変更要約: 軸B網羅: 開発者ツール/運用管理(CI-CD・Grafana/Prometheus・Proton・Amplify/Device Farm)のカタログ節(s4)を追加
3.3信頼性とセキュリティ態勢の改善
既存環境の堅牢化——Well-Architected、障害の分離(フォールト分離)、GuardDuty/Security Hub/Config、WAF/Shield、自動修復——を理解します。脅威検知とコンプライアンスを継続的に高めます。
堅牢化は継続的な営みです。脅威を検知し、構成のコンプライアンスを評価し、逸脱を自動修復します。
3.3.1セキュリティと信頼性の継続改善
- GuardDuty:ログを機械学習で分析し、脅威・不審なアクティビティを検知する。
- Config:リソース構成をルールで評価し、コンプライアンス逸脱を検出・記録する。
- Security Hub:複数サービスの検出結果を一元集約・スコア化し、態勢を可視化する。
- WAF/Shield:WAF=L7 の悪意ある HTTP リクエストをブロック、Shield=DDoS 防御。
- 自動修復:検出→EventBridge→Lambda/SSM Automation で逸脱を自動で是正する。
「脅威検知=GuardDuty」「構成コンプライアンス評価/逸脱検出=AWS Config」「検出結果の一元集約=Security Hub」「L7 攻撃ブロック=WAF・DDoS 防御=Shield」「設計レビューの基準=Well-Architected」 は SAP-C02 で頻出です。Config ルール違反を EventBridge+Lambda で自動修復する設計が定番です。
GuardDuty は「検知」、WAF/Shield は「防御」、Config は「コンプライアンス評価」と役割が異なります。混同しないこと。検知だけでは守れないため、自動修復や防御サービスと組み合わせます。
SAP-C02 のセキュリティ設問は「検知・評価・集約・防御・是正」のどの層の話かを見極めるのが鍵です。GuardDuty は VPC フローログ・DNS ログ・CloudTrail を取り込み、機械学習と脅威インテリジェンスで侵害の兆候(C2 通信・異常な API 使用など)を検知します。AWS Config はリソースを構成項目(configuration item)として継続記録し、マネージドルールや Lambda カスタムルールで準拠を評価、逸脱時には修復アクション(SSM Automation ドキュメント)を紐づけられます。Security Hub は GuardDuty・Inspector・Macie・Config などの検出結果を ASFF 形式で集約し、CIS や AWS 基礎セキュリティ標準に対するスコアを出します。組織横断では GuardDuty/Security Hub/Config を委任管理者アカウントで集約し、メンバーアカウントを一元管理するのが定石です。防御層は WAF(マネージドルール/レート制限/地理ブロック)と Shield Advanced(高度な DDoS 緩和と DDoS コスト保護)で、検出から EventBridge→Lambda/SSM Automation へ流して是正を自動化します。最後に Well-Architected(6 つの柱)でレビューし、継続的に改善のループを回します。
| 役割 | サービス | 代表的な用途 |
|---|---|---|
| 脅威検知 | GuardDuty | 侵害の兆候を機械学習で検知 |
| 構成コンプライアンス | AWS Config | ルール評価+逸脱の自動修復 |
| 検出結果の集約 | Security Hub | 横断集約・標準準拠スコア |
| アプリ防御 | WAF / Shield | L7 攻撃ブロック・DDoS 緩和 |
シナリオ:マルチアカウント環境で「S3 バケットが暗号化なし/パブリック公開」を組織全体で禁止し、違反を自動で直したい。→ AWS Config のマネージドルール(s3-bucket-server-side-encryption-enabled 等)を組織全体に配信し、違反検出時に SSM Automation の修復アクションで暗号化を有効化。検出結果は Security Hub に集約し、委任管理者アカウントで横断監視します。
FAQ:GuardDuty と Inspector と Macie の違いは? GuardDuty は脅威検知(不審な振る舞い)、Inspector は EC2/コンテナ/Lambda の脆弱性スキャン、Macie は S3 内の機密データ(PII 等)検出です。いずれも検出結果は Security Hub に集約できます。
ひっかけ:「DDoS 攻撃からの保護」に WAF "だけ" を選ぶのは不十分なことがあります。L3/L4 の大規模な体積型 DDoS には Shield(Advanced) が主役で、WAF は L7 のリクエストルールを担います。両者は補完関係で、設問の攻撃レイヤを見極めましょう。
3.3.2この節のまとめ
- 検知=GuardDuty/評価=Config/集約=Security Hub
- 防御=WAF(L7)/Shield(DDoS)/是正=EventBridge→Lambda/SSM
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. アカウント内の不審な API 利用や侵害の兆候を、ログから機械学習で継続的に検知したい。何を使いますか?
Q2. リソース構成が社内ルール(例: S3 は暗号化必須)に準拠しているか継続評価し、逸脱を検出したい。何を使いますか?
Q3. Web アプリへの SQL インジェクションや不正な L7 HTTP リクエストをブロックしたい。何を使いますか?

