変更要約: SC-200 第5章を新規作成(ドメイン3: Defender XDR でのハンティング(KQL テーブル選択 DeviceProcessEvents 等/KQL で脅威特定/Advanced Hunting クエリ作成/threat analytics の解釈)、ハンティンググラフ(blast radius)/Sentinel Graph でのエンティティ間の関係分析、Sentinel プラットフォーム(ハンティングクエリ/ブックマーク/Data lake の KQL ジョブ/Summary rule テーブル/Notebooks・Sentinel MCP Server 接続))。
5.1Defender XDR でのハンティングと KQL
KQL クエリで使う適切なテーブルの選択、Kusto Query Language(KQL)による脅威の特定、Advanced Hunting クエリの作成、Microsoft Defender XDR の threat analytics の解釈を理解します。
脅威ハンティング は、アラートを待たずに「侵害の仮説」を立て、能動的にデータを探す活動です。Defender XDR の Advanced Hunting は、KQL(Kusto Query Language) でテーブルを横断クエリし、脅威を特定します。
5.1.1テーブルの選択と KQL
KQL では、まず「何を探すか」に合った テーブル を選ぶことが肝心です=デバイス上のプロセスは DeviceProcessEvents、ネットワーク接続は DeviceNetworkEvents、サインインは IdentityLogonEvents、メールは EmailEvents など。間違ったテーブルを選ぶと探している痕跡は見つかりません。クエリは where(絞り込み)・project(列選択)・summarize(集計)・join(結合)等で組み立て、仮説を検証します。
5.1.2threat analytics の解釈
threat analytics は、Microsoft のセキュリティリサーチが提供する脅威レポートで、進行中のキャンペーンや新しい攻撃手法について、影響を受けた資産・推奨対応・関連する検知/ハンティングクエリを示します。アナリストは threat analytics を読み、自組織が影響を受けているかを確認し、提示されたハンティングクエリで能動的に探します。これにより、最新の脅威に対する備えを素早く点検できます。
決め手:「能動的に KQL で痕跡を探す」=Advanced Hunting(まず正しいテーブルを選ぶ=プロセスは DeviceProcessEvents 等)。「Microsoft 提供の脅威レポートで自組織の影響を確認し推奨クエリで探す」=threat analytics。ハンティングは検出ルール(繰り返し検知)とは別の能動的探索。
混同に注意:
①テーブル選択を誤ると痕跡が見つからない=目的に合うテーブルを選ぶ。
②Advanced Hunting(能動探索)とカスタム検出ルール(繰り返し検知への昇格)は別。
③threat analytics(脅威レポート)と分析ルール(検知)は別物。
5.1.3この節のまとめ
- Advanced Hunting=KQL で能動探索。目的に合うテーブル選択が肝(プロセス:DeviceProcessEvents/NW:DeviceNetworkEvents/サインイン:IdentityLogonEvents)
- threat analytics=Microsoft 提供の脅威レポート。自組織の影響を確認し推奨クエリで探す
- ハンティング(能動探索)は検出ルール(繰り返し検知)とは別の活動
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. デバイス上で実行されたプロセスの痕跡を Advanced Hunting で探したい。最初に選ぶべきテーブルとして最も適切なのはどれですか?
Q2. Microsoft が提供する脅威レポートで、進行中のキャンペーンに自組織が影響を受けているか確認し、推奨クエリで能動的に探したい。最適なのはどれですか?
Q3. KQL クエリで「探している痕跡が見つからない」とき、最初に疑うべきことは何ですか?
Q4. 脅威ハンティングとカスタム検出ルールの関係として正しいのはどれですか?
Q5. サインイン(ログオン)に関する痕跡を Advanced Hunting で探すのに適したテーブルはどれですか?

