Instiq
第6章 · セキュリティ·v1.0.0·更新 2026/7/17·読了目安 約15分

変更要約: 初版

6.2基礎セキュリティ概念

この節の要点

セキュリティの3本柱CIA(機密性/完全性/可用性)、利用者を確かめて制御し記録するAAA(認証/認可/アカウンティング)、複数の要素で本人確認を強めるMFA、そして暗号化証明書パスワード複雑性Active DirectoryというID基盤、さらにフィッシングマルウェアDoSなどの脅威を、「この対策は何を守るためか」を見分ける基礎として学びます。

セキュリティの話は用語が多くて身構えがちですが、根っこにあるのは「何を・誰から・どうやって守るか」というシンプルな問いです。守る対象を整理する物差しがCIA(機密性・完全性・可用性)、利用者を確かめて権限を与え記録する仕組みがAAA(認証・認可・アカウンティング)です。この節では、この2つの土台に加え、本人確認を強めるMFA、通信や保存データを守る暗号化証明書パスワード複雑性、IDを一元管理するActive Directory、そしてフィッシングマルウェアDoSといった代表的な脅威を、「この対策はCIAのどれを守るのか」という視点で結びつけて学びます。

6.2.1CIAとAAA

  • CIA=守るべき3つの性質。機密性(Confidentiality)=許可された人だけが見られる(漏えい防止)、完全性(Integrity)=内容が改ざんされず正しいまま、可用性(Availability)=必要なときに使える。どのセキュリティ対策も、この3つのどれかを守るためにある。
  • AAA=利用者を扱う3ステップ。認証(Authentication)=本人かを確かめる(例:パスワードやMFA)、認可(Authorization)=確かめた相手に何を許すかを決める(アクセス権)、アカウンティング(Accounting)=誰が何をしたかを記録する(ログ)。
  • この2つは対で効く。AAAで正しく利用者を確かめ権限を絞ることが、結果としてCIAの機密性や完全性を守る。「認証(本人確認)」と「認可(権限付与)」は別物で、認証を通っても認可されていない操作はできない、という区別が重要。

続きは無料登録で読めます

冒頭を無料で公開中。無料登録でこの節の全文と、第4章以降を含む全参考書・全問題集が読めます。