変更要約: SC-100 第2章を新規作成(ドメイン2 前半「セキュリティ運用」: Defender XDR/Sentinel(SIEM)/XDR+SIEM 統合/Defender for Endpoint・Identity・Office 365・Cloud Apps、SOAR/オートメーションルール/プレイブック(Logic Apps)/脅威ハンティング(KQL)/UEBA、集中ログ/Microsoft Purview Audit(Standard・Premium)/マルチクラウド監視/保持と分離、MITRE ATT&CK(Enterprise/Mobile/ICS)/検知カバレッジ/インシデント対応ワークフロー)。
2.3集中ログ・監査と多環境の監視
Microsoft Purview Audit を含む集中ログと監査、ハイブリッド/マルチクラウドを支える監視設計、ログの取り込み・保持・分離の考え方を理解します。
検知・対応・調査・コンプライアンスはすべて「信頼できるログ」が前提です。アーキテクトは「何を・どこに・どれだけの期間・誰が改ざんできない形で」記録するかを設計します。
2.3.1Microsoft Purview Audit
Microsoft Purview Audit は、Microsoft 365/Entra のユーザー/管理者操作の監査ログを集中的に記録します。Audit (Standard) は基本的な記録、Audit (Premium) は長期保持(既定で延長)と、侵害調査に重要な高価値イベント(例:メール項目へのアクセス=MailItemsAccessed)を提供します。アーキテクトは「インシデント後にどこまで遡って何が起きたかを追える状態」を要件に、Purview Audit の適切なレベルと保持を設計します。
2.3.2ハイブリッド/マルチクラウドの監視
監視は Microsoft 環境にとどまりません。Microsoft Sentinel のデータコネクタで AWS(CloudTrail/GuardDuty)・GCP・オンプレ機器のログを取り込み、全社で相関します。インフラの構成リスクは Microsoft Defender for Cloud がマルチクラウドで評価し、脅威は Defender XDR/Sentinel が検知します。アーキテクトは「ログの保持期間(コストと調査要件のバランス)」「本番から分離した改ざん耐性のある保管」「規制が要求する保持」を設計判断として整理します。
決め手:「M365/Entra の操作監査・侵害調査用の高価値イベント・長期保持」=Purview Audit(Premium)。「AWS/GCP/オンプレも集めて相関」=Sentinel コネクタ。「クラウド構成の posture をマルチクラウドで評価」=Defender for Cloud。
混同に注意:
①Purview Audit(操作の監査ログ)と Sentinel(SIEM の相関/検知)は補完関係=役割が違う。
②ログは「取得」だけでなく改ざん耐性・分離・保持期間まで設計する。
③コンプライアンスの保持要件と調査の実用性(コスト)を両立させる。
2.3.3この節のまとめ
- Purview Audit=M365/Entra の操作監査。Premium は長期保持+侵害調査用の高価値イベント
- マルチクラウド監視=Sentinel コネクタで AWS/GCP/オンプレを集約、Defender for Cloud で構成 posture を評価
- ログは改ざん耐性・本番から分離・規制の保持要件まで設計する
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 侵害調査でメール項目へのアクセス(MailItemsAccessed)など高価値イベントを長期に追えるようにしたい。最適なのはどれですか?
Q2. AWS の CloudTrail とオンプレのファイアウォールのログを、Microsoft 365 のシグナルと併せて相関したい。最適なのはどれですか?
Q3. クラウドインフラの構成リスク(posture)を AWS/GCP も含めて評価したい。最適なのはどれですか?
Q4. 集中ログ設計で最も重要な考慮はどれですか?
Q5. Purview Audit と Microsoft Sentinel の関係として正しいのはどれですか?

