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第4章 · セキュリティとコンプライアンス·v2.0.0·更新 2026/6/5·読了目安 約9分

変更要約: SOA-C02 第4章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

4.1IAM とアクセス管理(運用視点)

この節の要点

IAM のアイデンティティベース/リソースベースポリシー、評価ロジック(明示的拒否が最優先・既定は拒否)、ロールと一時認証情報、最小権限の運用を理解します。SOA-C02 の「セキュリティとコンプライアンス」の出発点です。

運用では「誰が何にアクセスできるか」を正しく管理し、トラブル時に評価ロジックを理解していることが重要です。IAM のポリシー種別と評価順を押さえましょう。

4.1.1ポリシーと評価ロジック

アイデンティティベース(ユーザー/ロールにアタッチ・「この ID は何ができるか」)、リソースベース(リソース=S3 バケット等に付与・「誰がこのリソースを使えるか」)、評価(明示的拒否が最優先・なければ許可があれば許可・既定は拒否)の関係を示した図。
IAM ポリシーの評価
  • アイデンティティベース:ユーザー/グループ/ロールにアタッチ。リソースベース:S3 バケットポリシー等、リソース側に付与。
  • 評価ロジック明示的な拒否(Deny)が最優先。拒否がなく許可があれば許可。既定は暗黙の拒否
  • ロール+一時認証情報:EC2/Lambda にロールを付与し、キーを埋め込まない。
試験ポイント

「明示的拒否が最優先」「既定は拒否」「アクセスできない時はまず Deny と境界(SCP/権限境界)を疑う」「クロスアカウントアクセス=リソースベースポリシー+ロール」 は SOA で頻出です。

運用でのトラブルシュートは「評価順を辿る」のが基本です。アクセス可否は
①明示的 Deny があれば即拒否
②組織の SCP で許可されているか、
権限境界(Permissions Boundary) の上限内か、
④アイデンティティ/リソースのいずれかに Allow があるか——のすべてを満たして初めて許可され、どこにも Allow が無ければ 暗黙の拒否 です。「許可したのに使えない」ときは、まず Deny・SCP・権限境界・VPC エンドポイントポリシーセッションポリシー を疑います。誰がどの権限を持つかの検証には IAM Policy SimulatorAccess Analyzer(外部公開の検出)、未使用権限の特定には アクセスアドバイザー(最終アクセス情報) が使えます。EC2/Lambda には長期キーを置かずロール(一時認証情報) を付与し、クロスアカウントは相手のリソースベースポリシー+ロールの AssumeRole で行います。条件キー(aws:SourceIpaws:MultiFactorAuthPresent 等)で粒度の細かい制御もできます。

症状/目的確認・手段
許可したのにアクセス不可明示的 Deny / SCP / 権限境界を確認
権限の検証Policy Simulator / Access Analyzer
クロスアカウントアクセスリソースベース+AssumeRole
未使用権限の削減アクセスアドバイザー

シナリオ:開発者が S3 にアクセスできると思ったのに 403。 ロールには Allow がある——そこで SCP権限境界を確認すると、組織 SCP がそのリージョン/サービスを制限していた。あるいはバケットのリソースベースポリシーに明示的 Deny があるケースも。Policy Simulator で評価を再現し、原因(Deny/境界)を特定して是正します。

補足

Q. 許可があるのにアクセス不可。 明示的 Deny か SCP/権限境界を疑う。Q. 既定の挙動は? 暗黙の拒否。Q. クロスアカウントは? リソースベース+AssumeRole。Q. 権限を検証したい。 Policy Simulator / Access Analyzer。Q. キーは埋め込む? いいえ、ロールで一時認証情報。

注意

混同に注意:
明示的 Deny は他のすべての Allow に勝つ
②許可が無い=暗黙の拒否(明示 Deny は不要)。
③SCP/権限境界は「上限」であり権限を付与しない(許可は別途必要)。
④長期アクセスキーの埋め込みは厳禁——ロールを使う。

補足

Organizations の SCP や権限境界は「上限」を定めます。アイデンティティに許可があっても、SCP/境界で許可されていなければアクセスできません。

4.1.2この節のまとめ

  • 明示的拒否が最優先・既定は拒否、上限はSCP/権限境界
  • クロスアカウントはリソースベース+ロール

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. あるユーザーにアクセス許可があるのにアクセスできない。最初に疑うべきものはどれですか?

Q2. S3 バケット側に付与してアクセスを制御するポリシーの種類はどれですか?

Q3. IAM で許可も拒否も明示されていない操作はどう扱われますか?

理解度を確認第4章「セキュリティとコンプライアンス」の問題を解く

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