Instiq
第4章 · インフラのセキュリティ·v1.0.0·更新 2026/6/28·読了目安 約15分

変更要約: SC-100 第4章を新規作成(ドメイン3「インフラのセキュリティ設計」: Defender for Cloud(CSPM/CWPP)/Secure Score/MCSB/Azure Arc/マルチクラウド posture、Security Exposure Management(攻撃パス/attack surface reduction/イニシアチブ)/Defender EASM、サーバ/エンドポイント(ベースライン/Defender for Endpoint/Intune/Windows LAPS)/OT・ICS・IoT(Defender for IoT)/コンテナ(Defender for Containers)/Azure AI services security、ネットワーク(マイクロセグメンテーション/Private Link/Azure Bastion)/SSE(Entra Internet Access/Entra Private Access/Global Secure Access))。

4.1Defender for Cloud による posture 管理

この節の要点

Microsoft Defender for Cloud(MCSB 含む)と Microsoft Secure Score による posture 評価、ハイブリッド/マルチクラウドの統合 posture、cloud workload protection(CWPP)の選定、Azure Arc によるハイブリッド/マルチクラウド統合を理解します。

インフラのセキュリティは 2 つの問い=「構成は安全か(posture)」と「実行中の脅威を検知/防御できるか(workload protection)」に分けて考えます。Microsoft Defender for Cloud は両方を、Azure だけでなく AWS/GCP/オンプレ まで一元的に担います。

4.1.1CSPM と Secure Score

クラウドセキュリティ posture 管理(CSPM)は、構成のミス(公開ストレージ・暗号化無効・過剰権限など)を継続的に評価します。Defender for CloudMCSB を既定ベンチマークに環境を採点し、Secure Score(Defender for Cloud のインフラ posture スコア)として改善の優先順位を示します。アーキテクトは「クラウド構成のリスクを継続的に測り、優先順位を付けて下げたい」要件にこれを据えます。Defender CSPM プランでは attack path 分析 や agentless スキャンなど高度な分析も加わります。

4.1.2CWPP と Azure Arc

cloud workload protection(CWPP)は、実行中のワークロード(サーバ・コンテナ・ストレージ・データベース等)の脅威を検知/防御するプランです(Defender for Servers/Containers/Storage/Databases など)。Azure 外のサーバや他クラウドを同じ管理下に置くには Azure Arc でオンボードし、Arc 対応サーバに Defender や Azure Policy を適用します。アーキテクトは「オンプレと AWS/GCP のサーバも、Azure と同じ posture/保護で一元管理したい」要件に Arc+Defender for Cloud を組み合わせます。

試験ポイント

決め手:「構成ミスを継続評価・優先順位付け」=CSPM(Secure Score)。「実行中ワークロードの脅威検知/防御」=CWPP(Defender for Servers/Containers/Storage/Databases)。「オンプレ/他クラウドのサーバを Azure と同じ管理下に」=Azure Arc。「クラウド構成の規制整合」=規制コンプライアンスダッシュボード。

注意

混同に注意:
①CSPM(構成 posture)と CWPP(実行時保護)は別レイヤ=両方要る。
②Secure Score(Defender for Cloud=インフラ posture)と Microsoft Secure Score(Defender XDR=ID/M365 posture)を取り違えない。
③Arc は「マルチクラウドの管理土台」=それ自体は脅威検知ではない(検知は Defender プラン)。

CSPM(MCSB で構成評価→Secure Score、Defender CSPM は attack path 分析)、CWPP(Servers/Containers/Storage/Databases)、Azure Arc でオンプレ/AWS/GCP を統合する図。
構成と実行時を一元化

4.1.3この節のまとめ

  • CSPM=構成ミスを MCSB で継続評価し Secure Score で優先順位付け。Defender CSPM は attack path 分析も
  • CWPP=実行中ワークロードの脅威検知/防御(Servers/Containers/Storage/Databases)
  • Azure Arc=オンプレ/AWS/GCP を Azure と同じ posture/保護/ポリシーの管理下に統合

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. クラウドの構成ミス(公開ストレージ・暗号化無効等)を継続的に評価し、改善を優先順位付けして可視化したい。最適なのはどれですか?

Q2. オンプレと AWS のサーバを、Azure と同じ posture 評価・Defender 保護・Azure Policy の管理下に置きたい。最適なのはどれですか?

Q3. 実行中の VM・コンテナ・ストレージ・データベースに対する脅威の検知/防御を有効化したい。これはどの種類のプランですか?

Q4. Secure Score(Defender for Cloud)と Microsoft Secure Score(Defender XDR)の違いとして正しいのはどれですか?

Q5. インフラのセキュリティを「構成の安全性」と「実行時の脅威防御」に分けたとき、両者を一元的に担う製品はどれですか?

理解度を確認第4章「インフラのセキュリティ」の問題を解く

学習の記録を残しませんか

参考書はすべて無料で読めます。無料登録すると、問題集での演習・既読と進捗の記録・間違えた問題の復習・ハイライトが使えます。