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第3章 · Google Cloud の AI による革新·v1.0.0·更新 2026/6/16·読了目安 約15分

変更要約: Cloud Digital Leader 第3章を新規作成(ドメイン3「AI」: AI/ML の基礎=AI・ML・生成 AI の関係/教師あり・教師なし/学習データ/責任ある AI、Google Cloud の AI/ML ソリューション=Vertex AI/Gemini/Vision/Speech-to-Text/Natural Language/Translation/BigQuery ML/Document AI/Conversational Agents)。

3.2Google Cloud の AI / ML ソリューション

この節の要点

AI/ML を構築・利用するための Vertex AI、生成 AI の中核である Gemini、すぐ使える事前学習済み API(Vision・Speech-to-Text・Natural Language・Translation)、SQL で機械学習を行う BigQuery ML、文書処理の Document AI、顧客対応の Conversational Agents など、Google Cloud の AI/ML ソリューションの役割と使い分けを理解します。

Google Cloud は AI をさまざまな成熟度で使えるようにしています。「自分でモデルを作る」から「完成した API を呼ぶだけ」まで幅があり、社内に AI の専門知識がどれだけあるかで選びます。

3.2.1Vertex AI と Gemini

Vertex AI は、機械学習モデルの構築・学習・デプロイ・運用を一気通貫で行う統合 AI プラットフォームです。独自モデルの開発から、Google の基盤モデルの利用までをここで扱えます。その中核となる生成 AI モデルが Gemini で、文章生成・要約・コード支援・画像理解などを担います。Gemini は Google Cloud の各サービスや Google Workspace にも組み込まれ、業務を支援します。専門知識が十分にあるチームは Vertex AI でカスタムモデルを構築し、そうでない場合は事前学習済みの API や Gemini をそのまま使うのが近道です。

3.2.2すぐ使える AI ソリューション

ソリューションできることユースケース例
Vision API画像の分類・物体/文字認識商品画像の自動タグ付け
Speech-to-Text音声を文字に変換コールセンターの文字起こし
Natural Language API文章の感情/エンティティ分析レビューの感情分析
Translation API多言語翻訳サイトの多言語化
Document AI文書から情報を抽出請求書・契約書の処理
Conversational Agents対話型エージェント/チャットボット顧客サポートの自動化

データ分析チーム向けには BigQuery ML があり、BigQuery 上のデータに対し SQL だけで機械学習モデルを作成・予測できます。データをほかに移さず、使い慣れた SQL で需要予測などを行えるのが利点です。これらの「すぐ使えるソリューション」は、AI の専門家がいなくてもビジネス価値を素早く引き出せる点が、Cloud Digital Leader の観点で重要です。

より深く独自にモデルを作る世界では、オープンソースの機械学習フレームワーク TensorFlow が広く使われ、その学習・推論を高速化する Google 独自の専用ハードウェアが Cloud TPU(Tensor Processing Unit)です。リーダーとして細部を覚える必要はありませんが、「大規模な AI は TensorFlow のようなフレームワークと TPU のような専用ハードに支えられている」という全体像を押さえておきます。

試験ポイント

やりたいこと → ソリューション」が頻出。例:「カスタムモデルを構築・運用」=Vertex AI、「文章生成/要約などの生成 AI」=Gemini、「画像認識」=Vision API、「音声→文字」=Speech-to-Text、「翻訳」=Translation API、「文章の感情分析」=Natural Language API、「請求書から情報抽出」=Document AI、「チャットボットで顧客対応」=Conversational Agents、「SQL だけで ML」=BigQuery ML。

注意

混同に注意:
Vertex AI(作る/運用する基盤)事前学習済み API(呼ぶだけ)は成熟度が違う。
Gemini=生成 AI モデル、Vertex AI=それらを扱うプラットフォーム。
③用途特化 API(Vision/Speech/Translation/NL/Document AI)はそれぞれ役割が固定
④BigQuery ML はデータを移さず SQL で ML

自分で作る(Vertex AI/Gemini)、用途特化 API を呼ぶ(Vision/Speech/Natural Language/Translation/Document AI)、SQL で ML(BigQuery ML)という3段階を示す図。
Google Cloud の AI/ML ソリューション

3.2.3この節のまとめ

  • Vertex AI=モデルを構築/運用する統合 AI 基盤。Gemini=中核の生成 AI モデル
  • 事前学習済み API=Vision/Speech-to-Text/Natural Language/Translation、文書=Document AI、対話=Conversational Agents
  • BigQuery ML=データを移さず SQL で機械学習。専門家不在でも価値を素早く

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 機械学習モデルの構築・学習・デプロイ・運用を一気通貫で行える Google Cloud の統合 AI プラットフォームはどれですか?

Q2. 音声データを文字に変換したい場合に使う Google Cloud の API はどれですか?

Q3. 画像を分類したり物体や文字を認識したりするのに最も適した API はどれですか?

Q4. BigQuery 上のデータに対し、データを移さず SQL だけで機械学習モデルを作成・予測できるのはどれですか?

Q5. 請求書や契約書などの文書から情報を自動抽出するのに適した Google Cloud のソリューションはどれですか?

Q6. 文章生成・要約・コード支援などを担う、Google Cloud の中核となる生成 AI モデルはどれですか?

理解度を確認第3章「Google Cloud の AI による革新」の問題を解く