。P/Lが「期間の成績」、B/Sが「時点の財産状況」という違いを区別します。
  • 損益分岐点=売上高と総費用(固定費変動費)がちょうど一致し、利益がゼロになる売上高または販売数量。損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)変動費率=変動費÷売上高で求めます。固定費削減や変動費率低下は損益分岐点を引き下げ、赤字になりにくい体質を作ります。

6.4.2財務指標

  • ROI(投資利益率、Return On Investment)=投資額に対してどれだけの利益を得られたかを示す指標。ROI=利益÷投資額×100(%)。IT投資の採算性判断で頻出です。ROE(自己資本利益率、Return On Equity)=株主が出資した自己資本に対する利益の割合。ROE=当期純利益÷自己資本×100(%)ROIは個別投資案件の採算、ROEは会社全体の資本効率という評価対象の違いを区別します。

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