第4章 · インフラとアプリケーションのモダナイゼーション·v1.0.0·更新 2026/6/16·読了目安 約14分
変更要約: Cloud Digital Leader 第4章を新規作成(ドメイン4「モダナイゼーション」: クラウド移行とコンピューティング=移行アプローチ(リフト&シフト/移して改善/再構築)/Compute Engine/Spot VM、サーバーレス・コンテナ・API・ハイブリッド=GKE/Cloud Run/Cloud Functions/App Engine/Apigee/GKE Enterprise(Anthos))。
4.1クラウド移行とコンピューティング
この節の要点
クラウド移行の代表的なアプローチ(リフト&シフト、移して改善、再構築)とそれぞれのトレードオフ、移行の動機、そして仮想マシンを提供する Compute Engine をはじめとするクラウドのコンピューティングの基本を理解します。
既存システムをクラウドへ移す モダナイゼーション は、コスト削減・俊敏性・拡張性・運用負荷の軽減を目的に行います。ただし、すべてを一度に作り直す必要はなく、システムの重要度や時間・予算に応じて移行アプローチを選ぶのが現実的です。
4.1.1移行の代表的なアプローチ
| アプローチ | 内容 | トレードオフ |
|---|---|---|
| リフト&シフト(移設) | ほぼそのまま VM へ移す | 速いがクラウドの利点を活かしきれない |
| 移して改善 | 移しつつ一部をマネージドへ最適化 | バランス型 |
| 再構築(リファクタ) | クラウドネイティブに作り直す | 効果は大きいが手間と時間がかかる |
リフト&シフト は既存システムをほぼそのまま VM(Compute Engine)へ移す方法で、速く移行できる反面、クラウドの利点(自動拡張など)を活かしきれません。移して改善 は移行しながら一部をマネージドサービスへ置き換えるバランス型。再構築 はクラウドネイティブ(コンテナ・サーバーレス)に作り直す方法で、効果は最大だが時間と手間がかかります。「まず素早く移し、後から改善する」段階的な進め方も一般的です。

