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第2章 · セキュリティ運用(SecOps)·v1.0.0·更新 2026/6/28·読了目安 約14分

変更要約: SC-100 第2章を新規作成(ドメイン2 前半「セキュリティ運用」: Defender XDR/Sentinel(SIEM)/XDR+SIEM 統合/Defender for Endpoint・Identity・Office 365・Cloud Apps、SOAR/オートメーションルール/プレイブック(Logic Apps)/脅威ハンティング(KQL)/UEBA、集中ログ/Microsoft Purview Audit(Standard・Premium)/マルチクラウド監視/保持と分離、MITRE ATT&CK(Enterprise/Mobile/ICS)/検知カバレッジ/インシデント対応ワークフロー)。

2.2SOAR とインシデント対応の自動化

この節の要点

Microsoft Sentinel と Defender XDR を用いた SOAR(オーケストレーションと自動応答)、オートメーションルールとプレイブック、インシデント対応・脅威ハンティング・インシデント管理のワークフロー設計、UEBA を理解します。

検知の次は「対応の速度と一貫性」です。アナリストの手作業に頼ると遅く、ばらつきます。SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)は、対応を自動化された手順に落とし込み、人は判断に集中できるようにします。

2.2.1Sentinel の SOAR:ルールとプレイブック

Microsoft Sentinel は SOAR を オートメーションルール(インシデントのトリアージ/割当/タグ付け/抑制を宣言的に)と プレイブックAzure Logic Apps ベースの自動ワークフロー)で実現します。例えば「危険なサインインを検知したらユーザーを無効化し、チケットを起票し、Teams へ通知する」を自動化します。アーキテクトは「反復的な一次対応を自動化し、平均対応時間(MTTR)を下げたい」要件に Sentinel の SOAR を設計します。Defender XDR 側にも自動調査と修復(自動対応)があり、両者を役割分担します。

2.2.2脅威ハンティングと UEBA

脅威ハンティング は、アラートを待たずに「侵害の仮説」を立て、クエリ(Sentinel の KQL ハンティングクエリやブックマーク)で能動的に探す活動です。UEBA(User and Entity Behavior Analytics)は、ユーザー/エンティティの平常からの逸脱を機械学習で検知し、内部脅威や乗っ取りの兆候を浮かび上がらせます。アーキテクトは「未知の脅威・内部不正を早期に見つけたい」要件に、ハンティングと UEBA を運用設計へ組み込みます。

試験ポイント

決め手:「インシデントに自動で一連の対応(無効化/起票/通知)を実行」=Sentinel プレイブック(Logic Apps)。「トリアージ/割当/抑制を宣言的に」=オートメーションルール。「アラートを待たず能動的に探索」=ハンティング(KQL)。「平常からの逸脱で内部脅威を検知」=UEBA。

注意

混同に注意:
①プレイブック(Logic Apps の自動ワークフロー)とオートメーションルール(インシデント運用の宣言的ルール)を取り違えない。
②SOAR は検知(SIEM/XDR)の後段=検知そのものではない。
③自動対応は誤検知時の影響が大きい操作(一括無効化等)に承認/ガードを設計する。

Sentinel のオートメーションルール(宣言的トリアージ)とプレイブック(Logic Apps の自動応答)、脅威ハンティング(KQL)、UEBA(平常からの逸脱)を示す図。
MTTR を下げる

2.2.3この節のまとめ

  • SOAR=対応の自動化。Sentinel はオートメーションルール(宣言的トリアージ)+プレイブック(Logic Apps)で実現
  • ハンティング=アラートを待たず KQL で能動探索。UEBA=平常からの逸脱で内部脅威/乗っ取りを検知
  • Defender XDR の自動調査/修復と Sentinel SOAR を役割分担し MTTR を下げる

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 危険なサインイン検知時に「ユーザー無効化→チケット起票→Teams 通知」を自動実行したい。最適なのはどれですか?

Q2. インシデントのトリアージ・割当・重複抑制を、コードを書かず宣言的に自動化したい。最適なのはどれですか?

Q3. アラートを待たずに侵害の仮説を立て、KQL で能動的にログを探索したい。これはどの活動ですか?

Q4. 正規ユーザーの「平常からの逸脱」を機械学習で捉え、内部脅威やアカウント乗っ取りを検知したい。最適なのはどれですか?

Q5. SOAR の自動対応を設計する際の注意として最も適切なのはどれですか?

理解度を確認第2章「セキュリティ運用(SecOps)」の問題を解く