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第2章 · データ保護とガバナンス(Microsoft 365・Copilot)·v1.1.0·更新 2026/6/11·読了目安 約14分

変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AB-900 第2章を新規作成(ドメイン2「データ保護とガバナンス」: Purview=情報保護/秘密度ラベル・DLP・インサイダーリスク・コミュニケーションコンプライアンス・DSPM for AI・データライフサイクル管理/分類、Copilot データセキュリティ=既存権限の範囲内/Microsoft Graph グラウンディング/権限・Purview・Defender の重ね合わせ/責任ある AI、リスク特定と過剰共有=コンプライアンスマネージャー/データ・アクティビティエクスプローラー/DLP アラート/eDiscovery コンテンツ検索/データアクセスガバナンスレポート/SharePoint Advanced Management 制限付きサイトアクセス)

2.2Copilot のデータセキュリティ

この節の要点

Microsoft 365 Copilot がどのようにデータへアクセスするか、Microsoft Graph が応答にどう影響するか、Copilot が Microsoft 365・Purview・Defender の権限やコントロールでどうリスクから保護されるか、そして責任ある AI の原則を理解します。

Microsoft 365 Copilot の安全性を理解する鍵は「Copilot はユーザーが既にアクセスできるデータの範囲内でしか動作しない」という原則です。Copilot が新たにアクセス権を作るわけではなく、既存の権限を継承します。だからこそ、不適切な共有(過剰共有)や誤った権限があると、Copilot を通じてそれが顕在化します。

2.2.1Microsoft Graph と応答

Copilot は Microsoft Graph を通じて、メール・ファイル・チャット・予定など組織内のコンテキストにアクセスし、ユーザーの権限を尊重した上で関連情報を取り込んで応答を生成します(グラウンディング)。Graph があるからこそ Copilot は「自分の組織のデータに即した」回答ができます。アクセス権の範囲が応答の範囲を決めるため、権限設計と分類が応答品質と安全性の両方を左右します。

2.2.2権限・Purview・Defender による保護と責任ある AI

Copilot のリスクは、重なり合うコントロールで抑えます。
Microsoft 365 の権限(アクセスできないデータは Copilot も使えない)、
Microsoft Purview(秘密度ラベル・DLP・DSPM for AI で機微データを分類・保護・可視化)、
Microsoft Defender(脅威検知・XDR)。さらに Microsoft の 責任ある AI 原則(公平性・信頼性と安全性・プライバシーとセキュリティ・包括性・透明性・説明責任)に沿って、ハルシネーションや有害な出力などのリスクにも配慮します。

注意

混同に注意:
①Copilot は新たなアクセス権を作らない——既存の権限を継承するだけ。だから過剰共有が Copilot で表面化する。
Microsoft Graphは応答のグラウンディングに使われるが、ユーザーの権限を超えない
③保護は単一機能でなく権限+Purview+Defender の重ね合わせ

試験ポイント

Copilot のデータ挙動 → 正しい説明」が頻出。例:「Copilot は誰でも全社データを見られる?」=×(ユーザーの権限の範囲内)、「過剰共有があるとどうなる?」=Copilot を通じて露出しうる、「Copilot が自社データに即して答えられる理由は?」=Microsoft Graph によるグラウンディング、「機微データのリスクを可視化するには?」=Purview DSPM for AI。

Microsoft 365 Copilot がプロンプトを Microsoft Graph で根拠付けし、ユーザーが既にアクセスできるデータのみを参照、既存の権限・Purview・Defender・責任あるAIが適用される流れの図。
Copilot は既存の権限と保護を尊重

2.2.3この節のまとめ

  • Copilot はユーザーの既存アクセス権の範囲内でのみ動作。過剰共有は Copilot で表面化
  • Microsoft Graph が組織コンテキストでグラウンディング(権限を超えない)
  • 保護=Microsoft 365 権限+Purview(ラベル/DLP/DSPM for AI)+Defender。責任ある AI に準拠

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Microsoft 365 Copilot のデータアクセスについて正しい説明はどれですか?

Q2. Copilot が自社の組織データに即した応答を生成できるのは、何を通じてコンテキストにアクセスするからですか?

Q3. 組織に過剰共有(広すぎる共有)があると Copilot にどのような影響がありますか?

Q4. Copilot のリスクを抑える「重なり合うコントロール」に含まれないものはどれですか?

Q5. Copilot を含む AI の利用にあたり、公平性・透明性・説明責任などの観点を示す枠組みはどれですか?

Q6. Copilot が扱う機微データのリスクを可視化して管理するために最も適した Purview の機能はどれですか?

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