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第2章 · セキュリティ運用(SecOps)·v1.0.0·更新 2026/6/28·読了目安 約15分

変更要約: SC-100 第2章を新規作成(ドメイン2 前半「セキュリティ運用」: Defender XDR/Sentinel(SIEM)/XDR+SIEM 統合/Defender for Endpoint・Identity・Office 365・Cloud Apps、SOAR/オートメーションルール/プレイブック(Logic Apps)/脅威ハンティング(KQL)/UEBA、集中ログ/Microsoft Purview Audit(Standard・Premium)/マルチクラウド監視/保持と分離、MITRE ATT&CK(Enterprise/Mobile/ICS)/検知カバレッジ/インシデント対応ワークフロー)。

2.1XDR と SIEM による検知と対応

この節の要点

Microsoft Defender XDR(ID/エンドポイント/メール/SaaS の横断的な検知応答)と Microsoft Sentinel(クラウドネイティブ SIEM)の役割分担、両者を統合した検知応答(XDR+SIEM)、ハイブリッド/マルチクラウド監視の設計を理解します。

セキュリティ運用(SecOps)の中核は「素早く検知し、素早く対応する」ことです。Microsoft は 2 つの補完的な製品を提供します=領域横断で深く検知応答する Microsoft Defender XDR と、全ソースを集約し相関する SIEM の Microsoft Sentinel です。アーキテクトは両者の役割を取り違えず、統合した SOC を設計します。

2.1.1Microsoft Defender XDR:領域横断の検知応答

Microsoft Defender XDR(旧 Microsoft 365 Defender)は、Defender for Endpoint(端末)・Defender for Identity(オンプレ AD/ID)・Defender for Office 365(メール/コラボ)・Defender for Cloud Apps(SaaS)のシグナルを自動相関し、点在するアラートを 1 つの インシデント にまとめます。アーキテクトは「攻撃の連鎖を横断で可視化したい」「アラート疲れを減らしたい」要件に XDR を選びます。XDR は Microsoft エコシステム内の深い検知応答に強みがあります。

2.1.2Microsoft Sentinel:クラウドネイティブ SIEM

Microsoft Sentinel は、Microsoft 製品だけでなく AWS/GCP・オンプレ機器・サードパーティ(ファイアウォール等)のログまであらゆるソースを集約する SIEM です。データコネクタで取り込み、分析ルールで検知し、長期保管と全社横断のハンティングを可能にします。「組織全体・マルチクラウド・サードパーティを含めて集中監視/相関したい」要件には Sentinel を選びます。XDR は Sentinel のコネクタ経由でインシデントを取り込めるため、両者は競合でなく階層(XDR=深い領域横断、Sentinel=全社の集約)です。

試験ポイント

決め手:「Microsoft の端末/ID/メール/SaaS を横断で深く検知・自動相関」=Defender XDR。「AWS/GCP・オンプレ・サードパーティも含め全社で集約/相関/長期保管」=Sentinel(SIEM)。多くの設計は「XDR を Sentinel に接続」して両取りする。

注意

混同に注意:
①XDR≠SIEM。XDR は領域横断の検知応答、SIEM(Sentinel)は全ソース集約/相関。
②Defender XDR と Defender for Cloud(クラウドインフラの posture/CWPP)は別物。
③「サードパーティのログも取り込みたい」なら XDR 単独では不足=Sentinel。

Defender XDR が端末/ID/メール/SaaS を領域横断で自動相関、Sentinel(SIEM)が AWS/GCP/オンプレ/サードパーティを全社集約、XDR を Sentinel へ接続する統合を示す図。
深い横断+全社集約

2.1.3この節のまとめ

  • Defender XDR=端末/ID/メール/SaaS のシグナルを自動相関しインシデント化(領域横断の検知応答)
  • Sentinel=クラウドネイティブ SIEM。AWS/GCP・オンプレ・サードパーティも集約/相関/長期保管
  • 多くの設計は XDR を Sentinel に接続=深い領域横断+全社集約の両取り

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. AWS/GCP・オンプレ機器・サードパーティのファイアウォールも含め、全社のログを集約・相関し長期保管したい。最適なのはどれですか?

Q2. 端末・ID・メール・SaaS にまたがる攻撃の連鎖を自動相関し、1 つのインシデントとして可視化したい。最適なのはどれですか?

Q3. Defender XDR と Sentinel を組み合わせる一般的な設計はどれですか?

Q4. オンプレ Active Directory に対する攻撃(横移動・Pass-the-Hash 等)の検知を担う Defender コンポーネントはどれですか?

Q5. XDR と SIEM の違いとして正しいのはどれですか?

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