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第6章 · ストラテジ·v1.0.0·更新 2026/7/9·読了目安 約13分

変更要約: 初版

6.1システム戦略と企画

この節の要点

経営目標を実現するための情報システム戦略、全体最適の設計図であるエンタープライズアーキテクチャ(EA)、業務そのものを見直すBPR/BPM業務モデリング、定型作業を自動化するRPA、そしてIT活用で事業モデルを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)を学びます。さらにシステム化を進める際のシステム化計画要件定義、外部調達のRFI/RFPソリューションビジネスの形態も押さえます。

経営戦略を実現する手段としてITをどう使うかを定めるのが情報システム戦略です。戦略は「絵に描いた餅」で終わらせず、全体最適の設計図に落とし込み、必要なら業務プロセス自体を作り変え、実際のシステム化プロジェクトへとつなげていく一連の流れを理解することが、ストラテジ系分野の土台になります。

6.1.1情報システム戦略とEA

  • 情報システム戦略=経営戦略・事業戦略を実現するために、情報システムをどう整備・活用するかを定めた中長期の方針。単なるIT部門の計画ではなく、経営目標との整合が出発点になります。
  • エンタープライズアーキテクチャ(EA)=組織全体の業務とシステムをビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジの4体系で整理し、「現状(As-Is)」から「あるべき姿(To-Be)」への移行計画を描く手法。部門ごとに個別最適化されたシステムの乱立を防ぎ、全体最適を図る狙いがあります。

6.1.2BPR/BPM・RPA・DX

  • BPR(Business Process Reengineering)=既存の業務プロセスをゼロベースで根本的に見直し、再設計する取り組み。単なる部分改善ではなく、組織構造や業務フローの抜本的な変革を指します。BPM(Business Process Management)=業務プロセスを継続的に可視化・分析・改善していくマネジメント手法。BPRが「一度の抜本改革」なら、BPMは「改善を回し続ける仕組み」です。
  • 業務モデリング=業務の流れや情報のやり取りを図式化して可視化する手法(例:業務フロー図、DFD)。現状把握と改善対象の特定に使います。RPA(Robotic Process Automation)=定型的な事務作業(データ入力・転記・帳票出力など)をソフトウェアロボットが人に代わって自動実行する仕組み。人手不足対策・ヒューマンエラー削減に直結します。
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)=デジタル技術の活用により、製品・サービス・ビジネスモデルそのもの、さらには組織文化までも変革し、競争上の優位性を確立すること。既存業務のIT化(デジタイゼーション)や部分的なデジタル化(デジタライゼーション)にとどまらず、事業モデルの変革まで踏み込む点が本質です。

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