変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AB-900 第1章を新規作成(ドメイン1「M365 コア機能とオブジェクト」: コアオブジェクト=ライセンス/管理センター(M365/Exchange/SharePoint/Teams)/オブジェクトと役割、セキュリティ原則=ゼロトラスト3原則/認証・認可/脅威防御/Defender XDR、コアセキュリティ機能=Entra/条件付きアクセス/SSO/サインイン トラブルシュート/Identity Secure Score/監査ログ/PIM/アプリ登録・エンタープライズ アプリ)
1.2Microsoft 365 のセキュリティ原則
ゼロトラストの基本原則、認可(authorization)と認証(authentication)方式、脅威防御と脅威インテリジェンス、そして Microsoft Defender XDR の機能と役割を、Microsoft 365 のセキュリティの土台として理解します。
Copilot やエージェントはユーザーがアクセスできるデータに基づいて動作するため、Microsoft 365 のセキュリティ(誰が・何に・どうアクセスするか)の理解が前提になります。中心となる考え方が ゼロトラスト です。
1.2.1ゼロトラストの3原則
- 明示的に検証する:常にユーザー・デバイス・場所・リスク等のシグナルで認証/認可する。
- 最小特権:必要最小限の権限のみ付与し、Just-In-Time/Just-Enough-Access を使う。
- 侵害を前提とする:被害を最小化するよう分割し、監視・検知・対応を継続する。
1.2.2認証と認可
認証(authentication) は「誰か」を確認する仕組みで、パスワードに加えて 多要素認証(MFA) や パスワードレス(Windows Hello・FIDO2・Authenticator)などの認証方式があります。認可(authorization) は「何ができるか」を決める仕組みで、ロールや権限で表します。この2つは別物で、AB-900 では「認証=本人確認」「認可=権限」を取り違えないことが問われます。
1.2.3脅威防御と Microsoft Defender XDR
脅威防御と脅威インテリジェンスは、既知/未知の攻撃を検知・防御し、最新の攻撃情報を活用する仕組みです。Microsoft 365 では Microsoft Defender XDR が中心で、メール(Defender for Office 365)・ID(Defender for Identity)・エンドポイント(Defender for Endpoint)・クラウドアプリ(Defender for Cloud Apps)など複数の領域のシグナルを統合(XDR=Extended Detection and Response)して、インシデントを横断的に検知・調査・対応します。Copilot のリスク対策にも Defender が関与します。
混同に注意:
①認証(誰か=MFA/パスワードレス)と認可(何ができるか=ロール/権限)。
②ゼロトラストの明示的検証・最小特権・侵害前提の3原則。
③Defender XDRは複数領域のシグナルを統合する統合インシデント対応で、単一製品のアンチウイルスではない。
「概念 → 用語」が頼出。例:「本人確認の強化」=MFA/パスワードレス、「権限の決定」=認可、「常に検証・最小特権・侵害前提」=ゼロトラスト、「複数領域のシグナルを統合して検知・対応」=Defender XDR。
1.2.4この節のまとめ
- ゼロトラスト=明示的に検証・最小特権・侵害を前提とする
- 認証(本人確認:MFA/パスワードレス)と認可(権限)は別物
- Defender XDR=メール/ID/エンドポイント/クラウドアプリのシグナルを統合した検知・対応
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. ゼロトラストの3つの基本原則として正しい組み合わせはどれですか?
Q2. メール・ID・エンドポイント・クラウドアプリなど複数領域のシグナルを統合して検知・調査・対応する Microsoft 365 の仕組みはどれですか?
Q3. 「誰か」を確認する仕組みと「何ができるか」を決める仕組みの正しい対応はどれですか?
Q4. パスワード漏洩だけでは突破されにくくするために、追加の要素を要求する認証方式はどれですか?
Q5. ゼロトラストの「最小特権」を表す実践として最も適切なものはどれですか?
Q6. 最新の攻撃情報を活用して既知/未知の脅威を検知・防御する仕組みを何と呼びますか?

