変更要約: Cloud Digital Leader 第4章を新規作成(ドメイン4「モダナイゼーション」: クラウド移行とコンピューティング=移行アプローチ(リフト&シフト/移して改善/再構築)/Compute Engine/Spot VM、サーバーレス・コンテナ・API・ハイブリッド=GKE/Cloud Run/Cloud Run functions/App Engine/Apigee/GKE(Anthos))。
4.1クラウド移行とコンピューティング
クラウド移行の代表的なアプローチ(リフト&シフト、移して改善、再構築)とそれぞれのトレードオフ、移行の動機、そして仮想マシンを提供する Compute Engine をはじめとするクラウドのコンピューティングの基本を理解します。
既存システムをクラウドへ移す モダナイゼーション は、コスト削減・俊敏性・拡張性・運用負荷の軽減を目的に行います。ただし、すべてを一度に作り直す必要はなく、システムの重要度や時間・予算に応じて移行アプローチを選ぶのが現実的です。
4.1.1移行の代表的なアプローチ
| アプローチ | 内容 | トレードオフ |
|---|---|---|
| リフト&シフト(移設) | ほぼそのまま VM へ移す | 速いがクラウドの利点を活かしきれない |
| 移して改善 | 移しつつ一部をマネージドへ最適化 | バランス型 |
| 再構築(リファクタ) | クラウドネイティブに作り直す | 効果は大きいが手間と時間がかかる |
リフト&シフト は既存システムをほぼそのまま VM(Compute Engine)へ移す方法で、速く移行できる反面、クラウドの利点(自動拡張など)を活かしきれません。移して改善 は移行しながら一部をマネージドサービスへ置き換えるバランス型。再構築 はクラウドネイティブ(コンテナ・サーバーレス)に作り直す方法で、効果は最大だが時間と手間がかかります。「まず素早く移し、後から改善する」段階的な進め方も一般的です。
4.1.2Compute Engine(仮想マシン)
Compute Engine は Google Cloud の IaaS で、用途に合わせて CPU/メモリを選べる仮想マシン(VM)を提供します。OS まで自分で管理できるため自由度が高く、既存システムのリフト&シフト先として最適です。需要に応じて台数を自動で増減するオートスケーリングや、安価な Spot VM(中断され得る代わりに大幅割引)など、コストと拡張性を両立する仕組みもあります。「最大限の制御や既存 OS/ソフトの互換性が必要」なら Compute Engine が基本の選択肢です。
「状況 → アプローチ/サービス」が頻出。例:「とにかく速くそのまま移したい」=リフト&シフト(Compute Engine)、「移しつつ一部マネージド化」=移して改善、「クラウドネイティブに作り直す」=再構築、「OS まで制御が必要な VM」=Compute Engine、「中断され得る代わりに安い VM」=Spot VM。
混同に注意:
①リフト&シフト(速いが利点未活用)/再構築(効果大だが手間大)のトレードオフ。
②Compute Engine=IaaS(VM)で、サーバーレスやコンテナ専用ではない。
③移行は「全部一度に作り直す」必要はなく段階的でよい。
4.1.3この節のまとめ
- 移行=リフト&シフト(速い)/移して改善(バランス)/再構築(効果大・手間大)。段階的でよい
- Compute Engine=IaaS の VM。OS まで制御でき、リフト&シフト先に最適
- オートスケーリングと Spot VM でコストと拡張性を両立
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 既存システムをほぼそのまま仮想マシンへ移す、最も速いが利点を活かしきれない移行アプローチはどれですか?
Q2. OS まで自分で管理でき、既存システムの移行先として最適な、仮想マシンを提供する Google Cloud サービスはどれですか?
Q3. クラウドネイティブに作り直し効果は最大だが、手間と時間が最もかかる移行アプローチはどれですか?
Q4. 中断され得る代わりに大幅な割引が受けられる Compute Engine の VM はどれですか?
Q5. モダナイゼーション(クラウド移行)の主な目的として最も適切なものはどれですか?
Q6. 移行しながら一部をマネージドサービスへ最適化する、速さと効果のバランス型アプローチはどれですか?

