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第1章 · 基盤モデルの統合・データ管理・コンプライアンス·v1.0.0·更新 2026/7/16·読了目安 約11分

変更要約: 初版: ドメイン1(FM統合・データ管理・コンプラ)の5節を作成

1.2FM 消費のためのデータ検証・処理パイプライン

この節の要点

FM に渡すデータの品質を担保するパイプラインを学びます。AWS Glue Data QualitySageMaker Data WranglerProcessing、マルチモーダル処理(TranscribeTextract)、Bedrock API 向けの 入力フォーマット整形Comprehend によるエンティティ抽出を扱います。

GenAI の出力品質は入力データの品質で決まります(garbage in, garbage out)。FM に渡す前に、検証・整形・正規化を行うパイプラインを設計します。特徴量エンジニアリングそのものは範囲外ですが、FM 消費向けのデータ準備は問われます。

1.2.1検証と多様なデータ型の処理

  • AWS Glue Data Quality:データセットに品質ルールを定義し、欠損/異常を検出してからインジェストする。
  • SageMaker Data Wrangler / Processing:前処理・変換ジョブを実行し、FM 入力に適した形へ整える。
  • マルチモーダル前処理:音声は Amazon Transcribe、文書/画像は Amazon Textract でテキスト化してから FM へ渡す。
  • 入力フォーマット整形:Bedrock API 向けに JSON 構造化、対話形式の整形、Comprehend でのエンティティ抽出・正規化を行う。
試験ポイント

「インジェスト前の品質チェック=Glue Data Quality」「音声→テキスト=Transcribe」「文書/画像→テキスト=Textract」「エンティティ抽出/PII 検出=Comprehend」「FM 入力の構造化=JSON 整形」 は AIP-C01 で頻出です。

RAG や FM 推論の前段では、ソースの多様なデータ型を正規化されたテキストに落とし込みます。スキャン文書や PDF は Amazon Textract(レイアウト/表/フォーム抽出)、通話やメディアは Amazon Transcribe(必要に応じて話者分離)、自由文からの構造抽出は Amazon Comprehend(エンティティ・キーフレーズ・PII)を使います。検証は AWS Glue Data Quality の DQDL ルールや Lambda カスタム検証、メトリクスは CloudWatch で監視します。大規模変換は SageMaker Processing/Data Wrangler、ストリーミング取り込みは Kinesis、バッチは Glue ジョブ。最後に Bedrock API が期待する JSON ペイロード(システムプロンプト・メッセージ配列・パラメータ)へ整形します。低品質な入力は Bedrock 自体で言い換え/要約して整える前処理も有効です。

入力使うもの目的
スキャン文書/PDFAmazon Textractレイアウト/表/フォーム抽出
音声/通話Amazon Transcribe音声→テキスト
自由文の構造抽出Amazon Comprehendエンティティ/PII/キーフレーズ
品質ゲートGlue Data Qualityインジェスト前の検証
注意

ひっかけ: 「PDF の文字起こしに Transcribe を使う」は誤りです。Transcribe は音声用で、文書/画像は Textract。サービスのモダリティ(音声 vs 文書)を取り違えないこと。

Glue Data Quality・Textract・Transcribe・Comprehend のデータ前処理図。
品質検証+モダリティ別変換

1.2.2この節のまとめ

  • 品質ゲート=Glue Data Quality/文書=Textract/音声=Transcribe/抽出=Comprehend
  • FM 入力はJSON 構造化して渡す(低品質入力は Bedrock で整える前処理も可)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. コールセンターの通話音声を RAG のソースにしたい。FM に渡す前段で音声をテキスト化するのに最適なサービスは?

Q2. 取り込むデータセットに欠損や異常値が混じっており、FM へ渡す前に品質ルールで検証・ブロックしたい。何を使う?

Q3. 大量のスキャン PDF 請求書から表とフォーム項目を抽出し、構造化テキストとして FM に渡したい。最適なサービスは?

理解度を確認第1章「基盤モデルの統合・データ管理・コンプライアンス」の問題を解く