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第1章 · Microsoft 365 サービスのコア機能とオブジェクト·v1.2.0·更新 2026/8/1·読了目安 約15分

変更要約: ミニクイズ q3/q4 の「畑違いの誤答」を是正=AB-900 の公式出題範囲に一語も無い NSG/TDE/VPN を誤答から外し、同じ領域の実在機能(配布グループへのライセンス割り当て・PIM でのロール一括割り当て・条件付きアクセス・秘密度ラベル)へ差し替えた。範囲外の語は「知らない=違う」で即座に消去でき、設問を読まずに正解できてしまうため。 / 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AB-900 第1章を新規作成(ドメイン1「M365 コア機能とオブジェクト」: コアオブジェクト=ライセンス/管理センター(M365/Exchange/SharePoint/Teams)/オブジェクトと役割、セキュリティ原則=ゼロトラスト3原則/認証・認可/脅威防御/Defender XDR、コアセキュリティ機能=Entra/条件付きアクセス/SSO/サインイン トラブルシュート/Identity Secure Score/監査ログ/PIM/アプリ登録・エンタープライズ アプリ)

1.3Microsoft 365 のコアセキュリティ機能

この節の要点

Microsoft Entra の機能、条件付きアクセスと SSO、ユーザーとグループの使い分け、サインインの問題(MFA・条件付きアクセス・リスクのあるサインイン)のトラブルシュート、Identity Secure Score、監査ログ、特権 ID 管理(PIM)、アプリ登録とエンタープライズ アプリを理解します。

Microsoft 365 の ID 基盤が Microsoft Entra ID です。ユーザー・グループ・アプリ・デバイスの ID とアクセスを一元管理し、サインインの制御やセキュリティ態勢の評価を提供します。

1.3.1条件付きアクセスと SSO

条件付きアクセス は、サインインのシグナル(ユーザー・場所・デバイス・リスク)に応じて「MFA を要求」「ブロック」「準拠デバイスを要求」などの制御を適用するポリシーです。シングルサインオン(SSO) は、一度の認証で複数のアプリにアクセスできる仕組みで、利便性とセキュリティ(パスワードの使い回し削減・一元的な制御)を両立します。ユーザーとグループは、個人向けの設定か多数への一括適用かで使い分けます(一般にグループ単位の付与が推奨)。

1.3.2サインインの問題と Identity Secure Score

サインインの問題は、サインインログ で原因を切り分けます。MFA条件付きアクセスリスクのあるサインイン(Entra ID Protection)のどれでブロック/要求されたかを確認します。Identity Secure Score は、Entra ID のセキュリティ態勢を数値とおすすめの改善策で示す指標で、MFA の展開や危険な設定の是正などを優先順位付けできます。監査ログはユーザー/管理者の操作を記録し、調査と証跡に使います。

1.3.3PIM とアプリの ID

特権 ID 管理(PIM) は、強力な管理者ロールを常時割り当てず、必要なときだけ時間制限つきで昇格(JIT)させ、承認・MFA・監査を伴わせる仕組みです。アプリも ID を持ち、アプリ登録(アプリの定義=設計図)と、テナントにインスタンス化された エンタープライズ アプリケーション(サービスプリンシパル) を区別します。これらはアプリへのアクセス許可(同意)管理の基礎になります。

目的機能要点
条件に応じたアクセス制御条件付きアクセスMFA 要求/ブロック/準拠デバイス
一度の認証で複数アプリSSO利便性+一元制御
態勢の数値評価Identity Secure Score改善策の優先順位付け
操作の記録監査ログ調査・証跡
特権の最小化PIMJIT 昇格・承認・MFA・監査
アプリの IDアプリ登録 / エンタープライズ アプリ定義(設計図)と実体(SP)
注意

混同に注意:
条件付きアクセス(条件→制御)SSO(一度の認証で複数アプリ)
Identity Secure Score(態勢の数値評価)監査ログ(操作の記録)
PIM(特権の JIT 昇格)
アプリ登録(設計図)エンタープライズ アプリ=サービスプリンシパル(実体)

試験ポイント

要件 → 機能」が頻出。例:「特定条件で MFA を要求」=条件付きアクセス、「一度の認証で複数アプリ」=SSO、「セキュリティ態勢を数値で確認し改善」=Identity Secure Score、「管理者の操作を後から確認」=監査ログ、「管理者ロールを常時持たせない」=PIM、「サインインがなぜブロックされたか調べる」=サインインログ(MFA/条件付きアクセス/リスク)。

サインインのシグナル(ユーザー・デバイス・場所・リスク)を条件付きアクセスのポリシーで評価し、許可/MFA要求/ブロックを判定する流れの図。
条件付きアクセスの判定

1.3.4この節のまとめ

  • Entra ID=ID 基盤。条件付きアクセス(条件→制御)+SSO(一度の認証で複数アプリ)
  • サインイン問題はサインインログで切り分け(MFA/条件付きアクセス/リスク)。Identity Secure Score で態勢評価、監査ログで記録
  • PIM で特権を JIT 昇格。アプリ登録(設計図)とエンタープライズ アプリ(実体)を区別

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 一度の認証で複数のアプリにアクセスできるようにし、パスワードの使い回しを減らす仕組みはどれですか?

Q2. サインインのシグナル(場所・デバイス・リスク)に応じて MFA 要求やブロックを適用するのはどれですか?

Q3. Microsoft Entra ID のセキュリティ態勢を数値とおすすめの改善策で示す指標はどれですか?

Q4. 強力な管理者ロールを常時割り当てず、必要なときだけ時間制限つきで昇格させる仕組みはどれですか?

Q5. ユーザーや管理者の操作を後から確認し、調査や証跡に使うのはどれですか?

Q6. アプリ登録とエンタープライズ アプリケーションの関係として正しいものはどれですか?

理解度を確認第1章「Microsoft 365 サービスのコア機能とオブジェクト」の問題を解く

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