変更要約: 初版: ドメイン1(FM統合・データ管理・コンプラ)の5節を作成
1.5プロンプト工学の戦略とガバナンス
FM の振る舞いを制御するプロンプト戦略と、その運用ガバナンスを学びます。Bedrock Prompt Management(テンプレ/バージョン/バリアント比較)、Bedrock Guardrails、chain-of-thought、Bedrock Prompt Flows、CloudTrail/CloudWatch Logs による監査を扱います。
プロンプトは「コード」と同じくバージョン管理・テスト・承認の対象です。プロのレベルでは、効果的なプロンプト設計に加えて組織的なガバナンス(誰がどのプロンプトをどう変えたか)が問われます。
1.5.1プロンプト設計とガバナンス
- Bedrock Prompt Management:パラメータ化テンプレート・バージョン管理・バリアント比較でプロンプトを一元管理する(本番反映の承認が要る場合は CodePipeline 等で外付け)。
- Bedrock Guardrails:役割定義の強制・禁止トピック・PII フィルタなど責任ある AI のルールをプロンプト層で強制する。
- 高度なプロンプト技法:chain-of-thought(思考過程)・構造化入力・出力フォーマット指定・フィードバックループで品質を上げる。
- Bedrock Prompt Flows:逐次プロンプトチェーン・条件分岐・再利用部品・前後処理をビジュアルに組み、複雑タスクを構成する。
- 監査:CloudTrail で利用を追跡、CloudWatch Logs でアクセス/プロンプトを記録する。
「プロンプトのテンプレ/バージョン/バリアント比較=Prompt Management」「責任ある AI のルール強制=Guardrails」「逐次チェーン/条件分岐の構成=Prompt Flows」「思考過程で精度向上=chain-of-thought」「プロンプト利用の監査=CloudTrail/CloudWatch Logs」 は頻出です。
プロンプトの「ライフサイクル管理」が中核です。Bedrock Prompt Management でパラメータ化テンプレートを作り、変更はバージョンとして保存、本番反映は version→alias で行い、承認が必要なら CodePipeline 等で外付けします。プロンプトの回帰テストは Lambda(期待出力の検証)・Step Functions(エッジケース)・CloudWatch(プロンプト回帰の監視)で自動化。挙動の制御は Bedrock Guardrails(役割逸脱・禁止トピック・PII を遮断)と、出力の構造化(JSON Schema)で担保します。複雑タスクは Bedrock Prompt Flows で「プロンプト→KB→Lambda」をつなぎ、working draft → version(イミュータブル)→ alias で本番化。利用の監査は CloudTrail(API 呼び出し)と CloudWatch Logs(プロンプト/応答のログ)で行い、誰がどのテンプレートをいつ使ったかを追跡します。プロンプトは平文の使い捨てでなく、テンプレート+バージョン+バリアント比較+監査の資産として扱うのがプロの設計です。
| 目的 | 使うもの | ポイント |
|---|---|---|
| プロンプトの一元管理 | Prompt Management | テンプレ/バージョン/バリアント比較 |
| 挙動の安全制御 | Guardrails | 禁止トピック/PII/役割 |
| 複雑タスクの構成 | Prompt Flows | チェーン/分岐/版とエイリアス |
| 利用の監査 | CloudTrail/CloudWatch Logs | 誰がいつ何を |
ひっかけ: 「プロンプトはアプリにハードコードして都度書き換える」はガバナンス上の誤りです。本番では Prompt Management のテンプレ+バージョン+バリアント比較で管理します。また「Guardrails はプロンプト技法の一種で精度を上げる機能」も誤り(安全性の強制であり、精度向上技法は chain-of-thought 等)。
1.5.2この節のまとめ
- プロンプトは資産=テンプレ+バージョン+バリアント比較(Prompt Management)+監査
- 安全=Guardrails/構成=Prompt Flows/精度技法=chain-of-thought
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 複数チームが使う本番プロンプトを、テンプレート化・バージョン管理し、バリアントを比較して反映したい。最適なのは?
Q2. カスタマー向けボットが禁止トピックへの言及や PII の出力をしないよう、プロンプト層で安全ルールを強制したい。何を使う?
Q3. 「プロンプト→ナレッジベース照会→Lambda 後処理」という複数ステップの処理を、条件分岐付きで構成しイミュータブルな版として本番化したい。最適なのは?

