5セキュリティの基礎
- 5.1セキュリティ概念とセキュリティプログラム
脅威(threat)・脆弱性(vulnerability)・エクスプロイト(exploit)・緩和策(mitigation)という基本語彙とリスクの関係、代表的な攻撃手法(マルウェア/フィッシング/DoS/中間者/なりすまし)への対抗、そして技術だけでは守れないユーザ意識向上・トレーニング・物理アクセス制御を組み合わせた多層防御を、「この状況で何が最も効く緩和策か」を判断できるように学びます。
- 5.2デバイスアクセス制御とAAA
ルータ/スイッチへのアクセスを守るローカルパスワード(enable secret・ラインパスワード・username secret)とTelnetより安全なSSH、パスワードポリシー(複雑性・管理・MFA・証明書・生体認証)、そして認証・認可・アカウンティングを集中管理するAAAと外部サーバプロトコルTACACS+(TCP49・Cisco独自・コマンド単位認可)/RADIUS(UDP・標準・認証認可統合)の使い分けを、実機設定と要件から判断できるように学びます。
- 5.3ACL(アクセスコントロールリスト)
IOSでトラフィックを許可/拒否するACLの種類(番号付き/名前付き、標準(1-99/1300-1999・送信元のみ)と拡張(100-199・送信元/宛先/プロトコル/ポート))、末尾の暗黙のdeny、ワイルドカードマスク、そして標準は宛先近く/拡張は送信元近くという配置原則を、設定・検証コマンドと合わせて「要件どおりに絞り込む」判断ができるように学びます。
- 5.4レイヤ2セキュリティ
スイッチポートに接続できるMACを制限するポートセキュリティ(違反モードprotect/restrict/shutdown・スティッキMAC)、不正なDHCPサーバを排除するDHCPスヌーピング(信頼/非信頼ポートとバインディングテーブル)、そのバインディング情報を使ってARPなりすましを防ぐDynamic ARP Inspection(DAI)を、攻撃シナリオから「どのL2対策を組み合わせるか」を判断できるように学びます。
- 5.5VPNと無線セキュリティ
公衆網上に安全な通信路を作るVPN(個人が拠点へつなぐリモートアクセスVPNと拠点間を結ぶサイト間VPN、機密性/完全性/認証を担うIPsec)、そして無線LANの暗号化規格WPA/WPA2/WPA3(WPA3のSAE・PMF必須)とパーソナル/エンタープライズの違い、WPA2 PSKのGUI設定を、要件に応じた方式選択として判断できるように学びます。

