第4章 · インフラ·v1.0.0·更新 2026/7/17·読了目安 約14分
変更要約: 初版
4.2ネットワーク図に基づく配線
この節の要点
エンジニアが描いたネットワーク図に従ってパッチケーブルを正しくつなぐ手順と、スイッチ/ルータを含む小規模トポロジ、機器を収めるラックのレイアウト(ラックユニット(U)・ケーブル管理・PDUでの電源供給・UPS)を、「図の通りに、上から順に、電源まで含めて配線する」入門作業として学びます。
サポートやヘルプデスクの実務では、設計者が描いたネットワーク図(どの機器をどのポートでつなぐかを示した図)を渡され、その通りに機器を配線する場面がよくあります。ここで自己流に挿してしまうと、図と実物がずれて後から誰も追えなくなります。この節では、図に従ってパッチケーブルを正しくつなぐ考え方、スイッチとルータが登場する小規模なトポロジの読み方、そして機器を収めるラックのレイアウトと電源(PDU・UPS)までを、「図の通りに、順序よく、電源まで含めて仕上げる」入門作業として学びます。
4.2.1図に従った配線の基本
- パッチケーブル=機器と機器(またはパッチパネル)を短くつなぐ配線用ケーブル。図には「スイッチのポート1にルータのポートをつなぐ」といった対応関係が描かれるので、図が指すポート番号・機器名の通りに挿すのが鉄則。思いつきで別ポートに挿すと図と実物が食い違う。
- 配線は上位から下位へたどると迷いにくい:インターネット/WAN側のルータ→中継のスイッチ→末端のPCやAPという流れ。図の各線が「どの機器のどのポート」を結ぶかを1本ずつ確認しながら挿し、挿し終えたらリンクライトの点灯で結線を目視確認する。
- 後から追えるように、ケーブルはラベル付けと整線(束ねて経路を整える)を心がける。図・実配線・ラベルが一致していれば、障害時に「図のこの線が切れている」と即座に突き止められる。入門段階でも「図=実物」を保つ習慣が現場力になる。

