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第5章 · インシデントとイベントへの対応·v2.0.0·更新 2026/6/4·読了目安 約10分

変更要約: DOP-C02 第5章を深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ・深掘り段落を各節に追加、図を日本語版に対応)

5.3通知とエスカレーション

この節の要点

インシデントの通知と運用——SNSEventBridgeSystems Manager Incident ManagerChatbot(Slack/Teams 連携)デッドレターキュー(DLQ)——を理解します。適切な相手へ確実に届け、対応を統制します。

検知・修復に加え、適切な相手への通知とエスカレーションが重要です。SNS や Incident Manager で対応を統制します。

5.3.1通知とインシデント管理

通知とエスカレーションを示した図。アラームやイベントを EventBridge/SNS が受け、SNS が Email/SMS/HTTP/Lambda へ通知をファンアウト、AWS Chatbot が Slack/Teams へ運用通知を連携、重大インシデントは Systems Manager Incident Manager がエスカレーション計画(オンコール連絡先・対応プラン・自動ランブック)に従って統制し、配信に失敗したメッセージはデッドレターキュー(DLQ)に退避して後で再処理する構成を示した図。
通知とインシデント管理
  • SNS:通知を Email/SMS/HTTP/Lambda へファンアウトする。
  • ChatbotSlack/Teams に運用通知やアラームを連携する。
  • Incident Manager:重大インシデントのエスカレーション計画・対応プラン・オンコールを統制。
  • DLQ(デッドレターキュー):配信/処理に失敗したメッセージを退避し、後で再処理する。
試験ポイント

「通知のファンアウト=SNS」「Slack/Teams 連携=Chatbot」「重大インシデントの統制/オンコール=Incident Manager」「失敗メッセージの退避=DLQ」 は DOP-C02 で頻出です。Lambda や SQS の処理失敗を取りこぼさないよう DLQ を設定するのが定石です。

DOP-C02 では「適切な相手へ、適切な経路で、取りこぼさず届け、対応を統制する」運用設計が問われます。SNS は Email/SMS/HTTP(S)/Lambda/SQS/モバイルプッシュへファンアウトし、サブスクリプションフィルターポリシーで購読者ごとに必要なメッセージだけを配り、SNS 自体の DLQ(再ドライブ)で配信失敗を退避できます。チャット連携は AWS Chatbot(Amazon Q Developer in chat applications)で、Slack/Teams にアラームや CloudWatch のグラフを流し、チャットから承認済みコマンドを実行することもできます。重大インシデントは Systems Manager Incident Manager対応プラン(response plan)エスカレーション計画オンコールスケジュール(ローテーション)連絡先チャネルを統制し、発生時に自動でランブックを起動し、関係者を招集して事後分析(post-incident analysis)まで支援します。配信・処理の信頼性は DLQ が要で、Lambda の非同期呼び出しや SQS のコンシューマ失敗をメッセージごと退避して後で再処理(リドライブ)でき、原因調査も可能にします。設計の勘所は、通知の重大度に応じた経路分け(情報は Slack、重大はオンコール呼び出し)と、アラート疲れの抑制(複合アラーム・フィルタリング)です。これらは検知・自動修復と一体で、インシデント対応の MTTR とエスカレーションの確実性を高めます。

目的サービス要点
多経路への通知配信SNSファンアウト・フィルタポリシー・DLQ
チャットへの連携AWS ChatbotSlack/Teams へアラーム/グラフ
重大インシデントの統制Incident Manager対応プラン・オンコール・事後分析
失敗メッセージの保全DLQ退避→リドライブで再処理
補足

シナリオ:軽微な警告はチャットで十分だが、本番停止級は担当者を電話で呼び出し、対応を統制したい。→ 重大度を SNS のサブスクリプションフィルターポリシーで振り分け、情報レベルは Chatbot 経由で Slack へ、重大レベルは Incident Manager の対応プランを起動してオンコールのエスカレーション(電話/SMS)と自動ランブックを発動。対応後は Incident Manager で事後分析を記録し、再発防止につなげます。

補足

FAQ:SNS の通知だけで十分? Incident Manager はいつ要る? 単純な「通知を届ける」だけなら SNS(+Chatbot)で十分です。重大インシデントの対応統制——オンコールのローテーション、段階的エスカレーション、対応プランの自動起動、事後分析の記録——が要るなら Incident Manager を使います。通知(SNS)と統制(Incident Manager)は役割が異なります。

注意

ひっかけ:「処理に失敗したイベントを失わない」要件で DLQ を設定し忘れると、Lambda の非同期呼び出しや SQS のメッセージはリトライ上限後に破棄され、調査もできません。重要な非同期処理には必ず DLQ を構成します。また Chatbot は通知/承認実行の連携であって、インシデントの統制(オンコール/エスカレーション)は Incident Manager の役割です。

5.3.2この節のまとめ

  • 通知=SNS(ファンアウト)+Chatbot(Slack/Teams)
  • 統制=Incident Manager/失敗退避=DLQ

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. アラート通知を Email・SMS・Lambda など複数の宛先へ同時に配信したい。何を使いますか?

Q2. 運用アラームやインシデント通知を Slack チャンネルに連携したい。何を使いますか?

Q3. Lambda がイベント処理に繰り返し失敗する。メッセージを失わずに後で調査・再処理したい。何を使いますか?

理解度を確認第5章「インシデントとイベントへの対応」の問題を解く

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