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第6章 · セキュリティ·v1.0.0·更新 2026/7/17·読了目安 約13分

変更要約: 初版

6.3家庭用ルータの無線セキュリティ設定

この節の要点

家庭やSOHOの無線を守る暗号化規格WPA/WPA2/WPA3の世代の違い、事前共有鍵で使うPersonal(PSK)と個別認証のEnterprise(802.1X/RADIUS)の使い分け、そして今も見かけるWEPWPA(TKIP)が非推奨である理由を、「この環境ならどの方式を選ぶか」という基本判断として学びます。

無線LAN(Wi-Fi)は電波なので、有線と違って「近くにいる誰でも受信を試みられる」という前提で守る必要があります。家庭用ルータのセキュリティ設定は難しく見えますが、要点は「どの暗号化規格を選ぶか」と「鍵の配り方をどうするか」の2つです。この節では、無線暗号化の世代であるWPA/WPA2/WPA3の違い、家庭向けのPersonal(PSK)と企業向けのEnterprise(802.1X/RADIUS)という2つのモード、そして今も選択肢に残る古いWEPWPA(TKIP)をなぜ避けるべきかを、「この環境ならどれを選ぶか」という基本判断として学びます。

6.3.1WPA/WPA2/WPA3の世代

  • WPA2=長く標準だった規格で、強力な暗号AES/CCMPを使う。現在も広く使われており、家庭用ルータの安全な最低ラインとして選んでよい。古いWPA(初代)が使うTKIPは既に弱く、非推奨。
  • WPA3=最新世代で、鍵交換にSAEを採用し、パスワードの推測攻撃に強い。さらにPMF(保護管理フレーム)が必須化され、より安全。対応機器がそろっているならWPA3を選ぶのが最善
  • 世代の強さは WPA(TKIP) < WPA2(AES) < WPA3(SAE) の順。古い端末が混在してWPA3に統一できない場合は、次善としてWPA2/WPA3混在(移行)モードを選び、少なくともWEPや初代WPAは使わない。

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