変更要約: SC-300 第5章を新規作成(ドメイン4: エンタイトルメント管理(カタログ/アクセスパッケージ/ポリシー/My Access/connected organizations/ToU/外部ライフサイクル)、アクセスレビュー(対象/レビュー担当/自動適用/特権ロールレビュー)、PIM(eligible/active/アクティブ化/Entra ロール/Azure リソース/PIM for Groups/設定/監査履歴/break-glass)、監視(サインイン/監査/プロビジョニングログ/診断設定 Log Analytics・ストレージ・Event Hubs/KQL/workbooks/Identity Secure Score))。
5.4ID アクティビティの監視
サインイン/監査/プロビジョニングログの分析、診断設定(Log Analytics・ストレージ・Event Hubs への送信)、KQL クエリ、ブックと レポート、Identity Secure Score による posture 改善を理解します。
ガバナンスは「監視と可視化」で完結します。アクセス管理者は、ID のログを分析し、長期保管・相関し、posture を継続改善する仕組みを設計します。
5.4.1ログの種類と診断設定
Entra の主要ログは 3 種類です=サインインログ(誰がいつどこからサインインしたか・CA の結果)、監査ログ(ディレクトリの変更:ロール付与・ポリシー編集など)、プロビジョニングログ(SaaS への自動プロビジョニングの結果)。既定では保持が短いため、診断設定 で Log Analytics ワークスペース(KQL で分析)・ストレージアカウント(長期保管/コンプライアンス)・Azure Event Hubs(SIEM/サードパーティへストリーム)へ送ります。「ログを長期保持し相関分析」したい要件は診断設定+Log Analytics です。
5.4.2KQL・ブック・Identity Secure Score
Log Analytics に送ったログは KQL(Kusto Query Language) で柔軟に検索/集計します。ブック(workbooks) は、サインインの傾向や CA の影響などを可視化するダッシュボードです。さらに Identity Secure Score は、ID 構成のベストプラクティスに対する達成度を点数化し、改善アクション(MFA 拡大・レガシー認証ブロック等)を優先順位付けします。「ID の posture を測って継続改善」したい要件は Identity Secure Score です(インフラの Secure Score とは別)。
決め手:「ディレクトリ変更(ロール付与等)の記録」=監査ログ。「サインイン状況/CA 結果」=サインインログ。「ログを長期保持/SIEM へ」=診断設定(Log Analytics/ストレージ/Event Hubs)。「KQL で分析」=Log Analytics。「ID posture の点数化/改善優先」=Identity Secure Score。
混同に注意:
①Identity Secure Score(ID posture)と Defender for Cloud の Secure Score(インフラ posture)を取り違えない。
②Entra のログは既定保持が短い=長期は診断設定で外部へ。
③サインインログ(認証イベント)と監査ログ(管理変更)は用途が違う。
5.4.3この節のまとめ
- ログ3種=サインイン/監査/プロビジョニング。診断設定で Log Analytics(KQL)/ストレージ(長期)/Event Hubs(SIEM)へ
- KQL とブックで分析/可視化。Identity Secure Score で ID posture を点数化し改善を優先
- Identity Secure Score(ID)とDefender for Cloud の Secure Score(インフラ)は別物
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. Entra のサインイン/監査ログを長期保持し、KQL で相関分析できるようにしたい。最適なのはどれですか?
Q2. ロールの付与やポリシーの編集など、ディレクトリへの変更を追跡したい。どのログを見ますか?
Q3. Entra のログを SIEM(サードパーティ)へリアルタイムにストリームしたい。診断設定の宛先として最適なのはどれですか?
Q4. ID 構成のベストプラクティスに対する達成度を点数化し、改善アクションを優先順位付けしたい。最適なのはどれですか?
Q5. Identity Secure Score と Defender for Cloud の Secure Score の違いとして正しいのはどれですか?

