第4章 · Microsoft のコンプライアンスソリューション·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約8分
変更要約: SC-900 第4章を AZ-900 基準まで深掘り(Service Trust Portal vs Purview/コンプライアンスマネージャー・責任共有対応・比較表、秘密度ラベル/DLP/保持の分類→保護→寿命フロー・比較表、インサイダーリスク/eDiscovery/監査の比較表・シナリオ、FAQ・ひっかけ)。図3枚ja化
4.2情報保護とデータライフサイクル管理
この節の要点
秘密度ラベル、データ損失防止(DLP)、保持ポリシーなど、機密データを分類・保護し適切に保持/削除する仕組みを理解します。
データは「分類して→保護して→適切な期間だけ保持/削除する」流れで守ります。Microsoft Purview がこれらの機能を提供します。
4.2.1主な仕組み
- 秘密度ラベル(sensitivity labels):データやメールを分類し、ラベルに応じて暗号化・透かし・利用制限などの保護を適用する(例:社外秘)。ラベルはファイルに付いて回るため、社外に出ても保護が効く。
- データ損失防止(DLP):クレジットカード番号やマイナンバーなど機密情報の不正な共有・送信を検知・ブロックする。メール・Teams・SharePoint 等に適用できる。
- 保持ポリシー / 保持ラベル(retention):データを必要な期間だけ保持し、不要になれば削除する。法令上の保存義務と「持ちすぎリスク」の両方に対応。
これらは「分類 → 保護 → 寿命管理」という一連の流れで働きます。まず秘密度ラベルでデータの重要度を分類し(手動またはパターン検出で自動)、ラベルに応じた暗号化などで保護します。次に DLP が、その機密データが不適切に外部へ共有されるのを防止します。最後に保持ポリシーが、データを必要な期間だけ保持して削除し、情報の寿命を管理します。3つは独立ではなく、機密データを守る一貫した仕組みです。

