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第2章 · データ保護とガバナンス(Microsoft 365・Copilot)·v1.1.0·更新 2026/6/11·読了目安 約16分

変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AB-900 第2章を新規作成(ドメイン2「データ保護とガバナンス」: Purview=情報保護/秘密度ラベル・DLP・インサイダーリスク・コミュニケーションコンプライアンス・DSPM for AI・データライフサイクル管理/分類、Copilot データセキュリティ=既存権限の範囲内/Microsoft Graph グラウンディング/権限・Purview・Defender の重ね合わせ/責任ある AI、リスク特定と過剰共有=コンプライアンスマネージャー/データ・アクティビティエクスプローラー/DLP アラート/eDiscovery コンテンツ検索/データアクセスガバナンスレポート/SharePoint Advanced Management 制限付きサイトアクセス)

2.1Microsoft Purview によるデータ保護

この節の要点

Microsoft Purview の主要機能(情報保護と秘密度ラベル、データ損失防止 DLP、インサイダー リスク管理、コミュニケーション コンプライアンス、AI 向け DSPM、データ ライフサイクル管理)と、データ分類・保持の考え方を理解します。

Microsoft Purview は、組織のデータを発見・分類・保護・統制(ガバナンス)するためのソリューション群です。Copilot はユーザーがアクセスできるデータを横断して回答を生成するため、「機微データが適切に分類・保護されているか」が Copilot 利用の安全性に直結します。AB-900 では Purview の各機能の目的を結べることが重要です。

2.1.1Purview の主要機能

  • 情報保護(Information Protection)/ 秘密度ラベル:データを「社外秘」「機密」等に分類し、暗号化やアクセス制限・透かしを適用する。
  • データ損失防止(DLP):クレジットカード番号などの機微情報の意図しない共有・送信を検出・ブロックする。
  • インサイダー リスク管理:内部ユーザーによる情報持ち出しや不正の兆候を検知する。
  • コミュニケーション コンプライアンス:チャット/メールの不適切な表現や規則違反を検出する。
  • DSPM for AI(AI 向けデータ セキュリティ態勢管理):Copilot や AI アプリが扱う機微データのリスクと利用を可視化・管理する。
  • データ ライフサイクル管理 / 保持:データを保持(retention)または期限到来で削除し、過剰な保持や早すぎる削除を防ぐ。

2.1.2データ分類

保護の出発点は データ分類 です。学習可能な分類子機微情報の種類(クレジットカード・マイナンバー等のパターン)でデータを自動的に識別し、秘密度ラベルや DLP・保持の適用対象を決めます。分類が正確であるほど、Copilot が扱うデータの保護も的確になります。

やりたいことPurview 機能要点
機微データを分類し保護情報保護 / 秘密度ラベル暗号化・アクセス制限・透かし
機微情報の漏えいを防止DLP共有/送信を検出・ブロック
内部不正の兆候を検知インサイダー リスク管理持ち出し/不正の検知
不適切なやり取りを検出コミュニケーション コンプライアンスチャット/メールの違反検出
Copilot/AI のデータリスク可視化DSPM for AI機微データの利用とリスク
保持/削除の管理データ ライフサイクル管理保持ラベル/ポリシー
注意

混同に注意:
秘密度ラベル(分類して保護を適用)保持ラベル(保持/削除を制御)は別物。
DLP(外部への漏えい防止)インサイダー リスク管理(内部ユーザーの行動の検知)
DSPM for AI(Copilot/AI のデータリスク可視化)は AI 特有の態勢管理。

試験ポイント

要件 → Purview 機能」が頻出。例:「文書を機密に分類し暗号化」=秘密度ラベル、「クレカ番号の外部送信を止める」=DLP、「退職予定者の大量ダウンロードを検知」=インサイダー リスク管理、「Teams の不適切発言を検出」=コミュニケーション コンプライアンス、「Copilot が触る機微データのリスクを把握」=DSPM for AI、「メールを一定期間保持して削除」=データ ライフサイクル管理/保持。

Microsoft Purview の3つの役割(分類・保護・ガバナンス)と代表機能を並べた図。
Purview:分類・保護・ガバナンス

2.1.3この節のまとめ

  • Purview=データの発見・分類・保護・統制。Copilot 安全利用の前提
  • 情報保護/秘密度ラベル・DLP・インサイダーリスク・コミュニケーションコンプライアンス・DSPM for AI・データライフサイクル管理(保持)
  • データ分類(機微情報の種類/学習可能な分類子)が保護の出発点

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. クレジットカード番号などの機微情報が意図せず外部に共有・送信されるのを検出してブロックする Purview の機能はどれですか?

Q2. ドキュメントを「機密」などに分類し、暗号化やアクセス制限・透かしを適用するのはどれですか?

Q3. Copilot や AI アプリが扱う機微データのリスクと利用を可視化・管理する Purview の機能はどれですか?

Q4. 退職予定の従業員による大量ダウンロードなど、内部ユーザーによる情報持ち出しの兆候を検知するのはどれですか?

Q5. データを一定期間保持し、期限到来で削除することで過剰保持や早すぎる削除を防ぐのはどれですか?

Q6. Teams チャットやメールの不適切な表現や規則違反を検出する Purview の機能はどれですか?

理解度を確認第2章「データ保護とガバナンス(Microsoft 365・Copilot)」の問題を解く