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第5章 · インシデントとイベントへの対応·v2.0.0·更新 2026/6/4·読了目安 約11分

変更要約: DOP-C02 第5章を深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ・深掘り段落を各節に追加、図を日本語版に対応)

5.2自動修復とランブック

この節の要点

検知から修復までの自動化——SSM Automation(ランブック)Config 自動修復Lambda 修復Auto Scaling の自己修復——を理解します。人手を介さず逸脱を是正します。

インシデントは自動で修復できれば MTTR(平均復旧時間)が下がります。ランブックや Config 自動修復で、決まった是正を機械的に実行します。

5.2.1自動修復の仕組み

自動修復のパイプラインを示した図。検知(Config ルール違反・CloudWatch アラーム・GuardDuty)→EventBridge→是正アクションとして SSM Automation のランブック(事前定義された一連の修復手順を実行・例: 公開された S3 を非公開化、未暗号化ボリュームへの対処、インスタンス隔離)や Lambda を起動し、AWS Config は修復アクションを直接関連付けて違反を自動是正、Auto Scaling は不健全インスタンスを自動置換する、人手を介さない是正の流れを示した図。
自動修復とランブック
  • SSM Automation(ランブック)事前定義の修復手順を一括実行(例: 公開 S3 の非公開化、インスタンス隔離)。
  • Config 自動修復:ルール違反に修復アクションを関連付け、自動で是正する。
  • Lambda 修復:柔軟なロジックで是正。EventBridge から起動。
  • Auto Scaling 自己修復:ヘルスチェック失敗インスタンスを自動置換
試験ポイント

「定型の修復手順=SSM Automation ランブック」「Config 違反の自動是正=Config 修復アクション」「柔軟な修復=Lambda」「不健全インスタンス置換=Auto Scaling」 は DOP-C02 で頻出です。検知→EventBridge→修復(SSM/Lambda)のパターンを押さえましょう。

コツ

「公開された S3 バケットを自動で非公開化」「未暗号化の EBS を検出して通知/是正」などは、Config ルール+自動修復、または EventBridge+SSM Automation で実装する典型例です。

DOP-C02 では「定型は自動で、判断が要るものは人を挟む」自動修復の設計が問われます。SSM Automation ランブックは YAML/JSON で mainSteps を定義し、aws:executeAwsApiaws:invokeLambdaFunctionaws:branch(条件分岐)・aws:approve(承認ステップ)などのアクションを組み合わせます。AWS 管理のランブック(例: AWSConfigRemediation-*AWS-DisablePublicAccessForS3Bucket)が多数用意され、カスタムも作れます。Config 自動修復は非準拠リソースに修復用ランブックを関連付け、検出時に自動実行(手動承認も選択可)し、失敗時のリトライも設定できます。Lambda 修復は複雑な条件や外部 API 連携が要る是正に向き、EventBridge から起動します。多段で状態を持つ復旧フローは Step Functions で可視化・リトライ・補償(ロールバック)を含めてオーケストレーションします。重要なのは冪等性(同じ修復を複数回実行しても安全)とガードレール——破壊的操作の前に承認や条件チェックを挟み、自動修復が暴走しないようにします。修復結果は CloudWatch/SNS で必ず通知し、監査のため CloudTrail と OpsItem に記録します。自己修復(Auto Scaling のヘルスチェック置換)はインフラ層の自動回復として、これらアプリ/構成層の修復と補完関係にあります。

修復の性質手段要点
定型の手順SSM Automation ランブックAWS 管理/カスタム・承認ステップ可
構成違反の自動是正Config 修復アクションルールに関連付け・自動/手動
複雑な条件/外部連携LambdaEventBridge から起動・柔軟
多段の復旧フローStep Functionsリトライ/分岐/補償を可視化
補足

シナリオ:セキュリティポリシーで「公開された S3 は即座に非公開化、ただし本番データバケットは誤是正を避けるため承認を必須」にしたい。→ Config ルール(s3-bucket-public-*)違反を検知し、汎用バケットは AWS 管理ランブックで自動修復。本番タグの付いたバケットは aws:approve ステップ入りのランブックにルーティングし、担当者が承認してから是正。結果は SNS で通知し、CloudTrail に記録します。

補足

FAQ:SSM Automation ランブックと Lambda、どちらで修復する? 既製の AWS 管理ランブックで済む定型的な AWS 操作や、承認ステップ・複数 AWS API の手順化なら SSM Automation が簡単で監査も容易。独自ロジック・外部システム連携・細かなデータ加工が要るなら Lambda。両者を Step Functions で組み合わせることもよくあります。

注意

ひっかけ:自動修復は便利ですが、冪等性とガードレールが無いと危険です。破壊的な是正(インスタンス終了、ポリシー変更)を無条件に自動実行すると、誤検知時に被害が拡大します。本番に影響する操作は 承認ステップ対象のタグ条件で保護するのが正解です。また Config の修復は「ルールに関連付け」が前提——ルールだけ作っても自動是正はされません。

5.2.2この節のまとめ

  • 修復=SSM Automation ランブック/Lambda
  • 自動是正=Config 修復アクション/自己修復=Auto Scaling

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 公開設定になった S3 バケットを検出したら、自動で非公開に戻すという定型手順を実行したい。何を使いますか?

Q2. AWS Config のルール違反を検出したら、追加実装なしで自動的に是正させたい。何を使いますか?

Q3. 検知から修復までを自動化する一般的なパターンとして正しいものはどれですか?

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